ベネッセコーポレーションが「Udemy(ユーデミー)」の日本国内10年分の学習データを分析し、学習トピックの変遷や、学習時間と学習スタイルの関係などをまとめたレポートを発表した。
10年で変化した人気学習トピック、生成AIが急成長
個人向け「Udemy」では、サービス開始当初から現在まで、PythonやJavaなどのプログラミング言語やWeb開発スキルが継続して人気を集めている。2019年頃からはAWSなどのクラウドサービスが台頭し始め、2023年以降は生成AIを中心としたAI分野が急成長している。

個人向け 「Udemy」では、16時~17時によく学習し、特に日曜日に学習する人が多い傾向だった。また、月曜日~木曜日の22時~24時の学習も相応に見られた。一方、法人向け 「Udemy Business」 では、休日よりも相対的に平日の11時~12時や15時~17時の業務時間内に学習を行う傾向があり、両サービス共通して、学習タイミングは夕方に集中していた。

また、年間の学習日数が多さで分類すると、両サービスともに平日の6時~9時に学習する人が多かった。

検索急上昇ワードはAI関連が独占、「AIエージェント」が1位に
2025年度前半の検索ワードでは、生成AI関連が上位を独占。「AIエージェント」が1位となった。エンジニアのコーディング支援を担う「Cursor」も注目度が高まっている。
ランキングには入っていないが、AIエージェント領域で重要なオープンプロトコル「MCP」や情報整理支援を行う「NotebookLM」など、特定タスクに特化した対話型の生成AI領域の需要拡大が予想されている。

調査概要
- 【調査対象】日本国内の「Udemy」および「Udemy Business」利用者(個人・法人)
- 【調査方法】「Udemy」日本国内10年分の学習データ分析
- 【調査時期】2015年~2024年
- 【有効回答数】国内200万人以上の利用者データ、法人向け導入企業約2,000社、導入自治体100以上
(※厳密な「有効回答数」ではなく、分析対象となった利用者規模の参考値)
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