先週のWeb担まとめ記事
「リスティング広告と検索順位は関係なし」は2021年でも本当? 辻氏(SEO)、小西氏(広告)の見解
Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 5 本とニュース記事 5 本です。
→ https://webtan.impress.co.jp/q/2021/03/39398
→ https://webtan.impress.co.jp/q/2021/03/39407
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Web担で先週公開された記事の中から、特に人気のあったものを厳選! 読んでおかなければ話題に乗り遅れる?
- [JADEのSEOプロフェッショナル相談室]
広告でSEOが有利に!? プロの考えるオーガニック検索と広告の関係と連携戦略【2021年版】
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ウェブマーケティング界隈で知っておくべきニュースを厳選してお届け。
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https://webtan.impress.co.jp/n/2021/03/08/39342
「ネットショップ担当者フォーラム」
「DIGITAL X(デジタルクロス)」
「IT Leaders」
「Think IT」
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※来週以降のセミナー情報をピックアップして紹介します。
- マーケティング/マーケティングテクノロジー
【3/24】Web集客から受注までの施策を一挙公開!~オンライン営業時代の顧客獲得術~
日時:3/24(水)15:00~16:15 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社Faber Company/Sansan株式会社
→ https://satori.marketing/events/seminar-20210324/【3/26】売上4倍達成した案件獲得方法とは?
日時:3/26(金)15:00~16:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社Faber Company
→ https://mieruca.satori.site/partner_seminar
- 広告
【3/25】広告担当必見!クリエイティブのインハウス化ノウハウを大公開!RIZAP&ベルタとOisix西井氏が語る成功と反省
日時:3/25(木)16:30~17:45 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:アライドアーキテクツ
→ https://service.aainc.co.jp/product/seminar/20210325-creative-seminar
- Webサイト
【3/23】【初心者の方必見】WEB改善の流れがわかる!目標設定とPDCAの考え方講座
日時:3/23(火)13:00~14:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:センタード
→ https://www.centered.co.jp/seminar/pdca/【3/26】第3回 失敗しないWebサイトリニューアル『実践!Webリニューアル後に成果を出すための運用方法』
日時:3/26(金)16:00~17:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:ECマーケティング
→ https://www.ecmarketing.co.jp/seminar/1277.html
- SNS
【3/25】【第3回】SNSの学び舎 ~メディア社員なのか、個としてのジャーナリストなのか?メディア人としてのSNS活用のポイント~
日時:3/25(木)14:00~15:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:ホットリンク
→ https://www.hottolink.co.jp/event/20210325/
- UX
【3/25】新刊出版記念講演 著者樽本徹也さんが語る ユーザビリティテストの世界 ①入門編 | ポップインサイト
日時:3/25(木)20:00~21:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:ポップインサイト
→ https://popinsight.jp/seminar/detail.php?id=196
Web担当者向け新着求人情報↑要チェック | ↑人気記事 | ↑ニュース | ↑セミナー |
- [Webマーケター / 正社員] ゼビオグループのアウトドア情報運営企業
- [データサイエンティスト/アナリスト(大規模データ) / 正社員] 大手代理店系制作会社
編集後記
皆さんこんにちは。編集部の四谷です。今週も四谷が担当します。
先週のコラムに引き続き、参加者の「満足度の高いビジネス系セミナーってどんなもの?」ということについて、書いていきたいと思います。先週のコラムでは下記の1を解説しました。まだ読んでない方はこちらのリンクからどうぞ。
今日は、残りの2~5を解説していきます。
- 誰向けのどんなセッションなのか、わかりやすい(3/8のコラムで解説済)
- セッションの構成(ストーリー)が優れている
- 視聴者を飽きさせない工夫に富んでいる
- ゆっくり、はっきり話す
- スライドはシンプルに、大量な情報を詰め込まない
●2. セッションの構成(ストーリー)が優れている
セッションの構成とは、どんな順番で、セッションテーマについて話をしていくか、という順番のことです。一般的なセッションの構成はこのようなものではないでしょうか?
- セッションタイトル
- 自己紹介(会社紹介)
- セッション内容の解説(1~4番で解説)
- まとめ
この構成が決して悪い、というわけではありません。しかし、満足度の高いセミナーをする人は、冒頭の数分の「つかみ」が秀逸なんですね。時間的には短いと5分程度ですが、多いと20分くらい「つかみ」に時間を割いているんですね。
- セッションタイトル
- つかみ+自己紹介
- セッション内容の解説
- お土産
- まとめ
▽つかみ
「つかみ」でよく話される内容としては、次のようなことです。
- 「なぜ、私がその話をするのか?」
- 「なぜ、私からその話を聞く必要があるのか?」
- 「あなたにとって、なぜそれが今必要なのか?」
- 「あなたにとって、どんなメリットがあるのか?」
「なぜ、私がその話をするのか?」の部分では、ご自身の失敗談を包み隠さず話し共感を得たり、聴講者が思わず「え!」と驚いてしまうような内容を交えたりしながら、話を進めていきます。
「なぜ、私からその話を聞く必要があるのか?」の部分では、自分がそのテーマについてどのくらい知見があるのかを定量的にお話している方が多いですね。エビデンスがない場合は、もちろん定性的なものでもありですが、説得力を持たせるためには、数字を含めて解説したいところ。
「あなたにとって、なぜそれが今必要なのか?」と「あなたにとって、どんなメリットがあるのか?」は、セッションを聞いた後のサクセスストーリーや提案ストーリーが含まれていたりします。
このように、セッション冒頭の数分で、聴講者の心を「つかむ」という意味で、つかみを上手にしている講師が多いです。まさに「心をつかむ」ために、相手の感情が動く何かを意図的に入れるといった感じでしょうか。
人と人とのコミュニケーションにおいて、相手の話に聞く耳を持つ瞬間って人それぞれあると思いますが、「この人の話だったら安心して聞ける」という状態を作るために、あの手この手を使って壊している感じを講師と聴講者の見えない壁を壊していくんですね。
そして、見えない壁を壊したら、聴講者をグッと引き込むために、「こちらをご覧ください」とか言いつつ、スライドに視線を上手に誘導している方が非常に多いです。
▽お土産/まとめ
「セッション内容の解説」の解説は、そのテーマについて詳しく解説していただくとして、「お土産」「まとめ」の部分では、ビジネスセミナー特有の話かもしれませんが、聴講者のほとんどは、業務時間内にセミナーを聞いていることが多いです。
そのため、「セミナーを聞いてどうだったか?」というレポート提出を求められる方も多いのです。そのため「セミナーを聞いて、こんなことを得ました!」と周囲や上司に報告できるA4ペラ1枚のお土産があると、聴講者がわざわざレポートをまとめる必要が無いんです。
そういった意味で勝手に編集部では、「お土産」と呼んでいます。お土産の形はなんでもいいのですが、「チェクリスト」だったり、「対比グラフ」だったり、「穴埋め式の表」だったり、「リンク集」だったり、セミナーが終わった後に、ちょっと手を動かしてみようかな、と感じる何かがあると良いですね。
そして、最後のまとめは、冒頭のつかみをちゃんと回収してセッションを終了してもらいたいと思います。こういった話をすると、つかみとお土産に力を割きたくなるかもしれませんが、あくまでも「セッションの内容が優れている」こと前提で話をしています。
セッションの内容が優れているにも関わらず、セミナーの満足度があまり高くない、という人には、後1時間、30分で良いので、つかみの部分やお土産に時間を費やしてもらってブラッシュアップしてもらいたいなと思います。
●3. 視聴者を飽きさせない工夫に富んでいる
セッション時間、すべて受け身で話を聞き続ける、というのは聴講者にとっては結構つらいものです。もちろん話術が優れていて、流れるような話ができる講師の場合は別ですが、話すための特別な訓練も受けてない講師には、結構大変なものです。
小手先なテクニックですが、そんな時使うとよいのが、「アイスブレイク」です。セッションの途中で、「ちょっとここでアイスブレイク! 簡単なクイズを皆さんにやってもらいたいと思いますので、こちらをご覧ください」などと言いながら、クイズを出題し、意図的にスライドに視線を誘導させる方法です。
テーマ的にそういったことができない場合もあるので、所詮小手先のテクニックですが、携帯など他に視線を奪われていた時に、強制的にスライド(セッション)に視線を誘導させるには結構有効です。
また、ウェビナーならではのテクニックとして、セミナーを話しながら、リアルタイムにそのテーマに関する質問をテキストで受け付けて、テキストで回答する、というセミナー形式をする場合は高確率で満足度が高いセミナーになることが多いです。
質問への回答者で適任が見つからない、という場合は、当日のセミナー自体は録画しておいて、講師が質問回答者として、当時リアルタイムに聴講者の質問に回答するといったやり方もありです。
●4. ゆっくりはっきり話す
信じられないかもしれませんが、暗くて、声が聞きづらいセミナーは、どんなに良いセッション内容だったとしても、最後まで視聴してもらえないんです。いわゆるセミナーの離脱率が非常に高いのが、話す声なのです。
誰もがアナウンサーや役者のように、噛まずにペラペラ話せるわけではないですから、「そんなの無理だろう」と言いたくなりますが、あきらめることはありません。「暗い」と言われる方でも、「大きな声で、ゆっくり話す」。そして、できれば「メリハリをつけて話す」これを意識するだけでかなり聞きやすくなります。
●5. スライドはシンプルに、大量な情報を詰め込まない
スライドに大量の情報を詰め込み、色やフォントを多数使って、余白もなく、矢印もいっぱい……というスライドをたまに見かけますが、本当にやめた方がいいです。
- 使うフォントは、スライド通じて1つに決める(最近私が好きなフォントは游ゴシック)
- 上下左右に余白を入れる
- スライドで使う色数は多くても3色まで。テキストカラー、見出しカラー、マーカーカラーのこの3色で良い
- 矢印などを多用しすぎない
- 1スライドに含めて良い内容は一つだけ。複数の内容の場合は、スライドを分ける
●おまけ. セッションのタイトルと概要は超大事
ここまで、「満足度の高いビジネス系セミナーってどんなもの?」ということをテーマに5つの共通点を説明してきました。より多くの人に参加してもらうためには、セッションタイトルと概要が超大事です。
セッションタイトルで集客の良し悪しが決まると言っても過言ではないくらいです。このテーマでも結構話ができちゃうくらいですが、付ける時のポイントは、そもそも聴講者が聞きたいと思う内容かどうか、という相手の視点でつけられているか、ということは意識してほしいですね。
さぁ、前回は1500文字を超えたので、続きは次回に、と持ちこしにしたにも関わらず今回は、なんと3000文字超の大作になってしまった…。次からは1000文字くらいでサクッと読める小ネタをピックアップしていきたいと思います。
今週も花粉がすごいですが、頑張りましょう!!
Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください:
https://webtan.impress.co.jp/editors_note