ひとりSEO担当者の疑問に答えます

SEOに追われるのではなく、楽しく取り組むコツは?

SEO担当者の質問に、SEOのエキスパートである住 太陽さんが実践的で有効な解決法を答えます。今回のテーマは「SEOに追われるのではなく、楽しく取り組むコツは?」です。

住太陽[執筆], 渡辺 淳子[編集]

7:05

ひとりで頑張るSEO担当者さんの悩みに答える本連載。今回の質問は「SEOに追われるのではなく、楽しく取り組むコツは?」です。

この回答は「中間目標を流入から別のものに変えましょう」です。

「SEOに追われるのではなく、楽しく取り組むコツは?」
に対する回答は
「中間目標を流入から別のものに変えましょう」です

SEOを楽しむコツはありますか?

今回の質問は「SEOに追われるのではなく、楽しく取り組むコツは?」というものです。ペンネーム「まる」さんが寄せてくださいました。いつもありがとうございます。背景はわかりませんが、SEOが楽しめなくなってきたということでしょうか。すごく残念です。

確かに、企業サイトのSEOはだんだんと厳しさを増してきています。ここ数年から10年ほどで、AIによる概要や強調スニペットに阻まれてクリックされにくい状況が進んできているからです。この傾向は、物事の意味や概要を説明するようなコンテンツで特に顕著です。

中間目標を検索流入から別のものに変える

よくあるSEOの中間目標は、検索流入数を基準としたものが多いと思います。「前年同月比で10%アップ」のような形です。しかしこのような目標設定では現状、達成することが難しく、SEO担当者さんの評価とモチベーションの低下は避けられません。

もちろん、従来の検索流入を基準にした目標の達成にこだわることもできます。製品やサービスの体験記のような、個人の実体験や感想、考察などを綴る個人ブログやUGC(User Generated Content)はいまも安定して検索流入がありますから、制作するコンテンツをその方向に振ることもひとつのアイデアです。

指名検索数や言及数を指標にする

しかし僕としては、多くの企業では検索流入ではない中間目標を検討したほうがいいと思います。たとえば、サーチコンソールで計測できる指名検索数や、Googleアラートなどで追跡できる言及数を中間目標にする方法です。

  • 指名検索数 — 製品名やサービス名、会社名などのブランド名をキーワードに使用した指名検索の回数を基準にして、その目標数値を中間目標にする。
  • 言及数 — 製品名やサービス名、会社名などのブランド名が外部サイト上で言及された回数を基準にして、その目標数値を中間目標にする。

これらであれば、AIによる概要やAIモードのようなAI検索の回答や、ChatGPTやGeminiなどのAIチャットボットの回答の中で、推薦の文脈で自社のブランドが言及される可能性を高めます。また、各種の広告やSNSマーケティングなどの成果とも連動するため、企業業績に直結する指標として有用です。

まとめ

頑張っても結果がついてこず評価もされにくい状況では、SEOを楽しむことは難しいと思います。楽しむコツは、きちんと会社の業績に連動し、しかも、やれば結果がついてくる指標を使うことです。最終的な目標がリード獲得やオンライン売上なら、そこに直結する中間指標を使えば、有意義な仕事をしている感覚が得られ、楽しめる仕事になると思います。

P.S.
本コーナーでは、読者の質問にお答えしています。誰にも聞けずに困っていること、現場で感じるふとした疑問など、どしどし質問をお寄せください。

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