データサイエンティスト協会は、全国の大学生・大学院生600人を対象に、「データサイエンティスト」に関する調査を実施した。
大学生のデータサイエンティストの認知度は約6割で横ばい
まず、「データサイエンティスト」という職種の認知度を聞くと、2025年は59%となった。内訳は「確かに知っている」が12%、「なんとなく知っている」が22%、「名前を聞いたことはある」が25%となっており、ここ3年ほどは60%程度と横ばいが続いている。
データサイエンティストに興味があるかを聞くと、「興味がある・どちらかといえば興味がある」の割合は、2025年は27%だった。2023年は27%、2024年は28%で、こちらも横ばいとなった。
データサイエンティストへの就職意向、理系がやや減少傾向
続いて、データサイエンティストへの就職意向について聞くと、「就職してみたい・どちらかといえば就職してみたい」と回答した割合は24%で、直近ではやや低下傾向となった。
文理別に就職意向を見ると、理系は2023年の33%から2025年には26%まで低下した。これまで意欲の高かった理系・修士課程学生などで減少が続いている。一方、文系は2023年の21%、2024年の24%、2025年の23%と、微増傾向が見られた。
データサイエンティストに就職してみたい理由では、理系・文系ともに「おもしろそうだから」が最多となった。理系では「自分の能力・専門を活かせそうだから」が32%と高く、「先輩が活躍しているから」も24%で、文系を大きく上回った。
具体的な業務内容、「改善策の提案」までは周知されず?
データサイエンティストの業務内容として知っているものを聞くと、「データを収集・整理し、分析できる形に整える」が40%で最多となった。次いで「分析の目的を設定し、どのような手法でアプローチするのかを計画する」が35%、「ビジネス上の課題をデータで解決する方法を提案する」が33%と続いている。
一方、「分析結果に基づき、具体的な改善案や次のアクションを提案する」は15%にとどまり、改善策の提案まで含めた業務理解には余地があることがうかがえた。
また、大学入学以降に自身で学んだ分野について聞くと、「統計学」は33%でほぼ横ばいとなった一方、「データサイエンス基礎」は2023年の24%、2024年の26%、2025年の29%と上昇していた。「データ解析」や「プログラミング」などは大きな変化は見られなかった。
調査概要
- 【調査期間】2025年12月4日~12月9日
- 【調査対象】日本国内の大学生・大学院生
- 【有効回答数】600人(男性300人、女性300人)
- 【調査方法】インターネット調査
