【計算できる？】180円で100g→80gになったお菓子、100gで200円→220円になったお菓子、値上げ率はいくら？

どこもかしこも値上げ値上げですよ！

さらに、久しぶりにお菓子を買ったらスッカスカになっていて、心もスカスカになりました。悲しいです。

はい。値段が据え置きの商品𝒳と、値上げした商品𝒴があったので、𝒳を買ったら…。

量…見ていなかった…。調べてみますね。商品𝒳は、ずいぶん前は100gだったのがいつの間にか80gに、商品𝒴は昔から100gのままです！

商品𝒳は180円です。商品𝒴は200円から220円に値上がりしました。

悩みます…。自分としては、お値段据え置きの𝒳につい手が伸びたんですが、あの喪失感を経験したら、次回からは𝒴を買うと思います。

だって、あの日、買った後12分も落ち込んでいたんです！

…なるほど！ 考えておきます！ 任せてください！ （って、とりあえずモリさんを召喚しとこう）

お待ちしてました。今日は、自分の消費行動について考えたいです。

商品𝒳は、値段は据え置きで180円ですが、量は100gから80gに。商品𝒴は200円から220円に値上がりしましたが、100gのままです。自分はどちらを買ったらよいでしょう。

うーん、自分自身がよくわからないのです。自分を知るというのは意外と難しいですね。

あ、前回の「あたり」まえだのクラッカー！ ですね。

商品𝒳は80gで、180円 → 2.25円/g　
商品𝒴は100gで、220円 → 2.2円/g です。

なるほど、ほんのわずかですが、この比較だと商品𝒴のほうがお得となりますね。

現在のグラムあたりで比較して高い安いを考えるのではなく、値上げ額を参考にどの商品を買うか選んでもいいですよね。あまりにも大きな値上げがあったあとは、なんで何日か前にそれを買っておかなかったのかと、後悔ばかりしてしまいますから。

うーん。冷静に考えると、値上げ額だけでは、判断できないですね。だって、商品𝒳は、量が減っているのですから。値段がそのままでも量は減っているので、これって実際には値上げですよね？ どうやって考えればいいのでしょう？ いわゆるひとつの値上げ率？ 出せるのでしょうか？

2022年の記事！ 超過去ですね。すっかり忘れてました。

比べられる量/もとになる量 ＝ 割合です！ これはバッチシ。

値上げした分の金額です。値上げ後ー値上げ前で求めました。

値上げ前の金額です。値上げ率は、値上げ前の金額に比べてどれだけ値上げしたかということなので。ですよね？

（久しぶりのゾウ！）では、商品𝒳と商品𝒴の値上げ率をそれぞれ求めます。と思ったのですが、さきほど確かめたように、商品𝒳はお値段据え置きなので、値上げ率が0です！ 量が減って、実質値上げなのに…。どう計算すればいいでしょう…。

量です。

ということは、金額をグラムで割って、1グラムあたりの値上げ率を考えるのですね。商品𝒴も同じようにしたほうがいいですか？

ふーん、そうなんですか…。では、商品𝒳について、単位を円/gに直します。値上げ前は100g180円だったので、180÷100 = 1.8円/g。 値上げ後は80gになったので、180÷80 = 2.25円/g。

(2.25 - 1.8)/1.8 = 0.25
25％です。

商品𝒴は、量は据え置きなので、(220 - 200)/200 = 0.1 
10%！ 商品𝒳より、はるかに低い値上げ率です。

なるほど－。ところで、ひとつだけ、なんで商品𝒴は、グラムあたりにしなくていいんですか？ さっきの説明じゃちょっと腑に落ちなくて…。

はい。そして、この差をもとになる量、値上げ前の金額…、そのままではなくて、1グラムあたりの金額 200/100 で割ればいいのですね？

あ、分母の100がなくなった！ なるほど。もとになる量（それぞれの分母にあたる）が同じ場合、それらが約分できるから、わざわざグラム単位の大きさにする必要がないのですね。スッキリ納得です。

商品𝒴のほうが値上げ率が低くてお得のようにも見える…。ですが、なんだかんだでお値段がちょっと安い商品𝒳を買ってしまいそうです。

でも、今回計算してみてわかりました！ 値上げ率25%と10%の違いを知ったうえで、それでも180円を選ぶなら、自分という人間はそういうものだということがわかりました。

データでは商品𝒴がお得なのに、消費者は必ずしも合理的に選ばない。この、わかっちゃいるけどついつい買ってしまう感、この感覚を意識することが重要ですね。

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