資産3000万円を運用する人の「あるある失敗談」とは? リターンより“リスク重視”の声も【アドバイザーナビ調べ】
資産運用の目的は「老後資金準備」が圧倒的! 投資家49人に資産形成のリアルを聞いてみた。
8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
アドバイザーナビは、「金融資産3,000万円の運用方法」についての調査を実施した。投資家の男女49名に聞いている。
投資先選定で重視するのはリターンよりも「リスク回避」
まず、運用している金融商品を聞くと、「株式」が51.0%で最も多く、ついで「投資信託」が28.6%となった。その他、「外貨建て債券」「ファンドラップ」など、多様な商品があげられた。
投資先を選ぶ時に重視していることとしては、「安定性(リスク)」が46.9%でトップに。ついで「収益性(期待リターン)」が38.8%となり、リターンよりもリスクを抑えることを優先する傾向がうかがえた。
資産運用の目的は「老後資金準備」が約6割
運用の主な目的としては、「老後資金準備」が57.1%で圧倒的に多く、以下「資産拡大」が24.5%、「生活費の補填」が16.3%と続いた。
また、運用時に想定している投資期間は「10年以上」が46.9%で半数近くを占めており、長期的な視点で資産形成に取り組む人が多いことがわかった。
資産運用の失敗は「高値掴み」「損切りできなかった」
運用時に目標にしている利回りを聞くと、「4~6%未満」が36.7%で最も多く、「2~4%未満」が32.7%、「2%未満」が14.3%と続いた。また、過去1年間の実際の運用成績を聞くと、「±5%未満」が42.9%で最多となり、マイナスとなっている人は少数派だった。
最後に、資産運用の失敗談を聞くと、最も多かったのは「高値掴み」と「損切りできず」だった。「高値掴み」とは、人気が出て価格が上がっているときに買い、その後の下落で大きな損失を出すこと。また、「損切りできず」とは、「いつか価格が戻るはず」と期待して保有した結果、さらに損失が拡大することを指す。
調査概要
- 【調査期間】2025年8月18日〜8月19日
- 【調査対象】投資家 49人
- 【調査方法】インターネットによるアンケート調査

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