国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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不自然リンクで裏をかくSEO手法にグーグルは永遠に勝てないのか? など10+4記事(海外&国内SEO情報)

ウェブマスターツールに関する4つの誤解やアルゴリズム変更、オーソリティサイトへ発リンクなども

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今週のピックアップ

不自然リンクで裏をかくSEO手法にグーグルは永遠に勝てないのか?
★★★★☆ カウントダウンは始まっている、が…… (SEO 検索エンジン最適化)

ランキングを不正に操作する目的で張られた不自然リンクに、グーグルは対処できるようになるのだろうか。それとも、裏をかく手法は永遠になくならないのだろうか。

住太陽氏が、さまざまな状況から予測している。

以前から存在したコンテンツだが、つい最近更新されたので紹介する。最終的に次のように住氏はまとめている。

  • 理論上は不自然リンクをパターン認識することはすでに可能なはず。現時点でうまくいっていないのはハードウエアの性能が追いついていないため

  • ハードウエアの処理能力が上がり価格が下がるにつれて、理論と実装の間に立ち塞がっている壁は低くなっていく

  • Googleが極めて高い精度で不自然リンクを見抜けるようになるのは時間の問題。その他の様々なトリックについても同様

  • そもそも論で言えば、Googleが公式に「PageRank の操作を意図したリンク」に言及した時点(2002年?)でカウントダウンが始まっていたと考えるべき

  • ただ、こと不自然リンクの問題に関しては、思ったより解決に時間がかかっているなあ、と思うのも事実。Googleさんにはもっと頑張ってほしいものです

自作リンク・有料リンクを最終的にグーグルが見抜けるかどうかの問題に関して、「まだまだ時間がかかりそうだから行けるところまで行ってみよう」ではなく、Web担の読者には「もはや時間の問題だからいっさい近づかないほうがいい」と解釈してほしいものだ。

日本語で読めるSEO/SEM情報

ウェブマスターツールによくある4つの誤解に日本のグーグル社員が答えた
★★★★★ ありがたい日本オリジナルの記事 (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ)

日本版のグーグル ウェブマスター向け公式ブログが、「ウェブマスター ツールをもっと活用するためのヒント」と題して。ウェブマスターツールの利用に関してよくある4つの誤解に対して回答した。

以下の4つの疑問についての解説だ。

  • 検索クエリの数値はアクセス解析ツールでも見られる数値だから重要ではない?
  • ウェブマスター ツールに届くメッセージは必ず対応して再審査リクエストを送らないといけない?
  • ウェブマスター ツールはドメイン単位でしかサイトの追加ができない?
  • Google が提供するリンクの情報は正確ではない?

英語版公式ブログの記事の翻訳ではなく日本版公式ブログのオリジナル記事だ。ありがたい貴重な情報だと言える。

SEO目的でコンテンツを作ると失敗する
★★★★☆ ユーザーの役に立たないコンテンツはSEOにもマイナス (SEO Imagination!ブログ)

コンテンツ(ページ)が多いほうが、検索エンジンの評価が高まりSEOに有利である

あなたがそんな風に信じていたとしたら、それは必ずしも正しくない。

確かに一昔前はサイトのボリュームが大きければ大きいほど評価される傾向があったのは事実だ。しかし今は違う。「サイトのテーマに即していない」「内容が薄い」「他のページと内容が類似している」といった、ページ数を水増しすることにしか意味がないコンテンツは、反対に評価を下げる一因になりうる。

ここで紹介する記事では、あなたが作るべき有益なコンテンツのヒントが実体験を元に説明されている。どうせ作るなら、有益なコンテンツでなければならないことをしっかりと認識しておこう。

パンダアップデートに強くなる秘訣はアドセンス広告にふさわしいサイトを作ること!?
★★★★☆ 「質」に対する考え方は共通ということか (Inside Adsense)

グーグルアドセンスの公式ブログが、アドセンス広告のプログラムポリシーに即した「高品質なサイト」を作るためのヒントを、記事で説明した。

パンダアップデートの導入もあり、「質の高いサイト」の運営に今まで以上に意識を向けるようになっているはずだ。筆者はこの記事を読んで、アドセンス広告を設置するにふさわしい高品質なサイトにはパンダアップデートが求める高品質なサイトと共通点が多いように理解した。

今年4月に公開されたパート1と併せて読んでいただきたい。きっと、あなたのサイトの品質を高めるためのヒントになるだろう。

imgタグで表示させるべき画像とCSSで表示させるべき画像の違い
★★★☆☆ ないと困るか、なくても困らないか (アユダンテ株式会社 コラム)

HTMLにimgタグで書くべき画像とCSSで表示させるべき画像の使い分けについて、アユダンテさんが解説している。

SEOに直接は関係しない、コーディングの話であるが、このコーナーの読者に役立つだろうと思いピックアップした。

HTMLではなくCSSで表示させるべき画像はシンプルに言うと「画面に表示されなくても大して困らない画像」だそうだ。記事中で挙げられている具体例を見ると非常に的を射た一文であることが理解できる。

HTMLのコードをすっきりさせるためにも、参考にしてみてほしい。

海外SEO情報ブログ海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ

グーグル社員によるSEO情報とグーグル製キーワード調査ツールのリニューアルについての記事を今週はピックアップ。

用語集
AdWords / CSS / DNS / EMD / Google Webmaster Central / Googlebot / Googleアナリティクス / HTML / JavaScript / PageRank / SEM / SEO / アクセス解析 / コンバージョン / ドメイン名 / ユーザーエージェント / リスティング広告 / リンク / ロボット / 検索エンジン

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