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2026年にコンテンツマーケで成果を出せる担当者とダメな担当者の違いとは?【SEOまとめ】

ブログ(コンテンツマーケ)の効果が過去12年で最低のレベルに落ちている……しかし、それでも成果を出している組織はある。成果を出しているところと出していないところの違いは何か? 1042人調査の結果から考える超独自スゴ内容記事を紹介する。

鈴木 謙一[執筆]

7:05

ブログ(コンテンツマーケ)の効果が過去12年で最低のレベルに落ちている……しかし、それでも成果を出している組織はある。成果を出しているところと出していないところの違いは何か? 1042人調査の結果から考える超独自スゴ内容記事を紹介する。

久しぶりのこのコーナー更新だけあって、良記事がたっぷりだ。ピックアップの記事は必見だし、「AI検索で伸びる更新パターン」「老舗にありがち“言われてみれば当たり前”なミス」「ゼロクリック前後でマーケ戦略がどう変わったか比較表」「これからのSEO専門家に必須のスキル」などなどなどなど、すべて熟読してほしい。

  • 2026年にコンテンツマーケで成果を出せる担当者とダメな担当者の違いとは?
  • AI検索に引用される最大のコツは「新規作成」ではなく「過去記事のリライト」
  • 創業30年の老舗ECが、なぜAI検索で新興競合に負けていたのか?
  • ゼロクリック時代を攻め抜く「新旧マーケティング比較表」
  • AI検索時代に効く! Google Discover攻略の基本と4つの必須対策
  • SEOの専門家に求められる、AI時代を生き抜く3つの必須スキル
  • 画像SEOの新常識――検索の起点は「文字」から「カメラ」へ
  • 【事例で学ぶ】2026年8月Googleスパムアップデートの教訓と対策。AI大量生成や薄型アフィリが壊滅した理由
  • 「短期テストで成功したから安全」は危険、プログラマティックSEOに潜むリスク
  • Search ConsoleのAIパフォーマンスレポートが全サイトにリリース
  • Google、プログラマティックSEOに再び警鐘。低品質ページの大量生成がサイト全体の評価に影響
  • 2026年Google検索ランキング要因調査——関連性・被リンク・コンテンツの質がトップ3

今週のピックアップ

2026年にコンテンツマーケで成果を出せる担当者とダメな担当者の違いとは?
AI依存で成果が落ちるのは、なんとも皮肉な (Orbit Media Studios) 海外情報

生成AIの普及により、オウンドメディアやブログの執筆効率は劇的に向上した。しかし、現場のSEO担当者やコンテンツマーケターは、本当にその恩恵を受けられているだろうか?

米Orbit Media(オービット・メディア)が公開した最新の年次調査データ(有効回答数1,042人)が、業界に衝撃を与えている。「強いマーケティング成果がブログで出ている」と答えた担当者の割合が、過去12年で最低の13.9%に急落したのだ。従来は20%〜30%の範囲で推移していた指標が、突如として崩れたのである。

AI利用率はすでに9割(92.4%)に達している。記事の執筆時間は短縮されている。それにもかかわらず、なぜ成果は過去最悪レベルまで落ち込んだのだろうか?

ここでは、オービット・メディアの調査データをもとに、次のポイントを解説する:

  • 現在のコンテンツSEOが直面している構造変化
  • これからの時代に勝ち残るための実践的アプローチ

AIは「差別化の武器」ではなく「負けを防ぐ前提条件」にすぎない

まず直視すべきは、「AIの活用有無そのものは、コンテンツの勝敗に寄与しない」という紛れもない事実だ。

  • 成功率はAI利用の有無で変わらない:
    AIを利用している層と利用していない層で、「強い成果が出ている」と答えた割合はともに14%で全く同率であった。また、「見出し作成」「構成案作成」「初稿執筆」など、AIの具体的なユースケースのどれをとっても、成果との有意な相関は見られなかった。

    縦軸は「強いマーケティング成果がブログで出ている」と答えた率。横軸はAIをどの作業に利用しているかで、右端が「AIをまったく使っていない」層。
  • 非利用者は「敗退リスク」が高まる:
    一方で、AIを使わない層は「期待外れの成果」と答えた割合が18%(利用層は11%)、「成果が出ているかわからない」が28%(利用層は18%)に達している。

    横軸は成果感で、左から「強いマーケティング成果」「それなりの成果」「期待外れの成果」「成果が出ているかわからない」。緑色がAI利用層で、グレーがAI非利用層

つまり、AIは「他社を圧倒するための差別化要因」ではなく、「業務効率を保ち脱落を防ぐための参加資格・前提条件」になっているのだと考えられる。AIを導入して「安く、速く、同じような記事」を量産しても、検索順位やコンバージョンが向上することはない。

トラフィック至上主義の終焉: AI Overviewsと指標のシフト

成果低下の背景には、検索プラットフォーム側の構造変化もある。調査では、57%のマーケターが「検索エンジンからの流入獲得が難しくなった」と回答しており、全チャネルのなかで最も難易度の上昇が顕著だ。

グーグル検索におけるAI Overviewsなどの生成AI検索機能の浸透により、単純な「ノウハウ・情報検索(Knowクエリ)」のオーガニック流入は激減した。検索結果画面内で完結するゼロクリック検索が増えたため、従来の「PV数やセッション数を稼いでコンバージョンへ誘導する」という導線設計が機能しにくくなっている。

注目すべきは、「どの指標を最重要視しているか」によって成果に明確な差が出ている点だ:

重視する指標群具体例「強い成果」を報告した割合
露出指標(Visibility)検索順位、AIでの言及、指名検索数19%
CRM指標(CRM-side)リード数、商談数、直接売上15%
ボリューム指標(Volume)セッション数(PV)、メルマガ登録数11%

AI検索時代においては、「PVは減るが成約率は上がる」という現象が起きる。AIがブランドを推奨すれば、ユーザーは指名検索や直接アクセスによって高いモチベーションで流入してくるからだ。従来のPV至上主義にとらわれず、「AIに引用・言及されているか」「指名検索を喚起できているか」「最終的な商談・売上に寄与しているか」を追う組織こそが成果を出している。

「普及している施策ほど効果がない」という矛盾

本調査で特に興味深いのは、「“多くの企業が採用している施策”ほど成果が出ず、“手間がかかるため敬遠されている施策”ほど圧倒的な成果をあげている」という逆相関(r = -0.75)の存在だ。

多くの企業が陥っている「低成果・高普及」の罠には次のようなものがある:

  • ハウツー記事の量産 ―― 68%が実施しているが、強い成果を報告した割合は15%

  • ソーシャルメディアでの拡散頼み ―― 89%が実施しているが、成果は14%

  • 執筆者本人のみの推敲(セルフチェック) ―― 31%が実施しているが、成果は10%(AIによる編集のみの場合も12%と低調)

一方、勝者が実践している「高成果・低普及」の差別化戦略は次のようなものだ:

  • インフルエンサー・外部専門家との協業 ―― 実施率はわずか7%だが、36%が強い成果を報告(平均の2.6倍。全項目中最大の予測因子)

  • 独自調査・一次データの公開 ―― 実施率26%に対し、強い成果は24%(平均の約1.7倍)

  • 専任・プロの編集者の配置 ―― 実施率11%に対し、成果は22%

  • 長文コンテンツ(2,000語以上) ―― 実施率10%に対し、成果は25%

  • 有料プロモーションの併用 ―― 実施率12%に対し、成果は25%

それ以外の「高成果・低普及」な差別化戦略としては、「インフォグラフィックの利用」「ウェビナーの実施」「常にキーワード調査を実施」「動画活用」などが挙げられている。

こうしたデータから、成果が急落した最大の理由が見えてくる。それは、これらの「手間はかかるが成果を見込める施策」を、AIの導入と引き換えに現場が一斉に削ぎ落としてしまったことではないだろうか。

または、AIで全体の質が底上げされたために、手間のかかる施策を進めなければ差別化できなくなっているのかもしれない。

赤バーが実施率、緑バーが「強い成果が出ている」と答えた割合。施策それぞれについて2つの指標を示している。
施策は上から「多くの記事でのインフルエンサーとの協業」「長文コンテンツ(2,000語以上)」「有料プロモーション」「独自調査・一次データの公開」「インフォグラフィックの利用」「専任・プロの編集者の配置」「ウェビナー」「常に検索キーワードを調査」「動画」

「制作スピード」よりも「戦略の掛け算」が勝つ

「AIでスピードを上げれば勝てるのか?」という問いに対し、調査は明確な答えを出している。

勝敗を分けるのは執筆時間ではなく「組み合わせる戦略の数」である。

縦軸が「記事1本にかける時間」で、横軸が「何種類の差別化戦略を適用したか」。9マスそれぞれの中の数字は「強いマーケティング成果が出ている」と答えた担当者の割合

執筆時間と差別化戦略の実施数をクロス集計した3×3マトリクスからは、次の決定的な事実が読み取れる:

  • 時間をかけても戦略がなければ勝てない ―― 執筆に6時間以上を費やしても、取り組んでいる差別化戦略が0個〜1個の場合、強い成果を出す割合はわずか11%にとどまる。

  • 執筆時間が短くても、戦略が多ければ勝てる ―― 執筆時間が3時間未満であっても、差別化戦略(独自調査、専門家協業、専任編集など)を4つ以上組み込んでいる層は、27%が強い成果を報告している。

  • 戦略を6つ以上組み合わせた層の勝率は39% ―― 高成果施策を多く組み合わせるほど勝率は跳ね上がる。しかし驚くべきことに、調査対象1,042人のうち、効果的な8つの戦略をすべて実践していたマーケターは「ゼロ」であった。

ここで言う「差別化戦略」は、次のものを指す: 「専門家協業」「1記事に画像4つ以上」「常にキーワード調査」「記事以外の形式(インフォグラフィック・ウェビナー・動画など)」「独自調査」「本職の編集者」「有料プロモーションまたはインフルエンサーとの協業」

つまり、「AIを活用して記事を短時間で仕上げること」自体に問題があるのではない。「短時間で仕上げる過程で、一次情報の収集や専門家の知見、コンテンツに価値をもたらす編集工程を省略してしまうこと」が敗因なのだ。

これからのコンテンツSEOで生き残るために取り組むべきこと

調査結果から導き出される結論ははっきりしている。コンテンツマーケティングの本質が失われたわけではない。「成果につながる王道の手法」を企業側が手放してしまっただけである。

これからのコンテンツSEOで競合と決定的な差をつけるためのアプローチは次の3点に集約できる:

  • AIで浮いた時間を「一次情報の獲得」に再投資する:
    構成や下書き作成をAIで50分短縮できたなら、その時間を「自社データの集計」「社内外の専門家への取材・コメント依頼」「オリジナル図解の制作」などに充てるべきだ。AIには決して生成できない一次情報こそが、グーグルにもユーザーにも選ばれる最大の資産となる。

  • 人による編集プロセスを組織に組み込む:
    AIによる校正だけに頼らず、「事実確認」「文脈の整合性」「自社独自のインサイトが含まれているか」を精査する「人間の編集者(特に本職の編集者)」を介在させる。これだけで成果率は倍増する。

  • 「PV」から「言及・指名・事業成果」へKPIを再設計する:
    流入数(セッション)の増減に一喜一憂するフェーズは終わった。「AI検索での引用状況」「指名検索の推移」「CRMに蓄積される有効リードや商談数」を追う測定体制へと早急にシフトすることが求められる。

「スピード重視の量産」から「戦略を掛け合わせた骨太なコンテンツ投資」へと、メディア運用の方針を転換するタイミングである。

ここで紹介したのは元記事のエッセンスだけだ。価値のある調査記事なので、ぜひ原文をAI翻訳などを駆使して読み、かみ砕いて解釈することをオススメする。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

グーグル検索SEO情報①

AI検索に引用される最大のコツは「新規作成」ではなく「過去記事のリライト」
新記事を増やすより、過去記事の手入れが大事 (Seer Interactive) 海外情報

AI検索では新しいコンテンツが引用されやすい傾向にある。それならば、AI検索で自社サイトを出すために新しい記事を量産すべきだろうか?

結論は「NO」だ。SEO支援大手の米Seer Interactive(シア・インタラクティブ)による約4.7万件の引用データ分析調査で、AIに選ばれるための4つのポイントが判明した。現場が押さえるべき要点は次のものだ:

  • 新規記事よりも「手入れされた過去記事」が勝つ
  • 狙うべきは「半年に1回メインテナンスされた定番記事」
  • 引用の98%は外部サイト
  • すべての記事を更新する必要なし、更新を見極める3つの基準

1つずつ理解していこう。

1. 新規記事よりも「手入れされた過去記事」が勝つ

AI(ChatGPT、Gemini、Perplexity)に引用されたページの75%は過去1年以内に更新されていた。

しかし、そのうち「過去1年以内に新しく書かれた記事」はわずか42%にすぎなかった。残りは数年前に公開され、定期的にリライトされてきた記事だった。ゼロから新しい記事を書くよりも、すでに実績のある過去記事を更新するほうが、AIには圧倒的に評価されやすい。

2. 狙うべきは「半年に1回メインテナンスされた定番記事」

直近で更新されたばかりの記事は、一時的に引用チャンスが跳ね上がる。しかしその評価は、すぐに失われがちだ。

一方で、何か月も安定して引用され続けている記事もある。そうした記事の最終更新からの経過期間の中央値は約6か月だった。毎週のように更新する必要はない。「半年に1回ほど最新情報にメンテされている定番記事」を目指すのが最も費用対効果が高い。

3. 引用の98%は外部サイト

AIに引用されるページの約98%は、比較サイトや専門サイトなど第三者のメディアであり、自社の公式サイトやブログはわずか2%程度だった。

自社サイトに頼るだけでは限界がある。PRや提携先を選ぶ際は、知名度だけでなく「そのメディアが過去記事を定期的に更新しているか」を必ず確認すべきだという。放置されて情報が古い外部サイトに載っても、AIには拾われないからだ。

4. すべての記事を更新する必要なし、更新を見極める3つの基準

リソースは限られている。すべての記事を無理に更新する必要はない。特に解説記事などは、次の3点を確認して問題がなければ放置して構わない:

  • 書かれている事実は、今も正しいか?
  • 今もAIに引用され続けているか?
  • 内容が古いことで、実質的な損失が出ているか?

問題がなければそのままにし、「AIによく引用される主力記事」や「情報の移り変わりが激しい比較記事」の更新にリソースを集中すればいい。

新しい記事を公開しつつも、重要な記事を定期的に手入れし続けることもAI検索時代では重要になりそうだ。少なくとも、「新規記事を量産し続けること」はAI検索時代においても間違った戦略であるようだ。

◇◇◇

本調査の調査概要は次のとおり:

  • 対象・期間 ―― 4業種(ペット小売、民泊/旅行、小売エネルギー、商業銀行)の4ブランドについて、2026年3月〜6月のChatGPT・Gemini・Perplexityによる非指名クエリ(ブランド名を指定しない質問)への回答を調査。
  • ページの選別 ―― 会話の重複を除外し、各モデルが継続して頼りにしている「3回以上引用されたページ」を抽出。
  • 日付の確認 ―― 構造化データ、サイトマップ、ヘッダー情報などから最終更新日を取得。日付を特定できた約3分の2にあたる7,683ページ(計47,097件の引用)を分析対象とした。
  • 分析方法 ―― 各ページを1件として重複なくカウントし、業種・エンジン・コンテンツタイプ別に比較。特定業種のデータ量過多による歪みを防ぐため、件数ではなく主に「割合(%)」を用いて比較検証している。

引用済みページの特徴を調べた観察調査であり、「更新すれば必ず引用が増える」という因果関係を証明するものではない点には留意が必要だ。

★★★☆☆
  • AI検索SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

創業30年の老舗ECが、なぜAI検索で新興競合に負けていたのか?
自社製品の長所を明確に言語化する (Jenny Munn) 海外情報

長年の実績もファンもいるのに、グーグルやChatGPTで自社商品がおすすめされない

もしこんな悩みを抱えているなら、ここで紹介する事例はおおいに参考になるはずだ。

創業から約30年、品質の高さで知られる専門ECブランドが、サイトの改善によって検索クリック数を33%伸ばし、AI経由のアクセスを80%増やした。なぜ老舗ブランドが新しい競合に埋もれてしまっていたのだろうか? どうやってAI検索での露出を伸ばしたのだろうか?

このブランドは、30年近い歴史、確かな品質、そして根強いリピーターを持っていた。本来ならAIが真っ先におすすめしてくれそうな条件がそろっている。しかし現実には、後発のライバル企業がグーグルの検索結果やAIツールの回答で上位を独占していた。

原因はシンプルだ。AIや検索エンジンは、長年の顧客のように「肌感覚」でブランドの良さを知ることができないからだ。次のような状況だった:

  • 競合他社は、自社の強みをウェブサイト上で堂々とアピールし、素材やこだわりを詳しく説明していた。
  • このブランドは、リアルの評価に頼るあまり、ウェブ上での言語化を怠っていた。

具体的には、次の2つの「穴」があった:

  • 商品情報があいまいだった
    「素材」「作りの良さ」「他社製品との違い」「どんな人に向いているか」といった重要な情報が、サイト上で具体的に書かれていなかった。

  • 買う前の疑問に答えていなかった
    顧客から日々メールで届く質問に対する回答はサイト上には掲載しておらず、FAQ(よくある質問)は配送や返品といった事務的な内容ばかりになっていた。

こうした課題が見つかると「サイト全ページを書き直さなければ」と焦りがちだが、それは悪手だ。今回のプロジェクトでは、

  • ビジネス上の重要度
  • 検索ボリューム
  • 購入意欲の高さ

を掛け合わせ、売上に直結しやすい上位5つの商品ページに絞って改善を進めた。

実際に行った施策は、奇をてらった裏ワザではない。むしろSEOの基本の徹底だった。次のようなものだ:

  • 基本のSEOを見直す
    適切な見出しタグ(hタグ)の配置、タイトルやmeta descriptionの書き換え、関連キーワードの自然な網羅、内部リンクの強化

  • 購入の決め手になる情報を言葉にする
    「素材」「スペック」「どんな用途に適しているか」「他社と何が違うのか」などを具体的に文章化

  • 検討中の疑問を先回りして解決する
    ユーザーが購入前に抱く疑問を拾い上げ、商品ごとのFAQコンテンツとして追加

「AI対策、GEO」と聞くと特別な手法を想像しがちだが、本質は「検索ユーザーが知りたいと思う情報を、AIが文脈を正しく読み取れるように(SEOの基本を押さえて)掲載すること」に尽きる。

修正を反映してからわずか2週間後、早くも次のような変化が現れた:

  • 対象5ページの検索クリック数が33%増加
    表示回数は24%増。最も伸びたページはクリック数が88%増えた
  • AIツール経由のアクセスが80%増加
    特に目立ったのがChatGPTからの流入で、新規セッションのほとんど(136件中131件)を占め、施策前と比べて82.4%増を記録した

商品をしっかり言葉で説明し、SEOの基本を整えただけで、検索エンジンだけでなくChatGPTのような対話型AIにも情報が拾われやすくなったのだと推測している。

華々しい成功事例に思えるが、重要な注意点もある。

この結果はあくまで公開後2週間の初期データだ。検索エンジンの再クロールやAIの学習・データ更新には時間がかかるため、2週間という期間だけで施策の長期的な成果や因果関係を断定することはできない。施策が本当に効いているかを正しく判断するには、公開から少なくとも60日〜90日後のデータをじっくり検証する必要がある。

それでも、この事例から得られる一番の教訓は、「専門性やこだわりがあるなら、絶対に謙遜せず、そのことを知らない人にも伝わるように努力する必要がある」ということだ。「うちの良さは、使ってもらえばわかる」「知る人ぞ知るブランドでいい」と考えてサイトの説明を省いていると、後から参入してきたデジタル強者な競合に、AI時代のポジションをあっさり奪われてしまう。

  • 自社商品の強みやこだわりを、誰が見てもわかる言葉で書く。
  • お客さんが買う前に気になる疑問に、先回りして答える。

AI検索の時代だからこそ、まずはこうした当たり前の発信ができているか、自社サイトを見直してみてほしい。

★★★★☆
  • すべてのECサイトWeb担当者 必見!
  • AI検索SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

ゼロクリック時代を攻め抜く「新旧マーケティング比較表」
ゼロクリック時代に生き残る新・マーケティング戦略 (Rand Fishkin on LinkedIn) 海外情報

ユーザーがリンクをクリックしない、言い換えるとプラットフォーム内に留まり外部サイトに移動しない「ゼロクリック」がますます強まる時代に突入している。そこで、ウェブマーケティングに長年携わってきたランド・フィッシュキン氏が、ゼロクリック時代前後の戦略を比較し、対応策を表にまとめてくれた。

ゼロクリックマーケティングで、実際に何が変わったのか?
比較項目検索エンジンSNSAIツールPR・ブログ・ポッドキャスト・記事・ニュースレター
【旧】
従来の戦略
検索ボリュームの多いキーワードを見つけ、検索順位1位を獲得し、クリックを売上につなげる。自社サイトにコンテンツを公開し、SNSを使ってリンクの獲得やサイトへの集客を図る。AIの回答で引用され、クリックを獲得する。情報を広める(従来型のPR)、リンクを獲得する(SEOを目的としたPR)、さらにリンク経由の流入も多少獲得する。
【新】
新しい戦略
自社ブランドとの関連性が高いキーワードを調査し、検索結果で直接提示される回答に、ブランドにとって有益な情報が取り上げられるようにする。ターゲット層が注目するSNSに合わせてコンテンツを制作する。リンクで誘導するのではなく、ブランドへの親近感を育む。AIツールが自社に好意的な情報を取り上げ、関連する回答の中で自社ブランドを推奨するようにする。引き続き情報を広めながら、ブランドと関連語の結び付きも強め、グーグルやAIツールに自社ブランドが表示されるようにする。
新しい施策の例自社製品ならではの機能や特徴がグーグルの「AIによる概要」で推奨されるよう、最適化する。自社のテーマに沿って、楽しみながら学べる60秒未満のショート動画シリーズを制作する。グーグルやAIに取り上げられやすい媒体に重点を置き、伝えたい主要なメッセージを軸に集中的なPR活動を展開する。コンテンツを公開して媒体に売り込み、読者や視聴者の認識と、LLM内でのブランドの関連付けの両方に影響を与える記事掲載や報道を獲得する。
効果測定の方法施策による増分効果(リフト)を検証する実験を行う。あわせて、可視性とエンゲージメントの指標をダッシュボードにまとめ、コンバージョン数やコンバージョン率と照らし合わせながら、時系列で変化を追う。

読者が社内レポートなどで使いやすいように、画像版も用意しておいた。

「完璧ではない」とフィッシュキン氏は断っているが、マーケティング手法の改善策として参考にしたい。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

AI検索時代に効く! Google Discover攻略の基本と4つの必須対策
画像・初見向けタイトル・具体名・旬 (はてなブログ開発ブログ) 国内情報

SEO専門家・辻正浩氏が、分析データをもとに、Discoverの仕組みと、個人ブログでも今日から実践できる4つの対策をはてなブログ開発ブログで解説している。

すでにDiscoverが検索流入を超えるアクセス源になっているケースも、大手メディアでは珍しくない。検索ニーズが少ないニッチな話題であっても、熱心なファンがいる分野ならグーグルが自動で見つけ出し、その人の画面に表示してくれるのが強みだ。

AI検索の普及によって従来のオーガニック検索トラフィックが読みにくくなる今後、「新しい読者と出会うための入口(流入源の多様化)」として、Discoverを狙う価値は非常に大きいと辻氏は言う。

Discover経由のアクセスを伸ばすための具体的なテクニックを辻氏が4つ共有してくれた。次のものだ:

  • サムネイル画像は「写真・図を主役」にする
  • タイトルは「初見の読者が気になる表現」にする
  • テーマや地名には「具体名」をはっきり入れる
  • 読者の熱量が高い「旬のタイミング」で公開する

それぞれ理解していこう。

1. サムネイル画像は「写真・図を主役」にする

スマホ画面を高速でスクロールするユーザーの指を止めるには、アイキャッチ画像が命だ。ただし、画像なら何でもよいわけではない:

  • 文字中心の画像は避ける:
    グーグルの公式ガイダンスでは「テキストが多すぎる画像」が非推奨とされている。タイトル文字を画像いっぱいに並べたサムネイルはDiscoverに出にくくなるため、写真やイラストを主役に据える。

  • 推奨サイズを守る:
    「横幅1200px以上」「アスペクト比16:9(例:1200×675px以上)」の高解像度な横長画像を用意するのが基本。

2. タイトルは「初見の読者が気になる表現」にする

「ブログ内の記事一覧や検索結果で見せるタイトル」と、「Discoverで流れてくるタイトル」は狙いを変えるのが鉄則だ:

  • SNS向けタイトルを活用する:
    Discoverでは、通常の記事タイトルではなくog:titleが優先して使われることが多い。すでにサイトを知っているファン向けではなく、「たまたま画面に流れてきた初見の読者が思わずタップしたくなる」表現をog:titleに設定する。

  • 文字数の目安は全角44文字程度:
    Discoverの表示領域では全角44文字前後まで読めるため、魅力がしっかり伝わる長さを意識するといい。

3. テーマや地名には「具体名」をはっきり入れる

グーグルのAIに「この記事は何について書かれているか」を正しく認識してもらえなければ、そもそも候補にすら選ばれない:

  • 固有名詞を隠さない:
    たとえばアニメの感想記事なら、「神アニメ」とぼかさずに具体的な作品名を入れる。グーグルが「この作品が好きなユーザー」を割り出して配信してくれるからだ。

  • 場所の記事は「市区町村・区名」まで書く:
    店舗や観光地の記事なら、「札幌市南区」のように具体的な地名までタイトルに盛り込む。Googleは地域情報を重視するアップデートを進めており、詳しい地名を入れることで対象地域のユーザーへ届きやすくなる。

4. 読者の熱量が高い「旬のタイミング」で公開する

Discoverは基本的に「鮮度」が命の仕組みである。記事を公開してから数日を過ぎると、表示回数は一気に落ちてしまう。

映画やアニメの鑑賞直後、イベントの参加直後などは、ユーザーがネット上で感想を探したり関連情報を調べたりする熱量が最も高い。その行動をグーグルが察知してDiscoverに表示する。そのため、世の中の話題と連動させて「関心がピークのタイミング」ですばやくコンテンツを公開することが、Discoverでの勝率を上げるコツだ。

◇◇◇

Discoverからやってくるユーザーには、あなたのブログを初めて知る人たちも多い。一時的なバズで終わらせず、記事をしっかり読んでもらい、リピートしてくれるブログの固定読者になってもらう入口として、辻氏が共有するノウハウをぜひ活用してほしい。

元記事にはもっと詳細な説明があるので、この後はそちらを読むことをオススメする。

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  • Discoverがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

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