Metaが開発・運営する、写真・動画共有ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)。
2000年代後半ごろ、ケビン・シストロムとマイク・クリーガーによるチームによって、位置情報共有機能を軸に写真機能などを付加したアプリ(Burbn)として開発されていたが、写真の撮影、加工、共有に絞ったソーシャルアプリに方針転換して、新たにInstagramとして開発された。この展開は、ビジネスにおける有名なピボット(事業転換)例としてもよく知られている。2010年10月6日にApp Storeにてリリースされた。
ポラロイドを模した正方形の画角、多彩なエフェクト機能、共有機能が若年層にフィットし、時代を代表するWebサービスのひとつとして、急速に登録ユーザー数を増やした。
2011年1月にハッシュタグが導入され、同年9月にバージョン2.0に更新、アイコンも現在のデザインに刷新された。2012年4月にFacebook(現Meta)に10億ドルで買収され、以降、Facebookとの連携を強化している。
日本語アカウントは2014年2月に開設された。2019年3月時点で国内MAUが3,300万を突破し、以降も拡大を続けている。この膨大なMAUを背景に、国内有数の広告プラットフォームとしても大きな存在感を誇り、多彩な広告メニューを提供している。
現在は、写真・動画の加工、投稿、共有を軸に、さまざまな機能、サービスを展開している。主なものに、ストーリーズ、インスタライブ配信、Instagram動画、リール(ショート動画)、ショッピング、メッセンジャー、一斉配信チャンネル、がある。
2023年7月にMetaからリリースされたテキストベースの会話アプリThreadsは、Instagramをベースにしている。