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効果的なリンクビルディングを成功させる10のプロセスと便利なツールたち【後編:ツール紹介】

リンクビルディングキャンペーンを成功させるために、効果的なTwitterアカウントの調査やリンク切れ始点のリンク獲得などなど、さまざまなプロセスごとに便利なツールを紹介する

この記事は、前後編の2回に分けてお届けしている。後編となる今回は、効果的なリンクビルディングを構成する10のプロセスのうち、残る7つを見ていこう。まず前編を読んでおく

各プロセスで使えるツール(続き)

  1. リンクしてもらえるコンテンツアセットの制作(前編で解説)
  2. ブレインストーミングのツール「TextOptimizer」(前編で解説)
  3. 働きかける対象を決める(前編で解説)
  4. Twitterのプロフィールを検索して働きかけの対象をさらに見つける
  5. リンク切れ始点のリンク獲得
  6. ソーシャルメデイアでの働きかけ
  7. メールによる働きかけ
  8. キャンペーンのパフォーマンスをモニターする
  9. リファラーに基づいてコンテンツアセットをパーソナライズする
  10. 被リンクをモニターする

4. Twitterのプロフィールを検索して働きかけの対象をさらに見つける

ソーシャルメディアマーケティングは、おそらくそれ自体がオーガニックなリンクをもたらすものではない。しかし、ソーシャルメディア(特にツイッター)は従来のメールによる取り組みと並行して使うことで、働きかけのすばらしいツールになる。

Twitterのプロフィールの検索はリンクビルディングのリード生成に極めて効果的だ。Twitterのプロフィールの検索ならば、Twiangulateがよくできている。

  • プロフィールで言及しているキーワード(あるいはキーワードの組み合わせ)でTwitterユーザーを見つける

  • 場所でTwitterユーザーを見つける
    地元のジャーナリストやブロガーを見つけるのに極めて有効

  • 2つのTwitterアカウントに共通するつながりを見つける
    エゴベイトコンテンツを使った働きかけにとても有効な機能。協力してくれた専門家とつながっている人を見つけられる

  • (指定したアカウントのフレンドの中から)キーワードでTwitterフォロワーを見つける。リンクを狙っているパブリッシャーで働くアクティブなTwitterユーザーを見つけるの使える。

※Web担編注 Twiangulateは、キーワード指定での調査では日本語を正しく処理できないが、フォロワーやフォローしているアカウントをもとにした調査は日本語アカウントでも問題なく行える。

Twiangulate:ニッチ分野や地元で影響力のある「メディア」の連絡先を見つける

5. リンク切れ始点のリンク獲得

Ahrefsにはリンクビルディングに極めて有用な機能がある。指定したドメイン名のアクセスできないページにリンクしているすべてのページを見つけ、エクスポートできるのだ。

レポートを利用するには、ターゲットとするニッチ分野で有力なサイトを特定し、そのドメイン名を入力して、「Backlink Profile」→「Broken」とクリックしていく。

狙うウェブサイトの404ページにリンクしているページを示すレポート。

あとは次のようにすればいい:

  1. レポートをExcelのスプレッドシート形式でエクスポートする

  2. そのウェブサイトで特に被リンクの多いコンテンツを突き止める

  3. 削除されたページに取って代わるコンテンツを制作してリンクを向けてもらえるかを判断する

被リンクが多いのにアクセスできないウェブサイト上のページを教えてくれるツールとしては、ほかにCognitiveSEOがある(こちらの方が新しい)。

※Web担編注 ahrefsとCognitiveSEOはどちらも有料ツール(無料試用期間あり)。ahrefsは日本語でのサービスも提供している。

6. ソーシャルメデイアでの働きかけ

リンクビルディングの働きかけにソーシャルメディアを加える場合、リンクビルディングチームとソーシャルメディアチームのコラボレーションを実現する方法を考える必要がある。

ContentCalは、リンクビルディングチームをソーシャルメディアマーケティングに組み込める、しっかりしたコラボレーションツールだ。

リンクビルディングの働きかけを担当するチームに、ContentCalの「Pinboard」機能を使わせる。この機能を利用すると、次のようなワークフローを実現できる。

  1. リンクビルディングチームがソーシャルメディアのアップデート(新規投稿)を追加する

  2. ソーシャルメデイア担当のマネージャーがそれを承認する

  3. さらに公式Twitterアカウントへの投稿をスケジューリングする

※Web担編注 ContentCalには英語版のUIしか用意されていないようだ。

ContentCalを使うと、チーム全体をソーシャルメディアマーケティングに参加させ、ブランドチャネルに貢献してもらえる。チームのメンバーがアップデートを提案し、それをこちらで実際のスケジュールに組み入れるのだ。

ContentCalはモデレーターが常にいて、アップデートを投稿する前にすべて問題がないかどうかを確認するので、全体的な質を犠牲にすることなく、リンクビルディングチームをブランドのソーシャルメディアチャネルに貢献させられる。

7. メールによる働きかけ

メールによる働きかけに関しては、複数のツールを試した結果、われわれは独自のソリューションを内製することになった。

とはいえ1つくらいはツールを紹介しないとリンクビルディングのチュートリアルとは言えないだろう。そこで、ここではPitchboxをおすすめしたい。

Pitchboxは連絡先とメールのテンプレートを保存できるほか、フォローアップとレポートを管理できる。

おことわり:この記事では唯一のわたしが試していないツールだが、とても優秀な人たちが推薦していると聞いており、すばらしさは全面的に信頼している

※Web担編注 Pitchboxには英語版のUIしか用意されていないようだ(テンプレート類などで日本語を扱えるかは不明)。

8. キャンペーンのパフォーマンスをモニターする

テキスト以外のコンテンツを含む複数の形式でリンクビルディングキャンペーンを展開することもあるだろう。たとえば、

  • ホワイトペーパーのダウンロード
  • 埋め込み可能なインフォグラフィック
  • 動画

などの組み合わせだ。それらを管理する場合、リンクビルディングのリードによるエンゲージメントがどのコンテンツ形式に多いのかはしっかり見ていきたい。

Fintezaは、ページ上における特定の行動に関するモニタリングとレポーティングに力を入れた無料の分析ソフトウェアだ。

判明したリンクビルディングのリードに積極的にメールしつつ、リンクしてもらえるアセットに対してリードがどのように反応を見せているのか目を光らせよう。今後のキャンペーンに向けた教訓を得られるすばらしい経験だ。

Fintezaは、ページ上での行動を「イベント」として追加し手軽にモニターできる無料のWordPress用プラグインも提供している。

イベントをFintezaに追加
Fintezaプラグインを使ってリンクにイベントトラッキングを追加する

※Web担編注 Fintezaは日本語のUIも提供している。

9. リファラーに基づいてコンテンツアセットをパーソナライズする

リンク獲得キャンペーンではメールとソーシャルメディアの両方を使って働きかける。そのため、リードが目的としている情報がページのわかりやすい部分に表示されるように、どのチャネルからの訪問かに応じてコンテンツアセットをカスタマイズするのが賢いやり方だ。

Alterは、設定に基づいてコンテンツをパーソナライズする使いやすいツールだ。リファラーに基づいて少し変更を加えたページを提供するには、スクリプトをページに追加する必要がある。

※Web担編注 Alterには英語版のUIしか用意されていないようだ。

まず、Alter内にオーディエンスを作成する。条件指定は働きかけの戦術に合わせて好きなだけ組み合わせられる。

パーソナライズするオーディエンスを作成する

Alterに組み込まれたエディターを使い、その条件に該当したオーディエンスが訪問した際にページをどうパーソナライズするかを設定できる。

ページ内容のパーソナライズ版を設定

10. 被リンクをモニターする

最後に、Brand Mentionsを使ってリンクのモニタリングを設定する。

Brand Mentionsは、リンク付きでもリンクなしでも、あなたのサイトに対する言及がウェブ上に新たにあればすぐに知らせてくれるツールだ。これを利用すれば、キャンペーンの有効性をうまくモニターでき、言及してくれた相手と迅速にコンタクトを取れる。

Brand MentionsはGoogleアナリティクスのアカウントを認証できる。これにより、新しい参照トラフィックがあるとすぐにアラートが来るようになる。

覚えておこう。トラフィックをもたらしてくれるリンクが良いリンクなのだ。

トラフィックを送ってくる新しいリンクがあればアラートがすぐに届く

※Web担編注 Brand Mentionsには英語版のUIしか用意されていないようだ。

包括的なリンクビルディングキャンペーンを開始するためのポイント:まとめ

  • 効果的なリンクビルディングキャンペーンでは、

    • リンクしてもらえるコンテンツの制作
    • エゴベイト
    • リンク切れ始点でのリンク獲得
    • (ソーシャルメディアの)関係管理

    など、効果的で適正なリンク獲得戦術の大半を駆使する。

  • 上の戦術どれかがキャンペーンのスタート地点になるわけではない。すべてが連動し、相互に情報を共有して導き合うようにする必要がある。

  • リンクビルディングキャンペーンの成功の鍵はコラボレーションだ。それはチーム間のコラボレーションであり、ニッチのインフルエンサーや専門家とのコラボレーションでもある。

  • リンクしてもらえるコンテンツアセットは、よく利用されるクエリで上位5位に入ることを大きな目標の1つとする。

    この目標を達成したら、リンクが自然に集まり始めるので、自分からの働きかけは終わりにしてもいい。ブロガーやジャーナリストはみなグーグルを使って参照するソースを見つけているのだから。

  • 効果的なリンク獲得キャンペーンでは、複数のコンテンツ形式を使用する。結果を視覚化したり、埋め込み可能なコンテンツやダウンロードして保存できるアセットを作成したりすることで、交流のあるメディアが自分のサイトにリンクを張る理由を増やす。

アイデアも役割もツールもたくさんあるので、仕切るのは大変だろう。ほとんどの場合、キャンペーンマネージャーが(グーグルの)スプレッドシートを共有すればすべてをまとめられる(オンラインカレンダーへの統合も簡単だ)。もちろん、チェックすべきツールはほかにもたくさんある

最後になるが、わたしはさまざまな場面で使ってきたツールはもっとたくさんある。そのすべてを1つの記事で紹介することなどできない。今回は比較的新しいツール(まだあまり紹介されておらず、知名度の低いツール)を盛り込むように努めた。そういったツールは革新的なものをもたらしてくれるし、新しい戦術による新しいアプローチや実験を可能にしてくれると思うからだ。

リンクビルディングのために使っているツールがほかにある人は、コメント欄で紹介してほしい。わたしはいつも、新しいツールを探している。

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