新卒1年目の年収、約3社に1社が「引き上げ」と回答! 学生の希望額とのギャップは?【i-plug調べ】
新卒向け就活サービス「OfferBox(オファーボックス)」を運営するi-plug(アイプラグ)は、「新卒配属1年目の年収に関する調査」を実施した。2027年卒業予定の学生270名と、採用活動を行っている企業297社を対象に調査している。
新卒の希望年収は「300~399万円」、500万円以上を望む声も

まず、新卒1年目に希望する年収を聞くと、「300~399万円」と回答した学生が45.9%で最多となった。過去3年間の調査と比較すると、最も高い割合となっている。一方で、日本人の平均年収以上である「500万円以上」は合計で16.4%にのぼり、高収入を希望する学生も一定数存在することがわかった。

内定先から提示された給与が希望の年収以下である場合、内定を辞退するかという質問では、85.6%が「その他条件によっては辞退しない」と回答。過去調査との大きな差はなかったが、「辞退する」の割合は3年連続で微増していた。

「その他条件によっては辞退しない」と答えた人に対し、具体的にどの条件を重視するかを聞くと、「福利厚生が充実している(72.3%)」が圧倒的に多く、ついで「業務内容(58.4%)」、「同僚や先輩などの社員の人柄が自分と合う(51.5%)」と続いた。

また、希望金額との差はいくらまで許容できるかという質問では、「50万円以内」が52.2%で最も多く、「51万円〜100万円」が37.8%と続いた。このことから、学生の大半が希望年収との差を「100万円以内」と捉えていることがわかった。
賃上げが加速? 約3社に1社が「新卒の年収を引き上げ」

一方で、採用活動を行っている企業に対し、2027年卒の学生に提示している平均の年間給与額を聞くと、「300~399万円」が63.3%で最多となった。「500万円以上」と回答した企業は合計で3.0%にとどまった。

また、2027年卒の平均給与額について、前年(2026年卒)からの変化を聞いたところ、「変更はない」が63.3%、「増額した」が36.0%となり、約3社に1社が新卒の平均給与額を引き上げたことがわかった。
調査概要
- 【調査期間】2025年9月10日(水)〜9月13日(土)
- 【調査対象】OfferBoxに登録している2027年卒業予定の学生
- 【有効回答数】270件
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査期間】2025年9月9日(火)〜9月13日(土)
- 【調査対象】新卒採用を実施している企業
- 【有効回答数】297件
- 【調査方法】インターネット調査
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