情報やデータを視覚化して表現するデザイン手法のこと。インフォメーションとグラフィックを掛け合わせた造語で、一見和製英語のように見えるが英語である。
テキストや数字だけの情報を、イラスト、ダイヤグラム、フローチャート、グラフ、地図、年表、相関図、ピクトグラムなどを駆使して、複雑な情報をシンプルに、また多くの人に一瞬で伝わるように、整理して、分析して、編集する作業を経て制作される。
日常にある代表的なインフォグラフィックとしては、天気予報のマークや、鉄道の路線図、道路標識が挙げられるが、それにとどまらず、電子機器などの取扱説明書やビジネスシーンでのプレゼン資料、Webサイトの記事など、あらゆる場面でインフォグラフィックが多用されている。
近年は、報道領域におけるデータジャーナリズムの一環で、インフォグラフィック(データビジュアライゼーション)を多用するメディアが増えており、その制作のための専用ツールも数多くある。