DNS とは 意味/解説/説明
DNS(Domain Name System/Domain Name Server)は、インターネットサイトにアクセスする際に、ドメイン名とIPアドレスを結び付けるための仕組み。
インターネットのサイトは、「www.○○○.co.jp」といったドメインを使った表記で表されるが、一般的にこれらのサイトのURLは、実際には「123.123.123.0」といった数字でシステム上は把握されている(IPv4の場合)。「DNS」は、いわば“インターネットの住所録”であり、サイトのURL(ドメイン)と数値(IPアドレス)の対応を、1対1で照らし合わせて、正常なアクセスを可能とする仕組みだ。
「www.○○○.co.jpを閲覧したい」と、ブラウザなどにURLを入力したときに、それを「123.123.123.0」に変換し、正しいサーバーに接続するよう案内するのがDNSの役目だ。“住所と郵便番号”の関係をインターネット上で扱っているのが「DNS」と言えるだろう。
この対応関係(名前解決)において、基幹となる部分を担う組織は限られており、日本の場合は、JPRS(日本レジストリサービス)、JPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)、SINET(国立情報学研究所)などが該当する。ISPなどだと、自社のユーザー向けにDNSを用意している場合も多い。