米国Amazonは、世界のストア全体で顧客、販売事業者、ブランドを守る取り組みを包括的にまとめたレポート「Trustworthy Shopping Experience Report」を4月22日公開した。Amazonは①AIの積極的な活用による問題の未然防止②高度な技術とツールの導入によるリスクの事前予測③官民の協力を通じた悪質業者への責任追及④顧客の保護と啓発の強化--の4つの重要戦略を推進している。
Amazonは2021年以降毎年、模倣品から顧客、ブランドオーナー、販売事業者様を保護する取り組みのレポート「Brand Protection Report」を発行してきた。しかし小売り業界の複雑化や国境を越えた犯罪ネットワークの活動など状況が変化。一方、AIの進化で脅威が顧客に届く前に検知可能になっている。こうした背景から今回、初めてTrustworthy Shopping Experience Reportを公開した。
4つの重要戦略の①は、悪質業者への対応で新規出品者には、Amazonストアでの販売許可の前に厳格な本人確認の完了を義務付け、出品者の活動も継続的にモニタリング。自動化技術とAIが商品詳細ページへの変更試行を毎日数十億件スキャンして不正の兆候を検知している。②は、新しいブランドや商品に対する新たな脅威をカタログに登録される前に検知する早期警告システムを開発した。
この警告システムで2025年に新ブランド商品への悪質業者の攻撃を事前に察知。ブランドオーナーが知的財産権(IP)を共有する8日前に侵害リスクがある出品をブロックした。③は、2020年に発足したAmazonの模倣品犯罪対策チーム(CCU)が14カ国で3万2000件以上の悪質業者に法的措置を講じ、2025年にフェイクレビューや詐欺行為を助長しようとする100以上のウェブサイトを閉鎖に追い込んだ。
