日本の動画広告市場、2025年には1兆円突破の見込み【サイバーエージェント調べ】
2021年は4,205億円、2022年は5,497億円と、コロナ禍でも高成長を維持。
2022/3/29 8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
サイバーエージェント(オンラインビデオ総研)とデジタルインファクトは、国内の動画広告の市場規模について、最新動向と将来予測を発表した。本調査では、動画広告を「音声や映像を組み合わせて提供されている広告商品」と定義しており、以下の商品区分で分析している。
- インストリーム広告:動画コンテンツの間に挿入されて表示される広告。
- インフィード広告:サイトやアプリのコンテンツの途中に設置された広告枠を、ユーザーが視聴したタイミングで表示される広告。
- インバナー広告:メディアのバナー広告、ピクチャー広告枠を基軸に表示される広告。
- その他:モバイルアプリ・サイトのページ最上部などで拡大表示されるエキスパンド型広告、コンテンツ内にアーカイブ化されユーザーが視聴選択をして表示されるもの、検索結果に表示された動画コンテンツの一部として表示されるもの、など。
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インストリーム動画広告を中心に需要が大きく増加
2021年はコロナ禍を機にデジタル化・DXが進み、インターネット広告市場は高い水準の成長を遂げている。2021年の日本の広告費においてインターネット広告費は、4マス広告費全体を初めて超えた(電通調べ)。
動画広告市場については、インストリーム動画広告を中心に需要が大きく増加。多くの広告主やブランドが、大手動画配信サービスに動画広告を出稿した。その結果、2021年の動画広告市場は、4,205億円(前年比42.3%増)と算出された。以降も成長を維持し、2022年に5,497億円、2025年に1兆465億円に達する見込みだ。
調査概要
- 【調査対象】動画広告市場
- 【調査方法】動画広告市場関係者へのヒアリング、調査主体ならびに調査機関が保有するデータ、公開情報の収集(調査主体:サイバーエージェント、調査機関:デジタルインファクト)
- 【調査時期】2021年10月~2021年12月
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