東京商工リサーチは、2025年「全国社長の出身大学」調査を実施した。本調査は2010年に開始し、今回が15回目となる。
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2025年の社長の出身大学、15年連続の1位は「日本大学」

2025年の社長の出身大学ランキングは、「日本大学」が1万9,587人で15年連続の1位となった。2位は「慶應義塾大学」で1万819人、3位は「早稲田大学」で1万625人と続いている。1万人を超えているのは上位3校のみとなり、「明治大学」「中央大学」「法政大学」が追いかけた。なお、国公立大学では、「東京大学」が4,700人で7年連続10位にランクインした。
年代別に見ると、40歳未満の“若手社長”では「慶應義塾大学」がトップに。2位は「早稲田大学」と続き、「日本大学」は3位につけた。なお、社長の年齢が若いほど「慶應義塾大学」出身者が多く、「日本大学」は高齢層の社長に多いという傾向が見られた。


都道府県別では、東日本の21都道県のうち、13都県で「日本大学」が1位を獲得。北海道、秋田、新潟、岐阜、三重では地元の国立大学が、岩手、宮城、愛知では地元の私立大学がそれぞれトップを守った。
一方、西日本の26府県では、前年に続き日本大学が1位の県はゼロ。西日本ではすべての府県で、県内または同じ地域の大学が1位となっており、近畿では「近畿大学」、九州では「福岡大学」が存在感を示す結果となった。
調査概要
- 【調査概要】東京商工リサーチの企業データベース(約440万社)から、代表者データ(個人企業を含む)で公開された出身大学を抽出、集計した。同一人物が複数の企業で社長を務める場合、売上高の上位1社を集計対象とした。出身大学が校名変更、統合した場合、存続大学で集計した。