スマホ利用シーンに潜む脅威、生成AI・QRコードが急上昇【日本スマートフォンセキュリティ協会調べ】

「スミッシング」「ビッシング」などの聞き慣れない概念にも留意を。

冨岡晶(Web担編集部)

6:30

日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)は、「スマートフォン利用シーンに潜む脅威Top10 2026」を発表した。選定委員が脅威候補24項目を作成し、JSSEC会員企業の参加者と意見交換を実施。参加者による投票・サイバーセキュリティシンポジウム道後2026のJSSEC出展ブースでの投票を行い選定した。前回は2023年。

大きく脅威ランキングが入れ替わり

2026年のランキングでは、「生成AIによるフェイク動画・音声~さまざまな脅威への悪用~」が前年の3位からさらに上昇し、今回1位となった。AIの進化により利便性が増す反面、フェイク動画・音声の説得力が大きく上がり「家族や勤務先になりすまして急いで送金させる」「本人確認(KYC)を突破しようとする」といった脅威も同時に高度化した。

また近年増加している「フィッシングメール・偽メール」もランクアップ。近年はだまし方が変わり、二要素認証を使っていても被害につながるケース、資産に直結するサービスが狙われるケースが多発しているという。

そして3位に「QRコードを用いた詐欺(クイッシング)」が新登場。チラシや店頭掲示、宅配物の案内、駐車場の精算機などに偽装QRコードを掲載したり上書きしたりすることで、詐欺に悪用される機会も増えているようだ。

スマートフォン利用シーンに潜む脅威 TOP10

その他トップ10には「ロマンス詐欺・投資詐欺・リクルーティング詐欺(SNSを使った詐欺)」「ビッシング(電話を用いた詐欺)」「生体情報の窃取・悪用」が新規にランクイン。ランク外となっていた「正規マーケットからのマルウェア感染」が返り咲いている。なお前回1位の「スミッシング(SMSを利用したフィッシング)」は6位だった。

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