LINEとトレジャーデータが業務提携、データクリーンルームソリューションを共同開発
LINEとデータマネジメント事業の米国トレジャーデータは、業務提携契約を5月18日に結んだ、と同日発表した。両社は、プライバシーの保護と企業のマーケティングニーズを両立させるデータクリーンルームソリューションを共同開発する。併せて、LINEのコミュニケーションアプリ「LINE」の活用促進に向けたデータ連携強化とソリューションの開発を進める。
データクリーンルームは、個人を特定しない形でウェブでの行動履歴や購買データをつなぎ合わせてデジタルマーケティングを可能にするデータ基盤。両社は、LINEがユーザーの同意を得て取得したデータと、トレジャーデータの顧客データ基盤「Treasure Data CDP」のデータを組み合わせてメッセージや広告配信などを行うデータクリーンルームを開発する。
これによってLINEは「LINE広告」「LINE公式アカウント」など法人向けサービスで得た顧客インサイトの抽出や、分析結果に基づく高い効果が見込める顧客の抽出と有効なメッセージ、広告配信を行う仕組みの提供を目指す。例えば、これまで難しかった実購買データやオフラインでのコンバージョン(最終成果)への広告の貢献の可視化が実現できるようになる。
LINEの活用促進に向けたデータ連携の強化では、LINE広告、LINE公式アカウントなどLINEのマーケティングソリューションのデータと、Treasure Data CDPのデータ連携を容易にするためのAPIを開発して提供。企業のLINE活用をより効果的で容易にする。さらに、LINEの各種サービスとTreasure Data CDPの連携とソリューション開発で顧客の利便性を高める。
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