SEOの専門家に求められる、AI時代を生き抜く3つの必須スキル
グーグル検索SEO情報②
SEOの専門家に求められる、AI時代を生き抜く3つの必須スキル
作業をこなすだけのSEOはもう通用しない (SEOForLunch) 海外情報
SEOでキャリアを積もうとしている人に読んでほしい記事を紹介する。
独立系SEOコンサルタントとして活動するニック・リロイ氏は、次のように主張している:
「サイトの課題を洗い出し、チェックリストに沿って修正する」だけのSEOは完全に終わった。
AIがサイト診断や構成案、metaタグの作成を一瞬でこなす現在、これまでの定石は単なるスタートライン(できて当たり前の前提条件)になったからだ。
これからのSEO担当者が現場で価値を出し続けるために、本当に必要な3つのポイントをリロイ氏が整理して教えてくれた。次の3つだ:
- 「定石の暗記」ではなく「やるべきか」を決める判断力
- チームを動かす「伝える力(コミュニケーション)」
- 順位やアクセス数ではなく「事業の売上」を見る姿勢
それぞれ理解していこう。
1. 「定石の暗記」ではなく「やるべきか」を決める判断力
グーグルの推奨事項や最新のアルゴリズムをただ知っているだけでは、差別化にならない。求められるのは、「いつ定石に従い、いつやらないか」を決めるビジネスの判断力だ。
- エンジニアが抱える多くのタスクを押しのけてまで、優先すべきROI(費用対効果)はあるか?
- 完璧なSEOを求めて公開を遅らせるより、「及第点」でリリースすべきではないか?
- 成果が出ない根本原因は、SEOではなく「商品力」「価格設定」「サイトの使いにくさ」にあるのではないか?
単に「やるべき作業」を見つけるのではなく、限られた社内リソースをどこに投じるべきかを見極める力が問われている。
2. チームを動かす「伝える力(コミュニケーション)」
どんなに優れた施策も、実行されなければ価値はゼロである。
「内部リンクを改善しましょう」と伝えるのは、単なる作業の提案にすぎない。本当に行うべきことは、「なぜ他の仕事を差し置いて、今これを最優先でやるべきなのか」を関係者に納得させることである。
人を動かすためには、次の要素をセットで伝える必要がある:
- いま何が起きていて、なぜ重要なのか
- 放置するとどんな損害が出るのか
- まず何から着手し、誰にどんな負担・調整が発生するのか
- 実施後にどうやって成果を証明するのか
コミュニケーションは「おまけのスキル」ではない。予算と人員を動かし、施策を形にして売上につなげるための「必須スキル」なのだ。
3. 順位やアクセス数ではなく「事業の売上」を見る姿勢
SEOのゴールは、「検索順位を上げること」でも、「アクセス数を増やすこと」でもない。事業の売上に貢献することである。
商品そのものに魅力がなく、価格設定やブランド力が不足しているなら、長文の記事をいくら量産したところで商品は売れない。
生き残るSEO担当者は、「自社は何を売っていて、顧客はなぜ自社を選ぶのか」を深く理解している。そのうえで、「顧客が商品を知ってから購入するまでの流れ」のどこを検索で支えられるかを考えている。
基礎知識やチェックリストは、たとえて言うなら会議室に入るための入室許可にすぎない。「SEO歴〇年」という経験年数だけを頼りにしていると、AI時代には真っ先に淘汰される。目指すべきは、決められた作業をこなす人ではなく、ビジネスの文脈を理解し、適切な施策を選んでチームを動かせる「意思決定者」である。
- SEOでキャリア積みたい人用(ふつうの人は気にしなくていい)
画像SEOの新常識――検索の起点は「文字」から「カメラ」へ
ユーザーがカメラを構える瞬間に自社商品を表示させる (AWR SEO Guide) 海外情報
検索は「クエリ文字列」で始まるし、Webサイトの画像は「ただの飾り」や「ページの見栄えをよくするもの」 ―― そう考えているなら、今すぐ認識を改める必要がある。
今や「検索の起点が画像」であることも増えており、その検索に対応できるのはサイトの画像だ。
このように主張する記事を紹介する。
いまやユーザーは、文字を打ち込む代わりにスマホのカメラをかざしてモノを探すようになっている。そうした検索をつかまえるには、サイト側にも良質な画像が必要だ。画像SEOは「余力があればやる施策」ではなく、「検索やAIの候補に残るための必須条件」へと変わったというのが、主張の根拠だ。
押さえるべきポイントは3つある。
1. なぜ画像検索が増えているのか?
理由はシンプルで、「言葉で探すより、写真で探すほうが圧倒的に早い」からである。
実際に、Googleレンズの利用は爆発的に増えており、特に若い世代は文字検索よりも画像・動画での商品探しを好むようになっている。たとえば、次のようなシーンだ:
- 名前がわからないものを探せる ―― ネジの型番や服の柄など、言葉にしにくい商品ほどGoogleレンズなどのカメラ検索が使われる。
- 購入意欲が高い ―― 目の前の商品をわざわざ撮影して探すユーザーは、一般的なキーワード検索をする人よりも「今すぐ買いたい」状態に近い。
2. 対策しないと土俵にすら立てない
従来の画像SEOは「やれば少しアクセスが増える」というボーナス的な位置づけだった。
しかし現在は、AI検索やカメラ検索が「画像」と「商品データ」を手がかりにして検索結果を作っている。つまり、画像を正しく最適化していなければ、順位が下がる以前にそもそも購入候補として画面に表示すらされないということになる。
3. ルートを2つ押さえる
機械が画像を認識する仕組みには2つのルートがあり、片方でも欠けると機能しないという:
- 写真そのものの画像データ:
- やるべきこと ―― ピントを合わせる、明るく撮る、商品と背景をはっきり分ける、パッケージの文字を読めるようにする。
- 注意点 ―― 説明文をいくら丁寧に書いても、写真が暗くブレていれば画像検索で適切にヒットしない。
- 写真に付随するテキストデータ:
- やるべきこと ―― alt属性を書く、構造化データ(商品情報や価格)を正しく設定する。
- 注意点 ―― どれだけきれいな写真でも、データが空っぽなら「単なる絵」として扱われ、通販の候補に出てこない。
まとめると、やるべきことは難しくない。次の2つを徹底することだ:
- 「機械が見てすぐ何かわかる写真」を用意する(撮影の質)
- 「商品の名前や価格」を正しくデータで紐付ける(マークアップの質)
- すべてのECサイトWeb担当者 必見!
- 画像SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
【事例で学ぶ】2026年8月Googleスパムアップデートの教訓と対策。AI大量生成や薄型アフィリが壊滅した理由
近道は確実に失敗する (The Internet Marketing Driver) 海外情報
グーグルは、2026年8月18日〜21日(太平洋時間)にかけて「2026年8月のスパムアップデート」を展開した。
わずか2日強という短期間で完了したものの、海外の著名SEO専門家グレン・ゲイブ氏の分析によれば、直撃したサイトの被害はすさまじかったようだ。何十万もの検索キーワードで順位を完全に失うケースが相次いだという。
ここでは、ゲイブ氏が公開した4つの被弾事例をもとに、「グーグルが何を狙い撃ちにしたのか」「もし被弾してしまったらどう対処すればいいのか」をわかりやすく解説する。
今回のスパムアップデートの標的は「中身の薄いコンテンツや仕組みの乱用」だったとゲイブ氏は結論付けている。特に目立ったのが、AIやプログラムを使って低品質なページを大量生産する行為への厳しいペナルティだ(ゲイブ氏が言うところの「Mt. AI(AI山)」)。
また、AI検索への波及にも注目したい。グーグルの通常検索で順位を落としたサイトは、AI OverviewsやAI Modeだけでなく、グーグルの検索結果を参照して回答を作るとも言われているChatGPTなどの外部AIツールからも一斉に引用されなくなった。オーガニック検索でペナルティを受けると、AI検索の露出も共倒れになるのが今の現実だ。
ゲイブ氏が挙げた4つの事例を見ると、グーグルが嫌うサイトの共通点がよくわかる。
- 事例① 医療・お金などの「超重要分野」をAIと自動生成で量産
状況: 人の健康や生活に深く関わる「YMYL」ジャンルで、テンプレートによる自動生成とAI文章を組み合わせ、多言語で大量のページを展開。
結果: 20万個以上のキーワードで順位が完全に消滅。特に信頼性が重視される分野でAIに丸投げしたことが、最悪の結果を招いた。
- 事例② 画像すらない「コピペ同然」の薄っぺらいアマゾンアフィリエイト
状況: アマゾンの商品データを引っ張ってきて並べただけのサイト。商品画像すら載せていないページが多く、ページ下部に申し訳程度にAIで書いた文章を付け足していた。
結果: 1.4万以上の検索キーワードで順位を喪失。オリジナルのレビューや独自の情報がゼロのため、グーグルが定める「薄いアフィリエイト」だと判定された。
- 事例③ 良い口コミがあっても、8割が自動生成ならドメイン名全体が沈む
状況: 150万ページ以上ある巨大サイト。ユーザーが投稿した本物のレビュー(UGC)も含まれていたが、全体の85%が付加価値のない機械的な自動生成ページだった。
結果: 良いコンテンツが一部にあっても関係なく、サイト全体(ドメイン名単位)で順位が急落。低品質ページの割合が多すぎると、サイト全体の評価が道連れになる怖さを示している。
- 事例④ クリックしたら危険な別サイトへ飛ばす悪質サイト
状況: 25万ページ規模で、ユーザーが検索しそうなキーワードを網羅しつつも、リンクをクリックすると怪しい別サイトへ強制転送(リダイレクト)される仕組み。
結果: 約2.5万クエリで順位を喪失。ユーザーを騙すような誘導手法は、即座に厳しい制裁の対象になる。
スパムアップデートで順位を落としても、完全に道が閉ざされたわけではない。時間はかかるが、正しく対処すれば回復は可能だという。ゲイブ氏が推奨する復旧手順は次のとおりだ:
スパム要素を徹底的に削る
グーグルのスパムポリシーを読み直し、「価値のない自動生成ページ」「中身のないアフィリリンク」「薄っぺらいAI文章」などを完全に削除・修正する。小手先の裏ワザをやめ、数か月間クリーンな状態を維持する
グーグルが「このサイトは生まれ変わった」と再認識するには、通常数か月の観察期間が必要になる。地道に価値あるサイト運営を続ける
読者の役に立つ独自コンテンツを投稿し、UXを高め、自然に言及やリンクが集まるサイトへと方針を切り替える。
AIを使えば、誰でも簡単に数万ページを作れる時代になった。しかし、ボタン1つで作れるような「誰でも出せる情報」を大量にばらまいても、グーグルにもAI検索にもすぐに見抜かれてしまう。次の点には注意しておきたい:
- 付加価値のないAI文章の乱用は避ける
- サイト内の大半を質の低い自動生成ページで埋めない
- ユーザーを欺くような誘導や、中身のないアフィリエイトは作らない
「近道を探してリスクの高い手法に手を出す」のではなく、「独自の知見や一次情報を盛り込み、読者に選ばれるサイトを作ること」こそが、スパムアップデートを恐れずに済む唯一の王道だ。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- ホントにSEOを極めたい人だけ
「短期テストで成功したから安全」は危険、プログラマティックSEOに潜むリスク
グーグルの評価は後から変わる (Glenn Gabe on X) 海外情報
同じ型とデータを使って大量のページを作る「プログラマティックSEO」は、規模を拡大する前に、まず少数のページで効果を確かめておくことが大切だ。「検索で見つかるか」「狙った検索語に合っているか」「問い合わせや購入につながるか」を確認し、成果が出る条件を満たしたパターンから段階的に増やしていく。
こうした手法の解説記事がSearch Engine Land(サーチエンジン ランド)で公開された。
この記事を読んだグレン・ゲイブ氏は、次のように注意喚起した。
短期的なテストの結果を全体に適用するのは非常に危険だ。注意してほしい。
「Mt. AI」や「Mt. プログラマティック」には特徴がある。「大量展開したコンテンツに対する判断をグーグルのシステムが変えるまでに、ある程度の時間がかかる」可能性があることだ。そしてシステムがいったん判断を変えると、「スパムアップデート」「コアアップデート」「手動対策」によって叩き潰されることすらある。
短期的なテストで自分を救えると思っているなら、注意する必要がある。こうした挙動は、本当の意味でテストすることができない……広範なコアアップデートを本当の意味でテストできないのと同じだ。
さらにこれは、サーチエンジン ランドに掲載されているため、多くの人が試そうとするかもしれない……繰り返すが、注意してほしい……。
ゲイブ氏が指摘するように、自動生成して大量投入した記事は「最初のうちは検索トラフィックが一気に増える」ケースが多い。しかし、ある時点で急降下することが通例だ。
ゲイブ氏はこうした事例を数十(数百?)も知っている。自らの知見から警告を発しているのだ。現に、先に紹介したゲイブ氏の2026年8月のスパムアップデート分析でも、大量生成したコンテンツは駆逐されていた。
しかもたちの悪いことに、公開されたサイトが、SEOの世界では最もよく読まれ権威性の高いサーチエンジン ランドであるため、なおさら深い懸念をゲイブ氏は表している。
なお、グーグルのジョン・ミューラー氏も最近、プログラマティックSEOの実行について注意を促していた。
- ホントにSEOを極めたい人だけ
Search ConsoleのAIパフォーマンスレポートが全サイトにリリース
提供されるデータは変わらず (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報
Search ConsoleのAIパフォーマンスレポートがすべてのユーザーに提供された。今年6月に英国の少数のサイトを対象に始まった機能だが、現在はどのサイトでも利用できる。
AIパフォーマンス レポート導入をアナウンスした公式ブログ記事と、レポートのヘルプ記事に注釈がついている。
これらの分析情報は、2026 年 8 月 31 日付けで世界中のすべてのウェブサイトにリリースされました。
2026 年 8 月 31 日より、この設定は世界中のすべてのウェブサイトにリリースされています。
提供されるデータに変化はない。インプレッション数だけが提供される。クエリやクリック数のデータは入手できない。それでも、何も見えないよりはマシだろう。
まだ利用できていなかったサイトの管理者は自社サイトがAI検索でどのくらい表示されているかチェックしてみよう。
- すべてのWeb担当者 必見!
海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
グーグル検索にマイナスな施策とプラスな施策を扱った記事をそれぞれピックアップ。
- Google、プログラマティックSEOに再び警鐘。低品質ページの大量生成がサイト全体の評価に影響
サイト全体の価値に対する信頼を失う可能性も
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- 2026年Google検索ランキング要因調査——関連性・被リンク・コンテンツの質がトップ3
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- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
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