ダークパターン削減へ「NDD認定制度」、自己審査チェックシートと認定マークを公開
ダークパターン対策協会、誠実なWebサイトを認定する取り組み始動、ホットライン新設
7/16 7:01 EC/ネットショップ | その他
一般社団法人ダークパターン対策協会は7月15日、Webサイトやアプリで利用者に不利益をもたらす「ダークパターン」対策として、新たに「NDD(Non-Deceptive Design:非ダークパターン)認定制度」における「自己審査チェックシート」と「NDD認定マーク」を公開した。誠実な事業者のWebサイトを認定して改ざんできない認定マークを付与する。消費者が悪質サイトを通報できる「ダークパターン・ホットライン」も新設した。

ダークパターンは知らぬ間に定期購入させたり、過剰な個人情報提供を求めたりして事業者に有利な選択へ誘導する手法。金銭的・心理的被害や健全な市場競争への悪影響が報告されている。NDD認定制度はダークパターンを使っていない「誠実なWebサイト」であると第三者機関が審査・認定する。10月からの正式な認定審査の受付が始まる前に、事業者は自己審査チェックシートで自社サイトの自己審査を事前に進めることができる。
認定は三段階で初年度は「BRONZE」から。更新ごとに「SILVER」「GOLD」と上がる。認定マークは「組織的対策」「クッキーバナー」「購入前最終確認画面」の3領域で導入し、Web上で信頼できるかどうかを一目で判断できる。ダークパターン・ホットラインは、消費者が悪質と感じた事例を専用フォームから協会に通報できる。明確な法令違反や悪質ケースは関係省庁と情報連携され、寄せられた声はガイドライン改訂に生かされる。


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