Web担編集部の3人がそれぞれ選んだ3大ニュースを紹介します。「業界ニュース」「脱力ニュース」「個人ニュース」というざっくりなざっくりな分類で選んでいます。「あーそんなことあったなぁ」という感じで、2025年の振り返りにどうぞ。
編集長 四谷志穂がお届けする2025年の3大ニュース
●業界ニュース
AI・検索・Cookie・SNSコマース
AI・検索
AI OverviewsやAIモードは大きな話題でした。ゼロクリック検索はますます加速しそうです。
https://webtan.impress.co.jp/n/2025/09/09/50037
Cookie
GoogleはサードパーティCookieの代替としてプライバシーサンドボックスの開発を進めていましたが、断念しました。一方で、プライバシー保護の波が弱まるわけもなく、日本含めて海外の法律がどう変化するのかも引き続き注目。
https://webtan.impress.co.jp/n/2025/04/24/49074
SNS
TikTokShopがスタート。プラットフォームのコマース化が目立った1年でした。
https://webtan.impress.co.jp/n/2025/07/01/49638
●脱力系ニュース
キングカズがJ復帰
キングカズこと三浦知良が期限付きでJ3福島ユナイテッドFCへ移籍が決定しました。5年ぶりのJリーグ復帰です。プロ41年目を迎えるレジェンドがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか期待!
●個人的ニュース
車を買った
新車の外車を購入しちゃいました。ディーラーに見に行き、一目ぼれして勢いで。頑張って働くぞー!

四谷
編集部 磯谷智仁が選ぶ2025年の3大ニュース
●業界ニュース
Google「AIモード」の提供開始
2025年の大きなトピックは、Google検索に「AIモード」が新たにリリースされたことです。昨年リリースされたAI Overviewsの要約機能に加えて、対話を通じて複雑な調査や比較を深掘りできるこの機能は検索体験をさらに変えたと感じました。
一方、EU競争法に違反している疑いがあるとして、欧州委員会が調査を開始したことが報じられています。コンテンツ制作者に不利な契約条件の押し付けたり、Googleに優先的なコンテンツアクセス権を付与して競争を歪め、競合するAIモデルを不利な立場に置いているかどうかを検証するそうですが果たしてどうなるのか。
また、ゼロクリック問題の影響もありますが、Webメディアが今後どのような役割や価値を担っていくのかが改めて問われてくると感じました。
関連記事:欧州委員会、グーグル「AIモード」検索を競争法違反で調査開始(Impress Watch)
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2070019.html
●脱力系ニュース
「算数基礎講座」が人気解説記事トップ3を占める
2025年の人気解説記事をまとめたランキングを先日公開しましたが、上位は生成AIやWeb解析、SEO関連の記事ではなく、マーケター向けに算数の計算方法について解説する「算数基礎講座」の連載が1~3位を占めました。Web担だけでなく、ニ次配信先の媒体でも読まれている影響でかなり注目を集めてきたようです。他の連載や特集記事のコンテンツも充実させて、来年のトップ3の流れを変えてみたいです。
関連記事:2025年の人気解説記事トップ30を発表!【年間記事ランキング】(Web担当者Forum)
https://webtan.impress.co.jp/e/2025/12/16/51877
●個人的ニュース
「Crucial」ブランドの終了に衝撃
マイクロン・テクノロジーが12月3日、「Crucial」ブランドによるメモリおよびSSD製品の販売終了を発表しました。理由はAI市場の拡大により、データセンター向けのメモリとストレージの需要急増に対応するためとのこと。Web担でも生成AI関連の話題をよく取り上げていますが、まさかここまで影響が出るとは。信頼性の高い定番ブランドであり、私もよく使っていましたが、Crucialブランドの終了に衝撃を受けました。とはいえ、Micron製品が消えるわけではないので今後の動向も引き続きチェックしたいと思います。
関連記事:Micronが捨てるコンシューマ向けメモリ/SSD事業。Crucialブランドはなぜ潰えるのか?(PC Watch)
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/2069270.html

磯谷
編集部 名久井梨香が選ぶ2025年の3大ニュース
●業界ニュース
AIエージェント元年」と話題に
2025年は「AIエージェント元年」と言われ、あらゆるところでその言葉を目にしました。
生成AIが「問いに対して回答を生成する」ものだったのに対し、AIエージェントは「目標達成のために自律的にタスクを遂行する」存在として期待を集めています。しかし、具体的な業務プロセスにまで落とし込み、活用できているケースはまだごくわずかなのではないでしょうか。
ChatGPTの登場から早数年。AIが「ツール」から「パートナー」へと進化するなか、誰もが当たり前にAIエージェントを使いこなす未来は、すぐそこまで来ているのか。それともまだ高いハードルがあるのか。今後の動向に注目です。
●脱力系ニュース
Web担当者Forumがリニューアル!
Web担当者Forumは、2025年で創刊19周年を迎えました。そして11月18日、サイトを大幅にリニューアルいたしました!
実はこのプロジェクト、2~3年も前から水面下でスタートしていたもの。ようやく公開の日を迎え、編集部一同「やっとここまでたどり着いたか……!」という気持ちです。
公開直後は、予期せぬエラーやバグが重なり、読者の皆さまやスポンサーの方々には多大なるご不便をおかけしてしまいました。この場をお借りして、深くお詫び申し上げます。
新しくなったWeb担は、これまで以上に皆さまの業務に寄り添い、役立つ情報をお届けできる場をめざしていきます。来年2026年は節目となる20周年イヤー。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
●個人的ニュース
育休から明けて、復職したこと!
約1年間の産休・育休を経て、2025年4月に仕事復帰を果たしました。
しかし、仕事と育児の両立に慣れるまで必死な時期に重なるようにして、息子の「離乳食イヤイヤ期」が到来。せっかく作った料理をギャン泣きで拒否され、そこに連日の記録的な猛暑が加わり、心身ともにストレスがもう限界に!
本来ならば、まだ離乳食の時期ではありましたが、あまりに食べないので大人と同じメニューを食べさせてみると、あんなに拒んでいたのが嘘のようにパクパクと食べ始めたのです。発見だったのは、息子の好みが「和食」だったこと。 ご飯にみそ汁、しらす、納豆、めかぶ、茶わん蒸し、それに冷凍のサバの味噌煮や、さんまやいわしの缶詰も大好物。よかれと思って、5倍粥や離乳食向けのうどんやパスタ、パンケーキなどいろいろな物を食べさせようとしていましたが、息子には必要なかったようです。
「とにかくご飯を炊いて、みそ汁さえ作ればいい」。 我が家の最適解を見つけられたことで、食事作りの負担は劇的に軽くなりました。
秋になり、ようやく涼しさが訪れた頃には、自分なりのペースがつかめてきた実感があります。2025年を乗り越えた自信を糧に、2026年もがんばるぞ!

名久井