ひとりで頑張るSEO担当者さんの悩みに答える本連載。今回の質問は「小さな商圏の小売店で、SEO目的のブログ更新の効果は?」です。
この回答は「無理に投稿しても効果は期待できません。お客さまの声をネット上に出しましょう」です。
に対する回答は
「無理に投稿しても効果は期待できません。お客さまの声をネット上に出しましょう」です
最低月1回はSEO目的のブログを投稿⁉
今回の質問は「小さな商圏の小売店で、SEO目的のブログ更新の効果は?」というもので、ペンネーム「neko」さんが寄せてくださいました。ありがとうございます。外部のウェブコンサルから「最低月1回はSEO目的のブログ投稿」や「最低週1回はGoogleビジネスプロフィールの投稿更新」のようなノルマを課されているが、効果に疑問がある、というのが質問内容です。
nekoさんの疑問は2点あり、ひとつは休業案内や入荷情報のほかにはネタがなく無理にひねり出した投稿に効果があるとは思えないこと、そしてもうひとつは、自然検索からの流入の9割が商圏外からで来店につながらず無意味ではないか、というものです。
小売店をブログ記事で選ぶお客さまはそういない
優れたブログ記事によってウェブ集客に成功し、遠方からの来店につなげているような小売店の事例はたしかにありますが、極めて少数の特殊な例にすぎません。個性のある商品と、独自の感性とそれを表現する文才を持った特別な人だけに可能な集客方法で、誰もが参考にできるものではありません。
そもそも、ごく普通のお客さまが小売店を選ぶ基準は、立地、価格、品揃え、接客、そしてそれらについての他のお客さまからの評判であって、ブログではありませんよね。それならばブログよりも店舗集客の一般原則にしたがって「既存のお客さまに選ばれている理由」を、ネットを使ってアピールするほうが得策です。
選んでくださるお客さまの声をネット上に出す
どんな商売でも、新しいお客さまを連れてきてくれる最も効果的な経路は「既存のお客さまの推薦」です。ネットをうまく使うなら、その既存のお客さまの推薦を他のお客さまから見えるようにすることです。ごく簡単にいえば、次の2つのアイデアが中心となるはずです。
SNS投稿でお客さまの知人に届ける ─ LineやX、FacebookやInstagramなど、既存のお客さまが普段からお使いのSNSを通じてお店を話題にしてもらえれば、そのお客さまの友人や知人に届きます。
Googleマップ投稿で検索者に届ける ─ Googleマップにクチコミを投稿してもらえれば、それが好意的で詳細なものなら、その地域でお店を探している人のマップ検索でヒットしやすくなります。
これらのクチコミ投稿は、一部の観光地や飲食店は別ですが、普通の小売店などではただ待っていてもなかなか増えません。お客さまに投稿するきっかけを用意してあげる必要があります。最も単純なきっかけは「お店からお願いすること」です。口頭での声かけもいいですし、掲示物でお願いするのもいいでしょう。撮影コーナーを準備しておくのもひとつの方策です。
まとめ
Googleは、地域メディアやブログ、SNSやGoogleマップなど、Googleから見えるさまざまな評判情報を取得して、検索結果やAIによる概要を作っています。それらのGoogleから見える場所に、実際のお客さまからの評判を増やしていくことが現在のSEOです。無理にブログを書くよりこちらがおすすめです。
そしてクチコミの広がりは、Googleを経由することなく新しいお客さまを連れてきてくれます。クチコミを広げてもらうための取り組みは、検索エンジンやSEOがなかったとしてもやることですから、どう転んでもプラスになります。注力するならこの方向がよいでしょう。
こうしたクチコミやその他の方法を使った評判構築については、僕の近著『AIで集客する仕組み ~クリックされない時代に選ばれるAI検索のセオリー~』(技術評論社:刊)でもかなり詳しく解説しています。ご興味があればぜひご参考になさってください。
P.S.
本コーナーでは、読者の質問にお答えしています。誰にも聞けずに困っていること、現場で感じるふとした疑問など、どしどし質問をお寄せください。

ひとりSEO担当者の疑問や悩みを募集しています。応募したい方は以下からお願いします。
疑問・悩みを応募する- この記事のキーワード
