博報堂DYグループのデジタルマーケティング事業会社の博報堂マーケティングシステムズは3月10日、AI時代のブランドマネジメントサービス「AI Brand Management(AIブランドマネジメント)」の提供を始めたと発表した。生活者がAIとの対話で商品情報を収集する行動が広がる中で、ブランドがAI上でどのように言及されるかを戦略的にコントロールする。グループ横断的なAI専門家集団「HCAI Professionals」の活動の一環として展開する。
まず「ブランド戦略設計」でAIにどう語られたいかの推奨事項「ブランドVOICE」を定義し、AIブランドガイドラインを策定する。次に「AI Experience最適化」でAIが参照する各タッチポイントを横断的に診断し、ブランドの可視性を左右する要因を特定して改善施策を実行する。「継続的なガバナンス」ではモニタリングツールで言及状況をトラッキングし、PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを回してガバナンス体制を確立する。
従来のAI検索最適化(AIO/LLMO)がSEO(検索エンジン最適化)の延長で「AIに引用される」が目的だったが、「AIにどう語られるべきか」のブランド戦略の視点で包括的に管理する。同社調査(2025年12月、全国10代~60代男女6000人)で生活者の46.1%が日常的にAIを活用しており、そのうち41.6%が「具体的な商品名の提示」を経験。約16人に1人が生成AIで新たなブランドと出会っていると推計され、さらに増加が見込まれることから、AIでの言及の「量と質」の管理が課題となっている。
