日本マーケティング協会の「マーケティング検定3級」、累計受験者数が3万人突破

組織の共通言語としてマーケティングが浸透、CBT方式とリスキリング需要が後押し

小島昇(Web担編集部)

7:01

公益社団法人日本マーケティング協会(JMA)は3月10日、実施する「マーケティング検定3級」の累計受験者数が3万人を突破したと発表した。マーケティングの基本的な考え方や代表的なフレームワークを体系的に学び、理解度を客観的に確認できる資格で、学生から社会人、企業研修まで活用されている。マーケティングが一部の専門職からすべてのビジネスパーソンに不可欠な「社会の基盤知」になったことを示す重要な節目だとJMAは指摘している。

マーケティング検定の各級の位置づけ

検定が活用される理由の1点目は「客観的なスキルの証明と可視化」で、合格は新卒採用の優遇や大学の単位認定、企業の昇進・昇格要件に採用されている。2点目はコンピュータを利用する「CBT方式による利便性」で、全国各地でいつでも受験できる仕組みが受験者急増を後押しした。3点目は「リスキリング支援」で、営業・企画・管理部門など非マーケティング職の活用も想定し、異動直後から共通の思考プロセスで業務に取り組めるとしている。

背景には、デジタル化や顧客価値の多様化が進むビジネス環境の構造的な課題がある。マーケティングの理解が担当者によって異なりコミュニケーションにズレが生じる「言葉の理解のバラバラさ」や、体系的な理論に基づかない属人的な意思決定への依存が現場にあり、同検定はこうした課題を解決する「組織の共通言語」として位置づけられる。JMAは今後も教材の整備や企業・教育機関と連携し、マーケティング基礎力の社会的インフラ化を目指す。

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