2027年卒大学生のUターン・地元就職、希望が4年ぶりに増加【マイナビ調べ】

高校生までの地元企業との接点が地元就職に影響。

冨岡晶(Web担編集部)

6:30

マイナビは、「2027年卒大学生のUターン・地元就職」に関する調査結果を発表した。2027年卒業予定の全国の大学生、大学院生2800人から回答を得ている。

地元就職検討の条件は「給料がよい就職先」が最多

まず2027年3月卒業予定の大学生・大学院生に「地元(Uターン含む)就職を希望するか」を聞くと、「はい」は58.7%で、前年比2.3pt増と4年ぶりに増加した。

地元外に進学している学生を3タイプに分類すると、「顕在層(現時点で地元就職を希望)」49.3%(対前年4.3pt増)、「潜在層(将来的に地元就職を希望)」6.4%(対前年0.1pt増)、「非志向層(現時点、将来ともに考えていない)」44.3%(対前年4.3pt減)で地元志向がやや増加している。

地元(Uターン含む)就職希望割合
Uターン就職顕在層・潜在層・非志向層の割合

「顕在層(現時点で地元就職を希望)」に絞ると、「(自分の意思で)両親や祖父母の近くで生活したいから」47.2%が最多で、以下「地元の風土が好きだから」39.4%、「実家から通えて経済的に楽だから/地元(Uターン先)での生活に慣れているから」33.8%が続く。

地元(Uターン含む)就職を希望する理由

そこで、顕在層・潜在層・非志向層それぞれに「高校生までの間に地元企業について知る機会があったか」を聞くと、「顕在層」58.4%、「非志向層」53.4%と比べ、「潜在層」71.7が特に多かった。「具体的な機会・内容」では、「学校の授業や進路指導で地元企業の話を聞いたことがある」が最多ながら、潜在層では「家族や知り合いの勤務先企業の話を聞いたことがある」44.0%が特に多かった。

高校生までの間に地元企業について知る機会について
高校生までの間に地元企業について知った具体的な機会

さらに「地元就職に対する考え方に、高校生までの地元企業との接点が影響するか」を聞くと、地元進学者全体では46.5%が「影響すると思う(とても影響すると思う+やや影響すると思う)」と回答。特に「潜在層(将来的に地元就職を希望)」では50.1%と半数以上が「影響する」と考えていた。

地元就職に対して、高校生までの地元企業との接点の影響について

一方で地元就職を希望しない学生に「実現すれば地元就職するかもしれないと思うこと」を聞くと、「給料がよい就職先が多くできる」42.9%、「働きたいと思うような企業が多くできる」40.3%が上位で、地元としての愛着より就労条件に帰着する回答が多かった。

実現すれば地元就職するかもしれないと思うこと

調査概要

  • 【調査対象】2027年3月卒業見込みの全国大学生、大学院生
  • 【調査方法】Web入力フォームによる回収
  • 【調査時期】2026年3月20日~4月5日
  • 【有効回答数】2800人(文系男子447人 文系女子1,137人 理系男子592人 理系女子624人)
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