企業のセキュリティ対策、EDRの導入は19%にとどまる【USEN ICT Solutions調べ】

「SCS評価制度」の開始に向け、セキュリティ対策の見直しが必須か。

冨岡晶(Web担編集部)

6:30

USEN&U-NEXT GROUPのUSEN ICT Solutionsは、「企業におけるセキュリティ対策」に関する調査結果を発表した。全国の情報システム担当者1932人が回答している。

経済産業省では、セキュリティ対策の成熟度を可視化する「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」(SCS評価制度)の開始を目指しており、2026年度末までに開始する予定。この調査はそれを踏まえ、企業におけるセキュリティ対策の実態を探るものとなっている。

SCS評価制度開始に向け、セキュリティ体制の棚卸しや課題整理が必須に

まず「EDR」(Endpoint Detection and Response、事後対策)の導入状況を聞くと、「導入済」は19%。検討中・不明は合わせて13%で、未導入企業は68%に上った。導入済企業に具体的なサービス名を聞くと、“アンチウイルスソフトにEDRオプションを追加”ではなく、新興のEDRサービスに切り替えている傾向が見られた。

EDRの導入状況

次に「ゲートウェイセキュリティ機器のファームウェアは、最新にアップデートされていますか」と聞くと、「はい」は55.4%だが、残りの44.6%は「いいえ(最新にアップデートしていない)・わからない」と回答している。さらに「どのように対応していますか」と聞くと、専門業者に任せきりで状況を把握していない・できていない傾向もかいまみえる。

ゲートウェイセキュリティ機器のファームウェアについて

さらに「セキュリティ関連で気になる・対策が必要だと感じていること」(複数回答)を聞くと、「特定の脅威や攻撃・最新技術への対策」が最多で、攻撃手法に注意を払っていることがうかがえる。そして2位に「セキュリティ対策評価制度・ガイドライン対応・コンプライアンス」が続いており、SCS評価制度への現場の関心は高いと考えられる。

セキュリティ関連で気になる・対策が必要だと感じていること

調査概要

  • 【調査対象】全国の情報システム担当者
  • 【調査方法】インサイドセールス統括部による電話でのヒアリング・郵送ダイレクトメールによるアンケート回答
  • 【調査時期】2024年11月1日~2025年10月31日
  • 【有効回答数】1932人
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