コミュニケーション最適化プラットフォーム事業のMico(ミコ)は、コミュニケーションアプリ「LINE」とSMSをマルチチャネルで活用する効果の検証を実施した、と11月28日発表した。検証の第1弾として、不動産注文住宅事業のアイダ設計で過去の顧客データからSMSとLINEを組み合わせた配信をしたところ、LINE登録者の10人に1人がコンバージョン(最終成果)につながった。
アイダ設計での効果検証から、既存の顧客データを活用してLINEでコミュニケーションすると、ニーズを掘り起こせる可能性のあることが示唆された、という。過去に問い合わせして興味を示しながら展示場への来場や資料請求にとどまっている顧客に向け、到達率が高いSMSで住宅情報を送信し、情報が受け取りやすいLINEの公式アカウントの「友だち」追加を案内した。
LINEの友だちに登録した後に「間取りプラン」のアンケートを行って顧客のニーズを可視化。顧客に合った配信設計でパーソナライズしたコミュニケーションを構築した。その結果、LINE公式アカウント登録者の10人に1人が来場予約か資料請求をするなどの効果があった。Micoは自社のLINEマーケティングツール「Mico Engage AI」やSMS配信サービスをアピールしている。