ITエンジニア志望学生のインターンシップ、27卒の人気企業はゲーム系が強かった!?【paiza調べ】
paizaは、27卒ITエンジニア志望学生の「インターンシップ人気企業ランキング」を発表した。ITエンジニア職専門の就職情報サービス「paiza新卒」登録者で2026年度・2027年度卒業予定の学生275人が回答している。
人気はゲーム・エンタメ系とプラットフォーム系が二分
「paiza新卒」に登録している2027年度卒業予定のITエンジニア志望学生に、paizaが独自選定した参加希望企業を集計した結果、1位は「任天堂」、2位は「ソニー」だった。くしくも家庭用ゲーム機で著名な国内企業がトップ2となった。そのほかにも、6位「カプコン」、10位「バンダイナムコスタジオ」とゲーム・エンタメ系のテクノロジー企業が上位にランクインした。それ以外には、トップメーカー、著名プラットフォーム企業が多数ランクインしている。
11位~20位には、日本電信電話(NTT)、楽天グループ、チームラボ、日本電気(NEC)、メルカリ、DMM.com、NTTドコモ、リクルート、パナソニックホールディングス、日立システムズ、キーエンス、ドワンゴ、ソフトバンク、KDDIがランクインした。

次に「選択した企業のインターンシップに参加したい理由」を聞くと、「有名・人気な企業だから」が27卒(59.1%)でも26卒(60.8%)でも頭ひとつ抜けて1位。「技術力・スキル向上に役立ちそうだから」27卒(49.5%)26卒(48.1%)がそれに続く。そのほかでは「業界や職種の理解を含めたいから」「インターンシップの内容に興味があるから」といった理由も多い。

「インターンシップに対する希望形式」では、「短・中期型インターン」の人気が高いが、27卒調査では「ハッカソン形式インターン」が選択肢にあったことで回答が分散するなど、ハッカソン型の需要が一定確認された。
なお「26卒が夏のインターンシップに参加した会社数」を見ると、「1社のみ」は20.0%にとどまり、「2~3社」30.0%で、「4社以上」が50.0%と複数企業に参加している学生が主流だ。

さらに「インターン参加後に志望度が上がった」とした学生に、インターンシップのタイプごとにその理由を聞くと、就業・プロジェクト型では「社員の方との交流が持てたから」60.7%が最多、1day・オープンカンパニー型では「社員の方との交流が持てたから」「就活に関する知識や学びが得られたから」「開発チームの雰囲気が合うと感じたから」各39.3%が最多だった。人気下位でも一定数が開発経験・環境、技術面で魅力を感じているのが、ITエンジニア志望学生ならではの傾向と考えられる。


調査概要
- 【調査対象】ITエンジニア職専門の就職情報サービス「paiza新卒」登録者のうち2026年度・2027年度卒業予定の学生
- 【調査方法】インターネットによる調査
- 【調査時期】2025年2月10日~27日
- 【有効回答数】275人(2026年度卒業予定学生:142人、2027年度卒業予定学生:133人)
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