4マスメディアは「ネット」「テレビ」「動画配信」「新聞」の時代になった【CCI調べ】

広告への評価は、視聴するデバイスで大きく左右されている。

CARTA COMMUNICATIONS(CCI)は、国内の動画配信サービスについて視聴動向および広告評価を調査した。2019年12月、2020年6月に続き2021年9月に調査を実施し、一般ユーザ6,000人から回答を得ている。

4マスメディアを超えて利用されるネットや動画配信

それによると、まず「各メディアの利用率」は、「インターネット」91.0%が最も高く、「テレビ」87.3%、「動画配信サービス」81.0%が続いた。いわゆる4マスメディア(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)はテレビ以外は低く、かろうじて「新聞」が51.1%の利用率だった。

各メディア利用率

動画配信サービスについて、「AVOD(広告型動画配信サービス)」の利用率を見ると、2020年6月の前回調査から4.5ポイント増。「SVOD(定額制動画配信サービス)」の利用率は4.6ポイント増で、ともに大きく伸長した。またインターネットに接続したテレビ(コネクテッドTV)での動画配信サービスの視聴割合も、2020年6月と比較して5.3ポイント増加していた。

各サービス利用者の割合(3か月以内利用率)
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動画配信サービス デバイス別視聴割合

広告への評価がデバイスで大きな差異

デバイス別の広告評価を見ると、「テレビで見る動画広告」(コネクテッドTVなどで見る広告)は「テレビCM」に次いでポジティブ評価が高い。視聴機器により広告の評価が大きく影響されていることがうかがえる。

デバイス別広告評価(ポジティブ・ネガティブ)
広告評価(ポジティブ・ネガティブ)の違い

「動画広告をスキップしない理由」について聞くと、「自分が興味関心のある広告が流れた」「ながら視聴でスキップできない」が上位だった。一方スキップする理由では「自分が興味関心のない広告が流れた」が多く挙げられた。

動画広告をスキップしない場合
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動画広告をスキップする場合

調査概要

  • 【調査対象】全国男女15~69歳
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2021年9月10日~12日
  • 【調査サンプル数】6,000s
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