RFP RFP(Request for Proposal)は「提案依頼書」のこと。SIerやシステムベンダーなどの外部企業に業務委託するにあたり、要件をまとめたもの。RFPでシステムの導入目的・内容などを明確に提示することで、要望をすり合わせるのが狙い。基本的には以下の要件で構成される。
ROAS 広告関連の指標。「広告費用対効果」のこと。使った広告費用によって得たビジネス上のリターン(売上)を測る指標。ROI が全体の利益ベースで計測するのに対し、ROASは売上ベースで効果を計測する。売上効率を示すので、数値は高いほうが良い。ROAS=広告から発生した売上÷広告費×100(%)例:1000 万円の広告費を使い、そこから 2 億円の売上があがった=ROAS は 2000%
SSL 「SSL」(Secure Sockets Layer)は、Webサイトを閲覧するときの通信を暗号化するための仕組み(プロトコル)。ユーザー側ブラウザのリクエストに応じて証明書を使い通信を暗号化することで、第三者によるデータ改ざんやなりすまし、盗聴を防止できる。2014年よりGoogleは、SSLで保護されているサイトは検索ランキングを上位に表示するようにしている。
TLS 「TLS」(Transport Layer Security)は、Webサイトを閲覧するときの通信を暗号化するための仕組み(プロトコル)。SSL(Secure Sockets Layer)の上位版(SSL バージョン3.1)として開発された。
UU UUとは、アクセス解析指標の1つ。ある一定期間中に Web サイトを訪れたユーザーの人数を示す指標。何人の人がサイトを訪れているのか、重複しないユーザー数を計測する。厳密にいうと、UUは実在する人物を表すものではなく、UB(ユニークブラウザ)と同義であるとされる。
Webアプリケーション Webアプリケーションは、一般にオンラインで作動するアプリケーションを指す。従来のコンピュータで作動するアプリケーションは、ローカルストレージに保存されているソフトウェアを起動していたが、インターネットが一般化したことでソフトウェアの機能がネット経由で提供可能になり、アプリケーションがローカルに保存されていなくても動作可能となった。
アーンドメディア 「トリプルメディア」の 1 つ。ユーザーの「信用・評判・共感」を得るためのメディア。一般ユーザーのソーシャルメディア上の書き込み、ネット掲示板など、ユーザーが情報発信の主役になる。一般的に企業がメッセージをコントロールすることはできない。
インタラクティブ広告 ユーザーに能動的なアクションを起こさせたり、双方向のやりとりをしたりしてコミュニケーションする、インタラクティブ性の高い広告のこと。広告上でアンケートやクイズに答える、ゲームをプレイするなど。クリックなどの具体的なアクションに限らず、心を動かすと広告と捉えられることもあり幅広い。
インバウンド 顧客が情報を探し求める一連の情報行動において、情報を有益なコンテンツとして提供して企業を見つけてもらい、見込顧客をひきつけようとするマーケティングの考え方。広告やセールスメールなどの外向きの施策(アウトバウンド)に対して、顧客をひきつける施策(インバウンド)と称される。その手法は、企業のオウンドメディア・ソーシャルメディア・ホワイトペーパーなどさまざま。
インフィード広告 広告の種類。ネイティブ広告の 1 種。コンテンツが時系列に表示されるタイムライン型のサイトに掲載されるネイティブ広告。身近なタイムライン型のサービスとしては、Twitter や Facebook、スマートフォン版 Yahoo! JAPAN などが挙げられる。
インフルエンサー 「世間に与える影響力が大きい人物」のこと。一般にはSNSの有名人、タレント、知識人が当てはまる。日本では、同じ語源の「インフルエンザ」という病名がよく知られている。この単語と同じく「強い感染力で影響を拡げる」という意味から、影響力のある人物を指す用語として「インフルエンサー」という呼称が2010年代ごろより広まった。ちなみにアイドルグループ乃木坂46の楽曲「インフルエンサー」は2017年に発表されている。
オムニチャネル 主に小売業で使われる言葉。実店舗とインターネット通販、PC とモバイルなど、オフラインとオンラインを問わず、あらゆるチャネルの境界をなくし、消費者に一貫した購買体験を提供しようとする取り組み、あるいはシステムを指す。
カオスマップ 企業やサービスや製品などについて、カテゴリーや関係性でまとめて図にしたもの。具体的には、ロゴマークを一面に配置し、カテゴリーごとに区分することで地図のようにしたものが多い。そのため「業界地図」と呼ばれることもある。特定の業界・サービスに対して作られることが多く、主にデジタルマーケティングの調査成果として公表されることが多い。これにより、業界内におけるおのおのの立ち位置を俯瞰できる。
タグ タグ(tag)は、「荷札、商品札」といった意味の単語。Web領域では「HTML言語における書式・装飾指定」または「SNSの投稿に付与するキーワード」のいずれかを指す。HTML言語における書式・飾り指定HTML言語の記述では「<○○>~</○○>」でテキストや図をはさむことで、書式や装飾を制御できる。この「<○○>~</○○>」がタグと呼ばれる。
ダイマ 「ダイマ」は、ダイレクトマーケティング(Direct Marketing)の略。元々ダイレクトマーケティングは、マスマーケティングの対照的な概念として、「特定の個人・法人に焦点をあて、直接的にコミュニケーションをとりながら、商品を販売する手法」を指していた。店舗を開設し不特定多数に向けて商品を陳列販売するような形ではなく、訪問販売、通販あるいはECなど、より顧客に対面しレスポンスを重視するマーケティングだ。
ビッグワード Googleなどのインターネット検索で、頻繁に検索される単語のこと。一般には“月間1万回以上検索される単語”とされており、「ライフハック」「健康」「仕事」など、抽象的で生活に密着した単語がビッグワードになりやすい。ユーザーニーズにマッチしておりSEOの観点では流入を獲得しやすいが、競合も非常に多いため、一般的にビッグワードで検索上位を目指すのはかなりの困難がともなう。そうした場合、リスティング広告で対応するケースも多い。
ファネル ファネル(funnel)とは、ろうと、じょうごのこと。主にマーケティング領域で使われる用語で、顧客が商品を認知し、購入するまでの心理的なプロセスと顧客のボリュームを図示し、フレームワーク化した図のこと。パーチェス(購買)ファネル、マーケティングファネル、セールスファネルともいう。多くの場合、顧客の購買行動を、「認知」「興味・関心」「比較・検討」「購入」の4段階に分類。ステップが進むごとに顧客のボリュームが減っていくため、逆三角形の形状となる。
ブランディング 企業のブランド戦略を促進させるためのマーケティング活動の総称。ブランドマネジメントともいう。ブランドとは、製品やサービスを指す場合もあるし、企業そのものを指す場合もある。ブランディングの実施は、顧客ロイヤルティの向上、ブランドの永続性、同業他製品/他社との差別化に大きく寄与する。
ブランドリフト ブランディング広告の効果指標のひとつ。ブランディング広告出稿後にアンケート調査を行い、広告に接触したグループと、未接触のグループに分けて比較することで、広告に接触したユーザーについて、どのくらいそのブランドに対して認知、好意形成、購買意欲が「向上(リフト)したか」を測定して算出する。
ペイドメディア 「トリプルメディア」の1つ。インターネット広告などの、お金を払って利用するメディア。バナー広告や検索連動型広告、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌広告など、企業が広告費を支払って情報掲載する従来型のメディア。
ペイドリンク 金銭によって売買されたバックリンク(被リンク)のこと。バックリンクとはSEO用語のひとつで、外部サイトが自サイトに設置したリンクを指す。かつては、バックリンクの数だけで評価されていたため、ペイドリンクによるバックリンクを増やし、検索順位の上昇をもくろむ手法が横行した。現在は、ペイドリンクによってバックリンクを増やすことは、Googleのペナルティの対象となっている。
ペルソナ ユーザー調査から得たデータをもとに作成した仮想のユーザー像。年齢・性別といった大きな属性情報だけでなく、仕事・趣味嗜好・生活スタイルなど具体的に描き、ペルソナを自社のターゲットユーザーとして製品・サービスなどを開発していく。ペルソナを描くことで、関係者間でユーザーをより深く理解できるなどのメリットがある。
メールマーケティング デジタルマーケティングの一種で、目的達成のためにEメール(電子メール)を用いてユーザーとコミュニケーションを行う手法をいう。1990年代後半から一般化した古典的手法であり、2010年代のSNSの普及で相対的に評価を落とした時期があった。しかし、効果検証ツールの登場によって、到達率、開封率、クリック率、コンバージョン率、配信停止率などが即座に数値で確認できるようになったことから、近年は低コストでPDCAを回しやすい手法のひとつとして、一定の評価を得ている。
メディアレップ 媒体が保有する広告枠を仕入れ、広告主や広告代理店に販売する業種のこと。取り扱い広告枠がインターネット上に限定される点が、総合広告代理店との最大の違いである。上記の仲介業を基本として、Web広告の制作から効果測定までを行う会社も多い。
モバイル広告 インターネット広告のひとつ。モバイル端末(携帯、PDA、タブレット、スマートフォン)で表示される媒体に配信される広告をいう。スマートフォンの普及によって市場規模が拡大しており、2018年には日本のモバイル広告費が1兆円を突破した。モバイル広告には、以下のような種類がある。
ライブコマース ライブ配信を活用したECの販売促進手法。動画サービスのライブ配信機能やライブ配信サービスを介して、リアルタイムかつ双方向性を駆使して特定商品の紹介を行うことで、販売数/金額の増加を狙う。ライブコマースの主なプラットフォームの種類には、SNS型、ECモール型、SaaS型、アプリ型がある。
ライブ配信サービス 動画配信サービスのひとつで、ライブ配信を行えるサービスをいう。配信する人をライバーという。ほとんどのサービスがスマートフォンやタブレット端末専用のアプリを介して、動画制作、視聴を行う。なお、ライブ配信とは、インターネットを介してリアルタイムに動画もしくは音声を伝えるもので、インターネット生放送、インターネット生配信、生配信ともいう。多くのライブ配信サービスには投げ銭システムが搭載されており、視聴者は、気に入ったライバーに対して投げ銭(ギフティング)することができる。
リーチ Web広告の効果指標のひとつで、「広告の到達率」を意味する。ある特定の期間にそのWeb広告を閲覧した人数、もしくはユーザー全体に対する割合で表す。なお、フリークエンシーはリーチとは逆で、ユーザーひとりに対して何回広告を表示したのか、その回数を表す。
リードジェネレーション リードは潜在顧客のことで、ある特定の商品、サービスに関心がありそうなユーザーもしくは企業の個人情報を指す。リードジェレーションとは、リードを獲得するための活動全般をいう。主なリードジェネレーションは以下の通りである。
TD SEOにおいて重要とされる要素を指した語。T(Title)はtitleタグ、D(Description)はdescriptionタグ(Webサイト説明文)を意味する。いずれも、metaタグ内に記述するもので、ここに適切な文字量でページ内容と一致した最適な情報を記述することで、Webサイトの検索パフォーマンス(検索順位、クリック率)が大幅に向上するとされている。なお、descriptionタグは、メタディスクリプション、スニペットということもある。
リファラー ブラウザがWebサーバーに送信する情報(アクセスログ)のひとつで、ユーザーがリンクをたどってあるWebページを訪問した際の、リンク元Webページのドメイン、URL、パラメーターのこと。これらの情報を用いて、ユーザーの行動状況を分析、把握することで、SEOやWebサイトの改善、広告戦略策定などに役立てる。「リファラー」の表記が基本だが、「リファラ」と表記するケースもある。
レコメンド Web サイトの行動履歴、購入履歴、会員情報などをもとに興味関心の高い情報を自動的に推奨する手法、システムのこと。Web サイトのランディングページ、バナー広告、メルマガのコンテンツなど、レコメンドの仕組みは多数ある。Amazon で表示される「おすすめの商品」もレコメンドの一種。
レスポンス広告 ダイレクトレスポンス広告のこと。ダイレクト広告も同義。広告を出したメーカーが、代理店、問屋、販売店を経由せず、直接ユーザーからのレスポンス(問い合わせ、申し込み、商品購入)を得るための広告をいう。主に、バナー広告、ダイレクトメール、新聞の折り込みチラシ、テレビ通販などで活用される。
ロイヤリティ 第三者が保持する権利に対して金銭を支払うこと。権利使用料。一般的には、特許権、著作権、商標権の使用料として支払うケースが多い。また、フランチャイズビジネスにおけるロイヤリティも、本部が持つ権利(商標、経営ノウハウなど)を使用する対価として支払われるものである。
ロイヤルティ 英語で、忠誠、忠実を意味し、長期の良好な顧客体験に基づいて、ユーザーが特定のブランド、店舗、サービスに対して抱く愛着、信頼を指す。顧客ロイヤルティともいう。ロイヤルティの高いユーザーをロイヤルカスタマーという。
離脱率 Webサイト上のユーザー動向を測るための指標のひとつ。Webページが離脱ページになった割合を算出したもので、【離脱数÷PV】で計算する。Webページごとの離脱率を知ることで、離脱率の高いWebページを可視化、改善し、Webサイト全体の滞在時間の向上につなげることができる。
5G 第5世代移動通信システムを意味する5th Generationの略語で、「ファイブジー」と読む。日本では2020年3月25日からサービスが開始された移動通信規格で、高速・大容量、超低遅延・超高信頼、多数同時接続が特徴。前世代の4Gと比較して、通信速度は20倍、遅延は10分の1、1平方キロメートルにおける同時接続数は10倍に向上している。
AIDMA 代表的な購買行動モデルのひとつ。購買行動とは、消費者が商品・サービスを知ってから購入に至るまでの一連の心理や行動をいう。消費者が広告に接してから購買に至るまでの心理的プロセスを、Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)の5ステップとしており、その頭文字をつなげて、「アイドマ」という。
API 異なるアプリケーションやソフトウェアの間で情報やシステムの一部を連携できる仕組みをいう。アプリケーションAからリクエスト(要求)された機能や情報を、アプリケーションBがレスポンス(提供)するための、共通するプロトコルや接続上の仕様(インターフェース)。APIは「Web API」「OSが提供するAPI」「ランタイムAPI」の3つに大別される。
BYOD 従業員が個人で所有している端末を職場に持ち込み、業務で使用すること。「私的デバイスの活用」と訳される。業務効率化、コスト削減、シャドーBYODの防止、働き方の多様性への対応、従業員満足度(ES)の向上などのメリットが見込める一方、セキュリティリスクの増大、公私の切り替えが曖昧になるなどの労務問題の発生、プライベート侵害の発生などのデメリットも挙げられる。
Flash Web上でアニメーションと音声を組み合わせた動的なコンテンツを再生・実行するための規格、およびそれを制作するためのソフトウェアのこと。Webページに埋め込まれたFlashファイル(.swfファイル)を見るためには、Webブラウザに専用のプラグインソフトをインストールする必要がある。