オフィスに出社しても約3割が「雑談減った……」、コミュニケーションを活性化するには?【スナックミー調べ】
スナックミーは、「オフィス内コミュニケーション」に関する調査結果を発表した。週1以上出社している20~59歳の会社員男女497人が回答している(事前調査4,057人)。
「交流のきっかけが欲しい」人は53.6%で半数超え
まず「リモートワークが普及する以前と比較して、オフィスでの他部署社員との会話量に変化はあったか?」を聞くと、全体では「他部署との会話が大幅に減った」5.6%、「やや減った」21.9%で、計27.5%がコミュニケーションの減少を実感。さらに出社日数で見ると、週2~3日出社では計50.0%、週1回出社では計42.7%と、オフィス中心ワーカー(週4日以上出社)21.5%の2倍以上がコミュニケーション減少を示した。「出社しても会話が続かない」状況だと思われる。

「オフィス内で他部署社員ともっと気軽に交流できるきっかけが欲しいか?」を聞くと、「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した人は全体で53.6%。週2~3日出社では70.8%、週1出社では69.7%とほぼ7割に達する。

「出社して良かったと感じる価値」について項目ごとに見ると、「ちょっと話をしたいときに話しかけやすい(雰囲気)」65.3%が最多で、「同僚との何気ない雑談」62.3%がそれに続く。やはり“人間同士のコミュニケーション発生”が出社時には期待されており、「自宅より集中できる環境」54.5%、「高性能な機材や設備」52.9%などを上回っている。

そこで具体的に「コミュニケーションを促進する施策としてどのような施策が効果的だと思うか?」を聞くと、「魅力的な休憩スペースの設置」61.1%が、「部署や役職を超えた1on1ミーティング制度」45.1%、「社内イベントの定期開催」42.9%などを大きく上回った。コミュニケーション活性化施策として求められているのは、定期的なミーティングより“日常に溶け込んだ仕掛け”のようだ。

なお「理想の休憩スペースに必要な要素」としては、「高品質なコーヒー」65.4%、「選ぶのが楽しくなるおやつ」63.6%、「ナッツや焼き菓子を自由に取れる無料ディスペンサー」60.8%が上位にランクインしている。

調査概要
- 【調査対象】20~59歳の男女(事前調査で「会社員(正社員)」「週1以上出社」「50名以上の会社に所属」と回答した人が対象)
- 【調査方法】ネットリサーチ
- 【調査時期】2025年8月18日~8月19日
- 【有効回答数】497人
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