実は若者ほど「感謝を言う」のが得意? 背景にSNSか【LASSIC調べ】

「リモートワークで向上したスキル・能力」全世代の1位は?

冨岡晶(Web担編集部)

9月24日 8:30

LASSIC(ラシック)が運営するテレリモ総研は、「リモートワークで培われる力」に関する調査結果を発表した。20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1,005人が回答している。

全世代で「情報を共有する力」は1位または2位

まず「リモートワークによって向上した能力やスキルはありますか?」と聞くと、「情報を共有する力」27.6%が最多。以下「端的に文章にまとめる力」20.8%、「スピーディに情報を整理する力」19.5%が続いた。声がけや雑談などの時間が減る分、短時間で的確に情報伝達するテクニックが向上するようだ。

リモートワークによって向上した能力やスキルは 「情報を共有する力」(27.6%)が最多

さらに年代別で見ても、20代~60代の全世代で「情報を共有する力」は1位または2位にランクインしている。一方で、20代では「感謝を言う力」が2位に、30代では「端的に文章をまとめる力」が1位に、40代では「報連相の力」が2位になるなど、年代ごとのばらつきが大きい。これは経験値の違い、職務上の立場の違いなどが影響していると考えられる。

特に「感謝を言う力」について、若手世代はSNSなどのコミュニケーションツールに日常的に触れており、「いいね」のリアクションや感謝を表すスタンプなどが習慣化している可能性が指摘されている。

年代別ランキング

調査概要

  • 【調査対象】20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2025年5月23日〜28日
  • 【有効回答数】1005人
この記事のキーワード

この記事をシェアしてほしいパン!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

今日の用語

エコーチェンバー
「エコーチェンバー」(Echo Chamber。エコーチャンバー)とは、「似たような意見・思想を持った人たちがコミュニティを形成した結果、意見が偏ってしまう現象」を指す。もともとは音響用語で、録音などで残響が強く残る“残響室”の意味だった。 SNSなどで自分と似たようなユーザーや好ましいと感じるユーザーばかりをフォローした結果、目にする投稿が世間一般・全世界で肯定されている意見と思い込んでし 用語集 を見てみる