電通デジタルとトレジャーデータが企業のプライバシーマネジメント関連サービスを開始

プライバシー保護重視のDXを推進、個人情報の同意取得や取得後の利用停止請求権に対応

電通グループでデジタルマーケティング事業の電通デジタルと、半導体設計の英国アームの日本法人でデータマネジメント事業のトレジャーデータは、企業のプライバシーマネジメントに関連するサービスを共同で始める、と8月26日発表した。プライバシー保護を重視したデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する。

多くの企業がプライバシーマネジメントに基づくマーケティング活動への移行に課題を持っていることから展開。サービスでは、ウェブサイトの閲覧履歴を記録する「Cookie」やアプリなどでのユーザーへの個人情報データの同意取得や、同意取得後のデータ利用停止請求権などに対応し、プライバシーデータを適正に保護する。

電通デジタルは、CMP(同意管理プラットフォーム)の導入を通じて個人情報データ収集の同意取得を行ってデータの利活用を進めてきた。今回、トレジャーデータのカスタマーデータプラットフォーム「Arm Treasure Data CDP」を活用し、データ活用の戦略設計から同意済みデータの施策との連携まで一括提供することにした。

プライバシーマネジメントのサービス概要

従来のプライバシーマネジメントはCMPによる同意取得にとどまっていたが、CMPとArm Treasure Data CDPを連携させることで同意取得後のユーザーからのデータ利用停止請求などへの対応も実施し、プライバシーデータの一元管理を可能にする。データを生かした広告配信、分析レポーティングなどの顧客体験価値も生み出す。

本サービスにおける両社の役割
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