オンラインデザインプラットフォーム「Canva(キャンバ)」を展開する豪州Canvaは、2026年のデザイントレンドを12月11日公開した。日本法人のCanva Japanが本社の発表文の日本語訳を12月17日公表した。デザインと検索行動の分析、Canvaのデザイナー専門委員会の知見と、米国、ブラジルの1000人のクリエイターを対象にした調査に基づいて10項目のトレンドを導き出した。
2026年は「デザインされた不完全」の年と予測した。10項目のトレンドは、リアリティーワープ▽プロンプトパーク▽エクスプロアコア▽テクスチャチェック▽メモアプリシック▽オプトアウトエラ▽ドラマクラブ▽レトロウェーブ▽ZINEガイスト▽ブロックパーティ--。AI(人工知能)、文化、コミュニティが世界中で視覚表現をどう再構築しているかが反映されているという。
クリエイターの多くがAIを利用して自己表現するようになる中、Canvaは、2026年は「不完全さがデザインに反映される年」と予想。AIと人間の想像力やクリエイティビティの継ぎ目ない融合がさらに重要になる、としている。調査対象の80%のクリエイターは、AIの拒否ではなくAIを自らの力で活用するとし「2026年こそクリエイティブコントロールを取り戻す年」と回答した。