Instagramの基本は「画像を使ったフィード投稿」、最適な画像サイズや投稿の管理方法を紹介
本連載は、「企業のSNS担当者なら絶対押さえておきたい基礎知識」から「Instagramだからこそできる効果的な活用方法」「Instagramの最新トレンド」まで、これを読めば“明日にでもInstagramアカウント運用をスタートできる”よう、最前線のノウハウをわかりやすく解説します。
前回記事では、Instagramのアカウントを「プロアカウント(旧名:ビジネスプロフィール)」に切り替える方法や「適切なプロフィール画像の設定方法」を解説しました。ちなみに、私が作ったプロアカウントのプロフィール画面がこちらです。
さて、今回はInstagramの通常投稿(フィード投稿)について解説していきます。
Instagramの投稿といえば画像、では最適な画像のサイズは?
Instagramは画像・動画がメインのSNSです。ストーリーズの「タイプモード」を除き、テキストのみの投稿を行うことは、現在できません。企業がInstagramアカウントを継続運用するには、投稿文(テキスト)だけでなく画像・動画も無理なく準備できるスケジュール/体制/ワークフローを整えることが大切でしょう。
さて、Instagramのフィード投稿で使える画像は、当初は「正方形画像のみ」でしたが、現在は横長・縦長の画像も投稿可能です。とはいえ、解像度を落とすことなく美しい画像を投稿するためには、以下の画像サイズを推奨します。
- 正方形(1:1):1080px × 1080px
- 横長(1.91:1):1080px × 566px
- 縦長(4:5):1080px × 1350px
一言でいえば「画像の幅は320~1080px、かつアスペクト比は1.91:1~4:5」ということです。この条件を満たしていれば、画像の解像度は圧縮されず、そのままで投稿されます。
上記以外のアスペクト比の画像を投稿した場合
Instagramでサポートしている比率に合うよう自動トリミングされます。
幅320pxより小さいサイズの場合
幅320pxまで自動拡大されます。
幅1080pxより大きいサイズの場合
幅1080pxまで自動縮小されます。
画像を使ってフィード投稿してみよう!
投稿用画像を用意できたら、さっそくInstagramアプリで投稿してみましょう。
(1)プロフィール画面の中央下にある「+」ボタンをタップします。
(2)画面下部に、スマートフォンに保存されている画像が一覧表示されます。
この一覧はiOSでは「ライブラリ」、Androidでは「ギャラリー」と呼ばれています。ここから投稿する画像を選択します。 縦長または横長画像は、正方形に自動トリミングされて表示されます。ドラッグで位置の微調整も可能です。
(3)画像左下のカギ括弧のようなマークをタップすると、オリジナルの縦横比に切り替わります。
画像の用意が終わったら画面右上の「次へ」をタップします。
(4)画像にフィルターをかけたり、「明るさ」「コントラスト」「彩度」などを調整したりできます。
必要に応じて加工を加えましょう。もしフィルターを使うなら、毎回同じフィルターを使用するのがいいでしょう。今回はオリジナル画像のまま投稿しますので、「次へ」をタップします。
(5)「キャプションを入力…」をタップし、投稿テキストを入力します。
1投稿あたり2,200文字までキャプションは入力可能です。また後からテキストを変更することもできます。
なお、「#(ハッシュタグ)」は、1投稿あたり30個まで付けることができます。「#(ハッシュタグ)」は非常に重要な役割を果たしますので、別の回で詳しく説明します。
他にも、以下のような機能が用意されていますが、後から変更可能ですので、今回は設定しなくてもかまいません。
- タグ付けする:投稿に他のユーザーをタグ付けできます。
- 位置情報を追加:投稿に位置情報を追加できます。
- 次の場所にも投稿:他のSNSにも同時に投稿できます(他SNSアカウントとのリンク設定が必要)。
(6)最後に「シェア」をタップすれば、投稿完了です!
投稿した内容を変更してみよう!
Instagramでは、投稿内容を後から変更したり、削除したりアーカイブしたりすることが可能です。まずは投稿内容を変更してみましょう。画像の変更はできませんが、投稿テキスト(キャプション)の変更は可能です。
(1)まず自分の投稿を開きます。
画像の右上にあるメニューボタン(iOSでは「…」、Androidでは縦向きの「」)をタップします。メニューが表示されるので[編集]をタップします。
(2)キャプションを書き変えてください。
最後に内容を確認し「完了」ボタン(AndroidではV字型のチェックマーク表示)をタップします。
投稿をアーカイブしてみよう!
Instagramでは、投稿を削除するのではなく一時的に“非公開”にしておける「アーカイブ」機能が用意されています。期間限定キャンペーン投稿など、“記録として残しておきたいがプロフィール画面では非表示にしたい”といった場合に使うと便利です。アーカイブする前に付けられた「いいね」やコメントなどはそのまま保存されます。また、アーカイブした投稿を再び表示させることも可能です。
このプロフィール画面の例では、投稿が2本表示されていますが、これらの投稿をすべてアーカイブしてみましょう。
(1)アーカイブしたい投稿の上部にあるメニューボタン(「…」または「」)をタップします。
表示されるメニューから[アーカイブする]をタップします。
(2)投稿がアーカイブされました。
すると、プロフィール画面はこのように表示されます。投稿本数も「2」から「0」に変わっていますね。
アーカイブした投稿を確認・再表示したりしよう!
アーカイブして“非公開”状態になっている投稿も、自分自身はいつでも確認可能です。それでは、アーカイブした投稿を再表示してみましょう。
(1)プロフィール画面上部にあるメニューボタン(「…」または「」)をタップします。
メニューから[アーカイブ]を選択します。
(2)アーカイブした投稿が一覧表示されます。
(3)再表示したい投稿をタップし、投稿画像の上部にあるメニューボタン(「…」または縦向きの「」)をタップします。
表示されるメニューから[プロフィールに表示]をタップします。これで、アーカイブした投稿が再表示されます。
今回はInstagramの通常投稿(フィード投稿)について基本的な内容をご紹介しました。次回はストーリーズ投稿について解説していきます。
今回のおまけ情報:みんなが待ってた! 投稿予約(スケジューリング)機能登場!
Facebook社は、米国時間2019年9月16日にアムステルダムで開催されたIBC(国際放送会議)のセッションで、ビデオクリエーターとパブリッシャー向けの各種アップデートを発表しました。詳細は各社の報道などでご確認ください。企業のSNS運用担当者が見逃せない情報は、「Instagram/IGTVコンテンツを最長6か月前からスケジューリングできる機能」が実装される点でしょう。
順次、InstagramアカウントとリンクさせたFacebookページの「クリエイタースタジオ」画面から、InstagramフィードとIGTVの投稿予約が可能になっているようです。
投稿予定時刻が近づくとソワソワして他に何も手が付けられなかったInstagram投稿担当者にとっては、まさに朗報と呼べるニュース! 企業・団体によるInstagram利用も、これでますます活発化するのではないでしょうか。
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