レスポンス広告 ダイレクトレスポンス広告のこと。ダイレクト広告も同義。広告を出したメーカーが、代理店、問屋、販売店を経由せず、直接ユーザーからのレスポンス(問い合わせ、申し込み、商品購入)を得るための広告をいう。主に、バナー広告、ダイレクトメール、新聞の折り込みチラシ、テレビ通販などで活用される。
ロイヤリティ 第三者が保持する権利に対して金銭を支払うこと。権利使用料。一般的には、特許権、著作権、商標権の使用料として支払うケースが多い。また、フランチャイズビジネスにおけるロイヤリティも、本部が持つ権利(商標、経営ノウハウなど)を使用する対価として支払われるものである。
ロイヤルティ 英語で、忠誠、忠実を意味し、長期の良好な顧客体験に基づいて、ユーザーが特定のブランド、店舗、サービスに対して抱く愛着、信頼を指す。顧客ロイヤルティともいう。ロイヤルティの高いユーザーをロイヤルカスタマーという。
離脱率 Webサイト上のユーザー動向を測るための指標のひとつ。Webページが離脱ページになった割合を算出したもので、【離脱数÷PV】で計算する。Webページごとの離脱率を知ることで、離脱率の高いWebページを可視化、改善し、Webサイト全体の滞在時間の向上につなげることができる。
5G 第5世代移動通信システムを意味する5th Generationの略語で、「ファイブジー」と読む。日本では2020年3月25日からサービスが開始された移動通信規格で、高速・大容量、超低遅延・超高信頼、多数同時接続が特徴。前世代の4Gと比較して、通信速度は20倍、遅延は10分の1、1平方キロメートルにおける同時接続数は10倍に向上している。
AIDMA 代表的な購買行動モデルのひとつ。購買行動とは、消費者が商品・サービスを知ってから購入に至るまでの一連の心理や行動をいう。消費者が広告に接してから購買に至るまでの心理的プロセスを、Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)の5ステップとしており、その頭文字をつなげて、「アイドマ」という。
API 異なるアプリケーションやソフトウェアの間で情報やシステムの一部を連携できる仕組みをいう。アプリケーションAからリクエスト(要求)された機能や情報を、アプリケーションBがレスポンス(提供)するための、共通するプロトコルや接続上の仕様(インターフェース)。APIは「Web API」「OSが提供するAPI」「ランタイムAPI」の3つに大別される。
BYOD 従業員が個人で所有している端末を職場に持ち込み、業務で使用すること。「私的デバイスの活用」と訳される。業務効率化、コスト削減、シャドーBYODの防止、働き方の多様性への対応、従業員満足度(ES)の向上などのメリットが見込める一方、セキュリティリスクの増大、公私の切り替えが曖昧になるなどの労務問題の発生、プライベート侵害の発生などのデメリットも挙げられる。
Flash Web上でアニメーションと音声を組み合わせた動的なコンテンツを再生・実行するための規格、およびそれを制作するためのソフトウェアのこと。Webページに埋め込まれたFlashファイル(.swfファイル)を見るためには、Webブラウザに専用のプラグインソフトをインストールする必要がある。
GDPR EEA(欧州経済領域:EU加盟国+ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン)を対象にした個人データ(Personal Data)保護を目的とした法規則。EEA域内に所在する組織と取引のある組織すべてを同規則の対象としている。2016年5月24日制定、2018年5月25日から適用開始され、EEA域内で取得した個人データの域外への移転は原則禁止となっている。
LINE LINEヤフー株式会社が開発・運営するメッセージングアプリ型ソーシャルネットワークサービス(SNS)。東日本大震災を契機にNHN Japan(現 LINEヤフー株式会社)傘下のネイバージャパンが開発し、2011年6月23日に「LINE」のサービス名でリリースした。
O2O2O O2O(Online to Offline)施策の進化形。テレビ放送/テレビCM(オンエア)とネットやスマホコンテンツ(オンライン)を連携させて実店舗(オフライン)への誘導を図るマーケティング施策。O2O2O、O to O to Oのほか、Onair2O to O、Air2On2Off、T to O to O、といった略語も使われることがある。近年は、起点のOの部分に、テレビ放送/テレビCMだけでなく屋外広告(OOH)を含めるケースも見られる。
QOL QOL(Quality of Life)とは、人生の質や生活の質を表す言葉。人間一人ひとりの満足感や幸福度などが含まれる。物質的な豊かさだけでなく、心の満足度や社会的なつながりも考慮し、健康で自分らしく、より豊かな生活を送り、幸せな人生を実現することを目指す概念である。
SES IT業界における労働形態のひとつ。主に、システム開発やインフラ構築、保守、運用業務に当たるエンジニアに対して適用するケースが多い。SESで働く労働者(SESエンジニア)は、SES企業に所属し、そこからクライアント企業に準委任契約の形で派遣されて、SES企業の指揮の下、契約で設定された特定の業務を遂行する。
SIer システムインテグレーションを行う企業をシステムインテグレーターといい、いずれもSIと略される。SIerは、SIに-erをつけた和製英語で、システム開発に関するいっさいを請け負う企業をいう。システムベンダー、ITベンダーという場合もある。
OGSM マーケティングのフレームワークの1つ。プロジェクトを次の枠でとらえることで、軸がブレないようにする。目的(Objective)ゴール(Goal)戦略(Strategy)評価(Measurement)この4項目に「戦術(Tactics)」を加えた OGSTM とする例もある。
LP LPとは、リンクや広告をクリックしてユーザーが最初に着地(ランディング)するページのこと。つまり、広告のリンク先として設定しているページ。キャンペーンページであることが多いが、ユーザーが最初に着地したWebページ全般をLPという場合もある。
Z世代 厳密な定義はないが、おおむね1990年代後半から2010年代前半に出生した世代を指す。前世代の名称がX世代(1965~1970年代に出生した世代)、Y世代(ミレニアル世代ともいう。1980~1990年代に出生した世代)だったため、順番でXの文字があてられた。なお、Z世代の次世代はα世代という。
インフォマーシャル インフォメーションとコマーシャルを掛け合わせた造語で、放送におけるCMの一種。通常のCMよりもはるかに長い尺を使って、商品やサービスに関する情報を消費者に向けて詳しく伝えることで急激に購買意欲を高め、購買につなげることを目的とする。通常のCMの尺が15秒、30秒に対し、インフォマーシャルは60秒、120秒、5分、14分、29分、55分といった長尺で制作される。
オープンソース 著作権の一部を放棄してソースコードの自由な利用と頒布を許可することで、オープンコラボレーションを促進して開発を進めていくソフトウェア開発手法、もしくはOSIが定めるライセンス(オープンソースの定義〔The Open Source Definition/OSD〕)に準拠して開発されたソフトウェアの名称。後者の場合、一般的にOSS(オープンソースソフトウェア)と表記される。
オンデマンド ユーザーからの要求に応じてサービスを提供する方式をいう。この方式を採用する代表的なサービスのひとつがビデオオンデマンド(VOD)であり、Netflix、Amazon Primeなど、代表的な動画配信サービスの多くがこの形式で提供している。他に、オンデマンド交通(デマンド型交通)、オンデマンド出版(プリントオンデマンド/POD)、オンデマンド印刷、オンデマンド授業といったサービスが挙げられる。いずれも、「ユーザーの注文に応じてサービスを提供する」サービスである。
オンプレミス インフラ構築やシステム稼働に必要なサーバーやネットワーク機器、ソフトウェアなどを、管理者が所有する施設内に設置・保有し、運用すること。自社運用と同義。オンプレと略して言われることもある。2006年にAmazonのクラウドコンピューティングサービスであるAWSが登場するまでは、企業のシステム構築・運用はこの方式が一般的であった。
オンライン識別子 識別子(identifier)とは、特定の対象を一意に識別するために使用される文字や記号のこと。識別子が対象の一意性を保証することで、データの効率的な管理・活用が可能になる。そのため、識別子はコンピューターサイエンスだけでなく、あらゆる領域において活用されており、それぞれの領域で多くの識別子が存在している。なお、オンライン識別子といえば、一般的にはIPアドレス、Cookieを指す。
キャッシュレス決済 キャッシュレス決済とは、現金を利用せずに支払を行うこと。政府は、2018年4月に「キャッシュレスビジョン」を公表し、キャッシュレス決済の普及・拡大を目指してきた。経済産業省 商務・サービスグループ キャッシュレス推進室による「キャッシュレス更なる普及促進に向けた方向性」(2022年9月28日)では、「キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度、将来的には世界最高水準の80%を目指す」としており、企業間取引はもちろん、個人の支払においてもキャッシュレス化が進んできている。
マーケティングキャンペーン キャンペーンとは、ある目標を達成するために、戦略的にメディアを活用して行う施策のことである。なかでもマーケティングキャンペーンは、見込み客を獲得したり、ブランドの認知を上げたり等、直接的ではないにしろ収益に貢献するために行われる。
キュレーションメディア キュレーションメディアとは、あるテーマに沿って他のメディアなどの情報を集め、整理して配信しているメディアサイト・アプリのことで、キュレーションは博物館や美術館のキュレーターからきている。ネット上には膨大な情報があるが、キュレーションメディアには、ユーザーにとって興味のある情報を効率的に得られるというメリットがある。一方、デメリットとして、著作権や情報の正確性に問題があるメディアもあるので注意が必要となる。
クエリ クエリは英語でQueryと書き、もともとの意味は「質問(する)」「問い合わせ(る)」である。データベースを利用する場合の「クエリ」とは、データベース管理システム(DBMS)に「抽出」や「更新」といった処理を要求する際の命令文を指す。
グロースハック グロースハックは英語でGrowth Hackと書くが、Growthは成長、Hackはプログラムに取り込むことを意味する。成長し続けることができるよう、あらかじめ製品やサービスにその仕組み(戦略など)を取り込んでおくことを指す。
コンテンツマーケティング コンテンツマーケティングとは、自社で作成したコンテンツによって、顧客とのコミュニケーションをはかり、マーケティング活動を行うことを指す。企業内には、自社サイトやアプリ、SNSやメールマガジンなど、さまざまなコンテンツがある。それらを、新規顧客を獲得するマーケティング活動なのか、リピート購入の促進など既存顧客を離さないためのマーケティング活動なのかによって、さまざまなコンテンツを使い分けることで成果をあげていく。
サイトマップ サイトマップは、Webサイトの構造、ページ構成を視覚化したものを指し、大別すると次の2種類がある。XMLサイトマップHTMLサイトマップXMLサイトマップは、主に検索エンジンに対してサイト構造を示すことで、効率的にクロールし、正しくインデックスされることを目的に作成される。SEO(検索エンジン最適化)に効果的なXML形式のファイルである。
サブスクリプション サブスクリプションを英語で書くとsubscriptionで、定期購読のことである。「サブスク」と略して呼ばれることも多い。製品やサービスを買い取るのではなく、月額や年額など定期的に料金を支払うことで一定期間使用できる方式を指す。
ジオメディア(ジオサービス) ジオメディアは、ジオグラフィックとメディアから由来する用語で、地理的な情報を活用するメディアの総称である。現在では、GPS(Global Positioning System)機能を利用した位置情報サービスを指し、ジオサービスともいう。
JIAA 一般社団法人日本インタラクティブ広告協会の略称。媒体社、広告代理店、調査会社など、インタラクティブ広告(該当項目を参照)ビジネスにかかわる企業が参加する広告業界の団体。同広告市場の健全な発展、信頼性の向上、ガイドライン策定などを行う。
ステルスマーケティング(ステマ) ステルスマーケティング(Stealth marketing)とは、広告であることを消費者に認識させることなく、商品やサービスを宣伝する行為を指す。略して、ステマと呼ぶことが多い。例えば、宣伝だと消費者に知らせずに、インフルエンサーに報酬を払って商品を紹介してもらう行為は、典型的なステマ行為である。
スマホ決済 スマホ決済(スマートフォン決済)とは、現金を使わずに支払を行えるキャッシュレス決済の方法の1つ。政府がキャッシュレス決済の普及・拡大に力を入れており、ポイント獲得などの利用メリットもあり、利用者が増加している。あらかじめ、スマホに決済アプリをインストールし、クレジットカードや電子マネーが利用できるように設定しておくことで利用可能となる。●特徴
ダッシュボード ダッシュボード(Dashboard)はもともと、自動車の運転席前に設置された計器類のパネルを指す用語である。運転者が自動車の状態を一目で把握できるよう、速度計や燃料計などが設置されたものだ。現在、ビジネス上でダッシュボードという場合、ビジネス判断を行う者が一目でビジネスの状態を確認できる管理ツールを指す。
チャーン チャーンは英語でChurn。Churnは日本語で「かき混ぜる」という意味だが、ビジネス用語としては、それまで商品やサービスを購入し続けてくれた顧客が、購入してくれなくなった状態を指す。特に、サブスクリプションサービスにおいて顧客が解約すること、または有料を無料に切り替えることをチャーンと呼ぶことが多い。
ティザー広告 ティザー広告は、商品・サービスのリリース前に情報を小出ししていくことで、興味・関心を盛り上げていく手法のことである。例えば、テレビドラマ「VIVANT」や映画「ゴジラ-1.0」でも、公開前にこの広告手法がとられ、話題となった。
テレワーク テレワークは、情報通信技術を使い、自社オフィス以外の自宅やコワーキングスペース等で働くことをいい、リモートワークとも呼ばれる。政府の「働き方改革」により推進される働き方であり、コロナ禍以降、多くの企業で採用している。テレワークによって、働く場所・働く時間がある程度自由になることで、ライフワークバランスの向上が期待できる。一方、社員の育成や、上司や部下、同僚とのコミュニケーションへの難しさがデメリットとして指摘されている。
トリプルメディア 企業のマーケティング戦略上で重要な 3 つのチャネル「アーンドメディア」「オウンドメディア」「ペイドメディア」を整理した概念。日本では 2010 年にインターネット広告主の団体、Web 広告研究会が「トリプルメディア、トリプルスクリーン戦略を考える時代」を発表したことで急速に広まった。
パンダアップデート パンダアップデートはGoogleの検索アルゴリズムアップデートの1つで、2011年2月から実施され、その後何度かバージョンアップされている。パンダアップデートは、コンテンツの品質を対象に評価して、低品質なコンテンツのランキングを下げ、高品質なコンテンツのランキングを上げることが目的で行われた。
ビジネスチャット ビジネスチャットとは、ビジネス上のコミュニケーションをはかるためのツールで、Slack、Microsoft Teams、Chatworkなどがある。これらのツールは、職場内や取引先とのコミュニケーションを活性化したり、効率化したりすることを目的に利用されている。
ビッグデータ ビッグデータとは英語でBig Dataと書き、従来の典型的なデータベースでは処理しきれないほど膨大で複雑なデータを指す。店舗やECでの取引データやSNSの投稿データなど、多種多様なデータがある。
フェイクニュース フェイクニュースとは、事実とは異なる誤ったニュース、あるいは根拠のない不確かなニュースを指す。フェイクニュースは、多くの人に誤解を生じさせて社会に混乱を招く場合がある。たとえば、コロナ禍においては不確かな情報がSNSなどで拡散され、それを信じる人、信じない人との間で争いが生じた。偽情報によって、健康被害を被った人もいる。
ベネフィット ベネフィットとは、英語のbenefitを元とした用語で、利益や恩恵、利点のことである。マーケティング分野では、顧客が企業の商品・サービスから得られる価値や恩恵を指す。たとえば、同じ洗顔料でも、年代や肌質、どのような状況下で使用するのかなどによって顧客が求めるものは異なる。洗浄力はそれほど高くないものの保湿成分が多く含まれた洗顔料が欲しいのか、とにかく洗浄力の高いものが欲しいのか、その商品から得られるベネフィットは顧客によって異なる。
ペンギンアップデート ペンギンアップデートとは、Google検索アルゴリズムの更新の1つである。検索結果の上位に表示されるよう、キーワードをWebページ内に過剰なまでに入れ込んだり、外部からの低品質なリンクを大量に増やしたりする行為を取り締まるために、2012年から導入されている。これによって、そうしたWebページの検索順位が落ちるようになった。
CMS Web コンテンツの構成要素とサイト上での表示を一元的に管理するためのソフトウエアシステム。テキスト、画像、音声、動画、デザイン要素など多岐にわたる。HTMLやプログラムの知識がなくても、サイトを更新・管理できるメリットがあり、現在の企業サイトは CMS を利用して管理するのが主流となっている。オープンソースのWordPress も CMS の一種。
CTO チーフオフィサー制(CxO制)の役職のひとつ。CEOが策定した経営戦略に基づき、最適な技術戦略を立てて実行する。VPoE(Vice President of Engineering/エンジニアリング部門の責任者)よりも上位の立場にあり、経営陣の一員として技術面からCEOを支える役割を持つ。
ランサムウェア ランサムウェアとは、英語のransom(身代金)とsoftware(ソフトウェア)を合わせた造語である。企業などのシステムに不正アクセスをし、重要ファイルを暗号化。この重要ファイルを復号してほしければ金銭をよこせ、と要求してくるマルウェア(悪意のあるソフトウェア)である。Windowsの脆弱性を利用したマルウェア「WannaCry(ワナクライ)」が2017年に大流行したことで、ランサムウェアの名が広く知られるようになった。