Webのコト、教えてホシイの!

【漫画】なぜ最近のネット広告はウザがられるのか?アドミュージアム東京に行って考えてみた

江戸のタイアップから令和のネット広告まで!広告の歴史を知れば、広告の本質が見えてくる

星井博文

7:05

Webのコト、教えてホシイの!
東京の汐留に 日本で ただひとつの 広告専門 ミュージアムが あるって 知ってますか? ↑Web担編集長・四谷さん 広告って ほとんどの人は 「ウザい」 「じゃま」って 思ってますよね ↑Web担・内藤さん たしかに 表示されると スキップ したくなります ↑このマンガを描いている星井 私たちが 子どもだった 頃って 今ほど 広告が 嫌われて いなかった ように 思うんですよ なぜ 最近の広告が ウザく感じるのか それを考える ヒントが あるはずです! なので 見学に 行きません? 外 暑い ですよ… 無料 ですよ 無料 大好き! 行きましょう!
ようこそ いらっしゃいました アドミュージアム東京 学芸員 敦賀タッカーさん 本日は よろしく お願いします!  今日は 一緒に展示を 見ながら お話しさせて もらいます ちなみに 僕は 広告のこと 全然詳しくない ですけど 楽しめますか? もちろん です! さっそく 入って みましょう! わ~い 楽しみ!
わぁ 広い! 気持ちいい 空間 ですね まずは 江戸時代の 広告から 始まります ええっ 江戸時代に もう広告が あったんですか? はい 当時の 江戸っ子は イキやシャレを好み 露骨な広告は 野暮や無粋として 嫌われました だから 判じ絵や 言葉遊びなど 仕掛けが たくさん 施されているん ですよ 三井財閥の 礎を築いた家祖 である 三井高利は ピーター・ ドラッカーが マーケティングの 発明者として 認めた 人物 なんですが ええっ あの ドラッカーが!
1673年に 江戸で三井越後屋 呉服店を 開業した高利は 顧客視点の マーケティングや 斬新な 販売手法で 大きな利益を 上げたんです 錦絵『駿河町越後屋 店頭美人図』 歌川国貞・画 三井の印が書かれた貸し傘 引き札(チラシ)の大量配布 錦絵の発行 他にも 当時の商売の 知恵としては 歌舞伎の演目や 役者のセリフに 自然な形で 商品名や屋号を 入れ込んで もらう手法は よく行われて いました 『助六由縁江戸桜』 それって 今でいう 企業の タイアップって ことですか? そうですね
たとえば 『助六由縁江戸桜』には 「山川白酒」や 「福山うどん」などが 登場していました 他にも 面白いのが こちらの 双六(すごろく) です 双六 大好き! 双六『江都名物当時流行双六』 五柳亭徳升・作/一雲亭安秀・画 双六の中には 店舗や商品が 描きこまれていて 非売品として 配られました 店舗から 制作費を もらって 作っていたので これも タイアップと 言えるでしょう 敦賀さんっ これなんですか? 面白い絵 なんですけど こちらは 擬人化された 妖怪(病気)と 武士(薬)との 戦いを描いた 作品で 武士の旗には 薬の名前が 書かれています 歌川芳虎『諸病諸薬の戦ひの図』
右側の 「三保丸」 「返魂丹」 「救命丸」 「ウルユス」 などは 薬の名前 妖怪側は 病名です 面白いっ! そして ここからが 明治時代の 広告になります 文明開化に伴って さまざまな 商品が登場し 広告活動も 活発化 していきますよ 今の時代でも 通用しそうな おしゃれなものが 多いですね 知ってますか 「広告」という言葉は 新聞で初めて使われたと 言われているんですよ 新聞の誕生とともに 定着していったんだ
続いて 大正から 昭和前期の 広告です! 大正時代になると 今でも残る 有名企業の 広告も たくさん出てきます この時代から 活発に広告 してるん ですね グリコや 資生堂などの 広告が ありますね 見て ください カルピスの 広告が ありますよ! 森永も 発見! そして ここからが 戦中、戦後の広告に なります この期間は 政府の指導により 自由な広告が 制限された 広告の冬の時代 と言われています
広告が 国威発揚や 戦意高揚など 戦争を推進する プロパガンダの 一端を 担うように なったんですね そして 戦後復興期から 昭和、平成の広告に なってきます ラジオや テレビの 登場により 広告は 大きく 進化しました やっぱり 広告は メディアの進化と 切り離せ ませんね そうですね
80年代は 広告の 黄金期と 呼ばれています わあ 懐かしい テレビCMやポスターが いっぱい! この辺りから 子供の頃に 見たことある 広告も 目立ちますね この時代の 広告は 作品として 印象に残る ものが 多いですね 広告 クリエイターは 憧れの 職業でした 現在は 主力がテレビから ネットへ移行して ターゲティング広告や パーソナライズド広告 運用型広告が 多くなりましたね 表現の面白さより クリック率や コンバージョン率重視で 「心を動かす広告」じゃなく 「買わせる広告」に なっちゃってますよね それでさらに 「広告=うざい」って イメージが 強くなったのかも…
昔の広告は 「楽しませて」 「覚えてもらう」ものが 多く 今は 「効率よく」 「今すぐ」 「反応させる」 広告が多い印象を受けませんか? 昔の広告 「楽しませる」 「記憶に残す」 今の広告 「効率よく」 「成果を出す」 でも 人間の感情や心理 驚き、ユーモア、 共感、感動 その本質は 昔から 変わっていません 現に 世界の広告賞で 評価されている 広告は 社会問題を 解決したり 人を本気で感心させたり 幸せにするものが 多いです 結局のところ 広告とは 感情を揺さぶり 人を動かし 社会を良い方向へ 変えていく 一つの人間文化 なのだと思います 今日は 見学に来て 良かったです それでは最後 読者に一言 お願いします
広告って 本当は 人の心を動かす アイデアの塊 なんです 入館料も無料ですし 近くに来たら 気軽にのぞいて みてください 懐かしいCMや 面白い仕掛けに きっとワクワク できますよ! 今日は ありがとう ございました!  また 来てくださいね 面白かった ですね いつも邪魔だと 思っている ネット広告も 必死な努力の 結果なんですね なんだか 見る目が 変わりました じゃあ もう広告 スキップ しませんね それは 無理っ!

次回は9月25日(金)公開予定

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