「テレワークより出社」派に意外な年齢差、カギは「子どもの独立」?【テレリモ総研調べ】
7割の働き手がテレワーク・リモート勤務を希望。健康管理がカギか。
8/8 8:30 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
LASSIC(ラシック)が運営する「テレリモ総研」は、「勤務形態」に関する調査結果を発表した。20歳~65歳のワーキングパーソン男女(テレワーク経験者)1,003人が回答している。
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出社を希望するのはどんな世代?
まず「将来働くならどの勤務形態を希望しますか?」と聞くと、「ハイブリッド希望」54.5%が半数を超え、「その他」21.4%、「フルリモート希望」17.1%、「フル出社希望」6.9%となった。出社を志向する人は少数派で、リモートワークの希望者が多かった。
そこで「フル出社/フルリモート勤務/ハイブリッド勤務を望む理由」をそれぞれに聞くと、フルリモート勤務やハイブリッド勤務を望む人は「ワークライフバランスを向上させたい」「通勤時間を削減したい」「家族やプライベートの時間を増やしたい」といった理由が優勢だった一方、フル出社を希望する人は「仕事の効率が上がる」「チームとのコミュニケーションが取りやすい」が高かった。
さらに年代別で見ると、フル出社を希望しているのは「40代」と「60代」に偏っていた。40代は子どもが小学校高学年以上になり手がかかる時間が減ってくる世代、60代は「出社するのが当然」という団塊ジュニア世代であるためと推察される。間に挟まれた50代は、子どもの独立により自宅が集中できる環境になっていてリモートワークに寛容だと考えられる。

なお今回の調査で、ハイブリッド勤務希望者に「健康管理がしやすいから」という理由を挙げた人の割合が高かったとのこと。フルリモートやフル出社を希望した人たちより約10ポイントも高く、「完全在宅は不健康」といったバランス型を希望していることが考えられるという。
調査概要
- 【調査対象】20歳~65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2025年4月8日~16日
- 【有効回答数】1,003人
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