企業スマホサイトの「使いやすさ」ランキング、2年連続の1位は「J:COM」【トライベック調べ】

AI時代の企業サイトは「コンテンツの質」も重要に? スマートフォンサイトのユーザビリティを調査。

今井扶美(Web担編集部)

6:15

トライベックは、「スマートフォンサイトユーザビリティランキング2026<企業サイト編>」を発表した。

<企業サイト(PC)編>で対象とした150社のうち、BtoC事業を展開する50社を対象に、全7業界の企業サイトにおけるユーザビリティ(使いやすさ)を100点満点で評価している。

「三井住友海上」「キリン」が新たにトップ10入り

スマートフォンサイトユーザビリティランキング2026<企業サイト編> TOP10
  1. J:COM |97.76点
  2. ソフトバンク |92.66点
  3. 松井証券 |92.63点
  4. 明治 |91.67点
  5. UQコミュニケーションズ |90.00点
  6. 三越伊勢丹ホールディングス |89.53点
  7. 損保ジャパン |89.12点
  8. 三井住友海上 |89.00点
  9. 三菱自動車 |88.63点
  10. キリン |87.16点

調査によると、ユーザビリティランキングの平均スコアは81.65点で、前年より0.23ポイント上昇した。1位は「J:COM(97.76点)」で、昨年に続きPCサイトランキングとあわせてトップを獲得。「ソフトバンク(92.66点)」や「UQコミュニケーションズ(90.00点)」など、情報通信業の企業が多く上位に入った。また、「三井住友海上(89.00点)」は昨年11位→8位、「キリン(87.16点)」は昨年12位→10位と順位を上げた。

同社では、上位のサイトに共通する取り組みとして、次の2点を挙げている。

  • スマートフォンならではの閲覧環境への適応
    表示速度の向上やレイアウトの統一に加え、スマートフォンの画面でも直感的に内容を理解でき、目的の情報にスムーズにたどり着けるようなサイトを提供。
  • AI時代の情報収集に対応したコンテンツ発信
    AIの普及を受け、企業サイト内で独自性・専門性・信頼性の高いコンテンツを発信しているかが新たな評価ポイントに。上位サイトでは、その企業ならではの価値を届ける工夫が見られた。

調査概要

  • 【調査期間】2025年8月下旬~2025年11月上旬
  • 【調査対象】「情報通信」、「自動車・自動二輪」、「銀行・クレジットカード」、「証券・保険」、「商社・流通・小売」、「食品・飲料・生活用品」、「鉄道・運輸」の7業界、50サイト。
  • 【調査方法】トライベック・ブランド戦略研究所のユーザビリティ診断プログラムを用いて、「A.アクセス性」、「B.サイト全体の明快性」、「C.ナビゲーションの使いやすさ」、「D.コンテンツの適切性」、「E.ヘルプ・安全性」の5つを評価軸におき診断を実施。

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