ボストン コンサルティング グループは、「2025年度メディア消費者行動調査」を実施した。日本全国の15〜69歳男女3,717人を対象に、メディア視聴時間やAI利用状況などについて聞いている。
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メディア総視聴時間は4.1時間に減少、テレビ離れが進む?
まず、1日あたりのメディア総視聴時間を見ると、2025年は4.1時間となり、2023年・2024年の4.4時間から減少した。内訳を見ると、テレビは2022年の1.9時間から1.5時間まで減少。一方で、SVOD(定額制動画配信サービス)は0.7時間、AVOD(広告型動画配信サービス)は1.1時間、SNSは0.8時間でほぼ横ばいとなっている。
SVODを利用する理由を聞くと、「好きな時間に見られる」が45%で最も多く、次いで「コンテンツが豊富」「倍速・スキップ再生ができる」が20%で同率となった。AVODでも「好きな時間に見られる」が48%で最多となり、「隙間時間に利用できる」が22%、「倍速・スキップ再生ができる」が19%と続いた。自由な視聴タイミングや倍速再生によって、効率的にメディアを利用したいニーズがうかがえる。
ドラマ・ニュースの視聴者が減少、本や新聞では「紙媒体」が根強い人気
ジャンル別の視聴割合を見ると、2024年から2025年にかけて、ドラマは53%から45%へ8ポイント減、ニュースは42%から35%へ7ポイント減と大きく低下した。リアルタイム視聴が主流だったコンテンツでは、視聴先がテレビからSVODなどへ移っただけでなく、視聴者数そのものも減少したことがうかがえる。また、スポーツ分野では27%から25%へ2ポイント減となり、視聴経路がテレビからSVOD・AVODへ移行する傾向が顕著だった。
続いて、AIの利用率を見ると、全体では48%と約半数にのぼった。年代別では10代が70%で最も高く、20代が62%、30代が51%と、若年層を中心に利用が広がっている。
AIの利用目的では、「情報検索・調べものに使う」が39%で最多に。次いで「翻訳・要約・文章作成などの補助作業に使う」が21%、「会話・相談など対話的に使う」が10%と続いている。なお、AIを利用する消費者では、テレビの視聴時間が短い傾向が見られた。
最後に、コンテンツ取得時の利用デバイスを見ると、いずれの領域でも「スマートフォン」が中心となった。一方で、新聞では82%、本・雑誌では77%が「紙媒体」を好むと答えており、用途に応じた使い分けが進んでいることがうかがえた。
調査概要
- 【調査期間】2025年12月15日〜22日
- 【調査対象】日本全国の15〜69歳の男女
- 【有効回答数】3,717人
- 【調査方法】インターネット調査
