都心集中が加速? 東京圏は初の「総人口の3割超」、23区内でも明暗【グローバル都市不動産研調べ】
都心集中と郊外縮小が鮮明に? 人口増加したのは東京・沖縄のみ。
7月24日 6:00
グローバル・リンク・マネジメントの「グローバル都市不動産研究所」は、2026年5月29日に公表された「令和7年国勢調査 人口速報集計結果」をもとに、全国および東京圏・東京23区の人口動向に関する分析結果を発表した。
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人口集中が止まらない? 東京圏は初の「総人口の3割超」へ
まず、2025年10月1日時点の日本の総人口は1億2,305万人で、2020年の前回調査から2.5%減少した。都道府県別では、東京都が1,424万6,000人で最も多く、全国の11.6%を占めた。以下、神奈川県、大阪府、愛知県と続いている。
2020~2025年に人口が増加したのは、東京都(1.4%)と沖縄県(0.1%)のみで、残る45道府県では減少した。前回調査で人口が増加していた千葉県、神奈川県、埼玉県、福岡県、愛知県、滋賀県の6県も、今回は減少に転じている。人口減少率が最も高かったのは秋田県の8.1%で、以下、青森県が7.9%、岩手県、山形県、高知県が各7.0%と続いた。
東京圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)の人口は3,698万5,557人で、2020年から7万1,381人増加した。総人口に占める割合は30.1%となり、初めて3割を超えている。ただし、増加数は2015~2020年の78万3,491人から大幅に縮小し、10分の1程度にとどまった。
東京圏の市町村別にみると、人口が増加したのは東京都心に近い地域や、利便性の高い一部のエリアに限られ、外縁部では人口減少となった市町村が多くみられた。周辺3県で人口が増加したのは、埼玉県で10市町、千葉県で12市、神奈川県で7市町だった。
東京都内でも、東京23区が2.3%増加したのに対し、多摩地域(島部を除く)では0.4%減少。奥多摩町は12.2%、檜原村は12.1%、多摩市は3.9%減少と人口減少が目立っている。
東京23区の人口は995万3,160人で、2020年から21万9,884人増加した。増加率は2.3%で、23区のうち20区で人口が増えている。区別では、台東区が8.0%で最も高く、中央区が7.5%、江東区が5.5%、墨田区が4.8%、港区が4.7%と続いた。
一方、渋谷区は2.0%、千代田区は0.7%、目黒区は0.6%減少した。特に千代田区と渋谷区は、2020年までは増加率上位に入っていたが、マンション価格や家賃の上昇などを背景に、人口減少へ転じたとみられている。
調査概要
- 【調査内容】総務省統計局「令和7年国勢調査人口速報集計結果」および各年「国勢調査結果」、東京都総務局人口統計課「令和7年国勢調査 人口および世帯数(速報)」を用いて分析。
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