EC とは 意味/解説/説明 (イーシー, Eコマース, エレクトロニックコマース) 【Electronic Commerce】
電子的な手段を介して行う商取引を指す。
「EC」は、Electronic Commerce(電子商取引)の略。Eコマースとも。直接交渉や郵便・書類交換のような古い手段ではなく、電子的な手段を介して行う商取引を指す。そのため概念自体は、インターネットのない1980年代にはすでに存在していた。
もともとは、広く通信やネットを介する手法すべてが該当していたが、近年のインターネットの普及により消費者への販売を行う「ネットショッピング」をECと呼ぶことが多くなっている。
2021年時点で、世界のEC市場の売上高は542.0兆円に到達。国別では、中国が178.4兆円と最も大きく、米国101.7兆円、日本28.0兆円、ドイツ17.2兆円、英国16.6兆円、韓国13.7兆円となっている(総務省・令和4年 情報通信に関する現状報告より)。
販売者側は、実店舗がなくても商品販売が可能であり、店舗運用より気軽に商売を始められるのがメリットとなる。一方消費者側は、実店舗に出向かなくても商品を検討できる。一方で詐欺の危険性、配送時のトラブルといった問題も抱えている。そのため日本政府はECの促進にあたり、消費者保護の法律の制定、さまざまな規制やトラブル解決の整備を進めている。
電子商取引の促進(METI/経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/ec/
総務省|令和4年版 情報通信白書|令和4年 情報通信に関する現状報告の概要
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r04/html/nb000000....