検索エンジンはもう古い? 10代の検索「ChatGPT」が「Yahoo! JAPAN」を上回る【サイバーエージェント調べ】
サイバーエージェントは、GEO研究を行う専門組織「GEO Lab.(GEOラボ) 」にて、「生成AIのユーザー利用実態に関する調査」を実施した。全国10代~60代の男女9,278名が回答している。
10代の検索行動、「ChatGPT」が「Yahoo! JAPAN」を上回る

まず、日常の検索行動において利用するサービスを聞くと、「生成AIサービス」と答えた人は21.3%にのぼった。1位の「検索エンジン」(91.9%) 、2位の「SNS」(77.3%)と比べると差はあるものの、生成AIの活用が広がりつつあることがわかった。
検索行動で利用する個別のサービスとしては、「Google」が77.2%で圧倒的なトップに。「YouTube」(61.5%)や「Yahoo! JAPAN」(53.0%)も上位となった一方で、「ChatGPT」は17.3%にのぼり、一定の存在感を示した。
検索行動を世代別に見ると、10代では「ChatGPT」の利用率が42.9%にのぼり、「Yahoo! JAPAN」の31.7%を10ポイント以上上回る結果に。また、20代では「YouTube」(72.8%)と「Google」(72.0%)がほぼ同等となっており、若年層における情報収集スタイルの変化がうかがえた。
若年層は「ChatGPT」中高年層は「Gemini」で世代差
続いて、検索エンジンの代替として生成AIを利用しているユーザー1,337名に対し、検索エンジンから生成AIへの切り替わり状況を聞いたところ、全体では30.1%が「半分以上切り替わっている」 と回答。年代別で見ると、特に10代(35.8%)と20代(35.4%)でその割合が高かった。

生成AIサービスの中で最も利用率が高かったのは「ChatGPT」で、全体の77.6%を占めた。特に10~20代での利用率は8割を超えており、若年層からの人気がうかがえた。一方で、50~60代では「Gemini」の利用率が4割を超えており、世代によって使用するサービスが異なることが明らかとなった。
調査概要
- 【調査期間】2025年5月23日〜5月24日
- 【調査対象】全国の10代〜60代の男女
- 【有効回答数】9,278人
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査主体】サイバーエージェント インターネット広告事業本部 GEOラボ
- 【調査機関】マクロミル
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