Contentsquare Japanは、「2026年デジタルエクスペリエンス・ベンチマーク」のレポートを公開した。990億を超えるセッションと5000億のページビュー、2200万件のカスタマーサービスを通じた会話を分析し、AIが購買行動に与える影響などをまとめている。
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AI経由のトラフィックが前年比632%増、CV率は55%増
まず、トラフィック構成をチャネル別に見ると、2025年第4四半期は「AI経由」の流入が前年比632%増と急伸した。全体に占める割合は0.2%にとどまったものの、拡大基調にあることがうかがえる。
一方で、「オーガニック検索経由」のトラフィックは1.7ポイント減少した。同社では、「AIによる概要(AI Overview)」などのAI要約が普及し、検索結果のみで完結する“ゼロクリック検索”が浸透していることが背景にあるとしている。
チャネル別のコンバージョン率の推移を見ると、他のチャネルがほぼ横ばいか微減となる中、「AI経由」のトラフィックは前年比55%増の1.3%に上昇。AI経由のユーザーにおける購買意欲の高さが明らかになった。
また、全業界におけるページビュー、スクロール率、サイト滞在時間の変化を見ると、特に「サイト滞在時間」の短縮が目立った。全体では7.4ポイントの減少となり、ユーザーがサイトに関心を向け、判断するまでの時間が短くなっていることがうかがえる。
さらに、訪問中のユーザーの感情(センチメント)を把握することの重要性も示された。ネガティブなインタラクションでは問い合わせの解決率が28%にとどまったのに対し、ポジティブなインタラクションでは67%まで上昇した。
調査概要
- 【調査方法】世界中の6500のウェブサイトから収集された、990億を超えるセッションと5000億のページビューに加え、2200万件に及ぶカスタマーサービスを通じた会話を分析し、2024年と2025年の第4四半期(10月〜12月)のインサイトを比較。
- 【備考】コンバージョンのベンチマークでは、コンバージョンのデータを収集するサイト(製造、小売、通信、旅行・ホスピタリティ)のみが含まれる。集計にあたっては匿名性を確保する厳格な集計方法を採用。
