博報堂DYグループでデジタルマーケティング事業のHakuhodo DY ONEは、静止画広告のPSDファイル(Photoshop編集データ形式)から動画広告を自動生成する新サービスの提供を開始したと3月12日に発表した。アドビの画像生成AIプラットフォーム「Adobe Firefly Services」の「Adobe Photoshop API(レイヤーレンダリング機能)」を活用してPSDファイルのレイヤー構造を生かす。同社事例で従来比約84%の工数削減効果を確認した。
PSDファイルをアップロードしてアニメーションパターンを選択するだけで動画を自動生成するので、動画編集ソフトによる作業が不要になる。デザイナーやモーションデザイナーの専門リソースに頼らず、低コストで豊富なバリエーションの動画を制作してABテストやクリエイティブ検証を効率的にできる。商品画像やロゴなどのブランド素材はPSDのレイヤー構造を活用して忠実にアニメーション化するので、ブランドイメージを損なわずに動画化できる。
従来の動画生成AIを使って静止画から動画を生成しようとすると、背景など目立つ必要のない要素しか動かすことができず、コピーやロゴといった広告の主要な訴求ポイントを効果的に演出できない課題があった。これまで動画制作には専門スキルと多くの工数が必要で、十分なバリエーションを用意しにくい状況もあった。同社はこうした課題を解決するため新サービスを提供した。今後はBGMの自動付与などの機能拡張を予定している。
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