個人情報 とは 意味/解説/説明 【Personal Information】
個人情報とは「特定の個人を識別できる情報」を指す。
「個人情報の保護に関する法律」(個人情報保護法)が2005年に施行。2015年にはさらに改正が行われた。同法では「生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述などによって特定の個人を識別できるもの」「他の情報と容易に照合することができ、それによって特定の個人を識別することができることとなるもの」が「個人情報」だと定義されている。
氏名、生年月日、住所、電話番号、顔写真、メールアドレスなどは、それ単体では基本的に個人を特定できない。たとえば「ヤマダタロウ」という氏名だけでは個人を特定できない。
しかしこれらを容易に他情報と組み合わせて照合できるなら、「東新宿区1-2-3に住むヤマダタロウ」「1970年12月31日生まれのヤマダタロウ」などと、個人を特定できる場合がある。そういったケースでは個人情報と見なされる。
またこれら単体であっても、「珍しい氏名」「特定の場所・日時に撮られた顔写真」「企業名を含むメールアドレス」などは、個人を特定できる場合があり、単体でも個人情報に該当する可能性がある。
逆に「生年月日+年齢+性別のリスト」「テストの実施日+その結果のリスト」などは、複数要素であってもそれだけで個人を特定するのは難しいため、こうしたケースでは個人情報と見なされない。
なお「個人識別符号」が含まれる情報も個人情報に該当する。「個人識別符号」には、以下が該当する。
(1) 身体の一部の特徴を電子処理のために変換した符号(顔、指紋、虹彩、声紋、DNAなどのデータ)。
(2) サービス利用や書類において利用者ごとに割り振られる符号(免許証番号、マイナンバーなど)。
●「個人情報保護法」を分かりやすく解説。個人情報の取扱いルールとは?政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201703/1.html
●「個人情報」の基礎知識|個人情報保護について|一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
https://privacymark.jp/system/course/theme1/index.html
●個人情報保護委員会 - PPC |個人情報保護委員会
https://www.ppc.go.jp/index.html