[続]ステップ・バイ・ステップで始める! 企業のInstagramマーケティング

インスタはもはや写真だけのアプリじゃない! 「Instagram動画」投稿の波に乗ろう

フィード動画とIGTV動画が統合されて「Instagram動画」に生まれ変わった。変化した点、具体的な投稿方法、よりよい動画コンテンツの作成ポイントを解説。

好評を博した前シリーズから引き続き本連載では、「企業のSNS担当者なら絶対押さえておきたい基礎知識」から「Instagramだからこそできる効果的な活用方法」「Instagramの最新トレンド」まで、これを読めば“明日にでもInstagramアカウント運用をスタートできる”よう、最前線のノウハウをわかりやすく解説します。

前回の記事では、2020年にInstagramショッピングから進化した「ショップ機能」&「Instagramショップ」について解説しました。今回は、2021年10月にフィード動画とIGTV動画が統合されて誕生した「Instagram動画」について解説します。

Instagramは、もはや写真共有アプリではない

新型コロナウイルス感染症の影響でおうち時間を過ごす人が増えたこともあり、とくにエンターテインメント性の高い動画がSNS上で人気を集めました。ユーザーらはYouTube、TikTok、そしてもちろんInstagramで、いろいろな動画を楽しむようになっています。

そんな背景を受けてか、2021年6月30日(米国時間)、Instagram責任者のAdam Mosseri氏がTwitter上で「Instagramは、もはや写真共有アプリではない」と話し、動画関連機能を強化していくと表明しました。とくに「全画面表示で、没入感とエンターテインメント性があるモバイルファーストの動画」を表示できるようにすると明言したのは、注目すべきでしょう。

参考:Adam Mosseri氏によるツイート

さて、このようにユーザーが動画をより楽しむようになり、SNS各社が動画関連機能を強化している状況下において、企業ももちろん、この「動画シフトの流れ」に乗るのがよさそうです。とくにInstagramにおいて、企業が動画コンテンツを活用するメリットを以下に3点挙げておきます。

(1)短時間に伝えられる情報量が多い

アメリカの調査会社Forrester ResearchのJames McQuivey博士によると「1分間の動画は、180万字に相当する情報量を伝えられる」とされています。ちなみに180万字は、一般的なWebページ3,600ページ分に相当するそうです。情報収集やインプットに時間的コストをかけたくないユーザーにとっても、動画コンテンツは喜ばれる可能性が高いといえます。

(2)内容をわかりやすく伝えられる

文字や静止画では伝えにくい、商品の細部、生地の質感、化粧品のテクスチャ等を伝えたり、商品企画担当者や職人の「商品への想い・こだわり」を、彼ら彼女らの表情や声とともに効果的に伝えたりできるのではないでしょうか。

(3)ユーザーの滞在時間が長くなる

Instagramのアルゴリズムに影響を与えるといわれる重要なシグナルの1つに「滞在時間」、つまり「投稿の閲覧時間の長さ」が挙げられます。投稿を長時間見てくれているユーザーには、皆さんの企業アカウントの投稿が表示されやすくなると考えられるのです。ユーザーが興味をもってじっくり視聴してくれるような動画をぜひ継続的に投稿していきましょう。

「フィード動画」と「IGTV」が「Instagram動画」に統合

上述したAdam Mosseri氏のツイートから約3か月後の2021年10月5日(米国時間)、Instagramは、フィード動画とIGTV動画を「Instagram動画」として統合し、新しく「動画タブ」でまとめて表示されるようにしたと発表しました。

参考:Instagram、フィード動画とIGTV動画を「Instagram動画」として統合し、新しいタブで表示 | Metaについて
https://about.fb.com/ja/news/2021/10/instagramvideoconsolidation/

これにともない、以下のように名称が変更されています。この機会にぜひ押さえておきましょう。

  • 「フィード動画」「IGTV」 → 「Instagram動画」に統合
  • 「IGTV」アプリ → 「Instagram TV」 
  • ※日本版はApp Store/Google Playともに未変更(2021年12月28日時点)
  • 「IGTV広告」 → 「Instagramインストリーム広告」
  • ※日本未導入。クリエイターが投稿する動画の冒頭に広告を表示することで、クリエイターがコンテンツを収益化できる仕組み

「Instagram動画」の視聴方法

以下、Instagram動画の視聴方法を解説します。ユーザーには動画がどう見えるのかを確認していきましょう。「Instagram動画」投稿は、以下2種類の方法で視聴できます。

(1)フィード投稿一覧から動画投稿をタップ

最長60秒のプレビューが表示されます。この画面では、キャプションに入っているURLは無効です(遷移しない)。動画をさらにタップ→ フルスクリーンで動画が再生されます。この画面では、キャプションに入っているURLは有効になります。

(2)「動画タブ」から視聴したい投稿を選んでタップ

フルスクリーンで動画が再生されます。この画面では、キャプションに入っているURLは有効になります。

「Instagram動画」の投稿方法

ここからは、「Instagram動画」の投稿手順をステップ・バイ・ステップで解説していきます。

1. ホーム画面の右上にある「+」ボタンをタップし、表示されるメニューから「投稿」をタップします。

2. スマートフォンに保存済みの動画を投稿する場合は、画面下部の「ギャラリー」をタップし、投稿したい動画を選択します。

選べる動画の長さは0.5秒~60分です。その際、「シェア方法を選択」という画面が表示された場合には、今回は「投稿」を選んで「次へ」をタップしてください。

3. 動画を選択して画面右上の「→」をタップすると、「フィルター」や「トリミング」メニューに進みます。

「フィルター」タブでは、画像投稿で利用しているフィルターから、アカウントの雰囲気・世界観に合うものを選んで適用することが可能です。「トリミング」タブでは、動画のトリミングを簡単に行うことができます。いずれも、作業が完了したら画面右上の「次へ」をタップしましょう。

4. 「キャプション」には投稿テキストを入力します。ハッシュタグは30個まで付けることができます。URLを入れると、フルスクリーン表示のときに有効になります。

「リマインダーを追加」では、「イベント名(ライブ配信など)」「開始日時」「終了日時」を入力して、この投稿の画面上に追加し、ユーザーに知らせることが可能です。

参考:Instagram、フィード投稿にイベントをタグ付けする新機能を導入 | Metaについて
https://about.fb.com/ja/news/2020/08/instagram_upcoming_events_on_feed_posts/

5. 「詳細設定」をタップすると、以下のページに遷移します。

「プレビューを編集」では、画像を長押し後にドラッグすることで、プレビュー画面用に動画を正方形にトリミングできます。編集が完了したら画面右上の「保存」をタップします。

6. 「プロフィールに表示するカバー画像を編集」では、プロフィール画面のフィード投稿一覧で表示されるカバー(サムネイル)画像をトリミングして編集できます。

編集が完了したら画面右上の「保存」をタップしましょう。

7. すべてが整ったら「シェア」ボタンをタップすることで投稿完了です。

上述2.のステップで、画面右下の「動画」をタップすると、カメラを開いて動画を撮影することも可能です。画面下部のグレーの「◎」を長押ししている間だけ動画が撮影できます。指を離した後再度長押しすれば、続けて撮影を再開できます。つまり、シーンを変えながら撮影し、まとめて1本の動画にすることも可能です。

撮影が完了したら、画面右上の「→」をタップしましょう。その後の流れは、上で説明したものとほぼ変わりません。フルスクリーン表示を存分に生かすためにも、動画は「縦型」で撮影するようにしましょう。

「Instagram動画」の効果測定

インサイトから、「Instagram動画」投稿の結果を確認できます。初期設定では、過去1年間に投稿した「Instagram動画」が、「リーチが多かった順」に表示されています。画面上部メニューから、表示させたい指標と期間を変更可能です。

どんなカバー(サムネイル)やプレビューにすれば、多くのユーザーに再生してもらえるのか。どんな内容の動画なら、保存してもらえるのか等、検証を繰り返すことで、フォロワーに喜んで見てもらえる動画投稿を増やしていきましょう。

コラム:動画コンテンツ作成のポイント

よくいただくご質問の1つが「どんな動画コンテンツが、ユーザーに最後まで見てもらえるのか・保存してもらえるのか・拡散してもらえるのか」。撮影テクニックや構図、光の重要性などの情報は、インターネットや書籍でも大量に見つかる時代ですので、いろいろ試したり検証したりして、皆さんの企業にとっての“正解”を見つけだしていただけたらと思います。本稿では、撮影テクニックとは違う観点から、4つのポイントをお伝えしておきます。

縦型がマスト

スマートフォンで、フルスクリーンで視聴するユーザーが過半数であること、Instagramの各種機能でも、動画は「縦型」で撮ることを推奨します。

冒頭の5秒が勝負

最初の5秒間で「この動画はどんなユーザーをターゲットにしているのか」を伝えるとともに、インパクトを与えて印象付けたり、続きが気になるような展開を含められたりすると理想的です。

ミュートで見ても伝わるように

公共の場などでは、動画をミュートで視聴しているユーザーが意外と多いものです。BGMやナレーションがなくても内容が楽しめる・理解できる動画コンテンツになるよう工夫するとよいでしょう。

カバー(サムネイル)とキャプチャ(テキスト)も手を抜かない

ユーザーが最初に目にする可能性が高いのが「カバー(サムネイル)」と「キャプチャ(テキスト)」です。ユーザーが動画を再生したくなるか否かも、このカバーとキャプチャにかかっていると言っても過言ではありません。決して適当に作ったりせず、ユーザーの興味をそそるような内容を目指しましょう。

コラム:「Instagram動画」にもショッピングタグを

前回の記事でもご紹介しましたが、動画投稿には最大5件まで商品タグを付けることができます。ユーザーは動画を視聴しながら、画面を数回タップするだけで、商品価格や説明などの詳細情報を見たり、外部ECサイトに遷移して購入したりできるのです。

ユーザーが楽しみながら見てくれて、商品に興味を持ったり買いたくなったりしてくれそうな動画をつくり、ショッピングタグを付けて投稿してみましょう。たとえば、開発ストーリーや商品に込めた思い、開発者インタビュー、社員イチオシの使い方やコーディネート、愛用者インタビュー等、動画だからこそ伝えられる内容を工夫したいものです。

◇◇◇

今回は、2021年10月にフィード動画とIGTV動画が統合された「Instagram動画」について解説しました。これまであまり動画投稿は行っていなかった企業様も、これを機会にぜひ始めてみませんか?

次回はいよいよ最終回、「リール」について解説します。

出典:Instagram、IGTVでもショッピングが楽しめるように 今年後半からリールでのテストも開始|Meta Newsroom
https://about.fb.com/ja/news/2020/10/shopping_on_igtv/
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