ポテトサラダは地域でこんなに違う! 関西はうす味、北海道はこってり…あなたの地元は何味?【キユーピー調べ】
ポテサラの味、実は全国バラバラ? 地域ごとの“定番の味付け”が明らかに。
8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
キユーピーは、グループ会社で惣菜の製造・販売を担うデリア食品と共同で、「ポテトサラダの地域性」に関する研究結果を発表した。北海道、東北、首都圏、中部、関西、九州の量販店で販売されているポテトサラダ計60品を対象に調べている。

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調査によると、全国6地域ごとにポテトサラダの味に差があることが明らかになった。これらの違いは、各地域の食文化や嗜好性と部分的に合致する傾向も見られている。
ここでは、60品の平均値を基準とし、各地域における風味の平均値をグラフ化して紹介する。
北海道:全体的に味濃いめ

北海道のポテトサラダは、全体的に味の強度が強い傾向。濃いめの味付けを好む食事の嗜好性とも合致している。
東北:酸味が少ない

東北のポテトサラダは、酸味が低いのが特徴。調味料主体の味付けで旨味を強めることにより、酸味の強度が低くなったと推察できる。
首都圏:塩味・旨味が強く、しっかりした味付け

首都圏のポテトサラダは、塩味・旨味が強いのが特徴。食事の嗜好性としても、合わせ調味料の消費が多く、塩味の強い食事を好んでいる。
中部:酸味が強く、塩味が低い

中部のポテトサラダは、旨味・酸味がやや強く、塩味が低い傾向。食塩の消費量は少ない一方で、マヨネーズの消費量が多いことが、酸味が強く塩味が低い要因と考えられる。
関西:全体的にうす味

関西のポテトサラダは、塩味以外は全体的に味の強度が低い傾向。食事の嗜好性としても、出汁や薄口醤油のやさしい味付けを好んでいる。
九州:酸味が強く、甘味が低い

九州のポテトサラダは、酸味が強く、甘味が低い傾向。砂糖の消費量が多く、甘味が好まれる食事の嗜好性とは関連が低いようだった。
調査概要
- 【調査対象】量販店の惣菜売り場で販売されているポテトサラダを地域ごとに10品ずつ、計60品を収集
- 【調査方法】甘味をデジタル糖度計で、塩味・酸味・旨味を味認識装置(味覚センサー)で測定
- 【調査地域】北海道、東北、首都圏、中部、関西、九州
- 【備考】本研究成果は2025年8月30日(土)・31日(日)に開催された日本調理科学会2025年度大会にてポスター発表
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