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PythonとExcelをSEO施策に活用するには? 手作業で情報収集している人は必見
Web 担当者 Forum に掲載された情報を毎週一度、まとめてご紹介するこのコーナー、今回は解説記事 5 本とニュース記事 5 本です。
今週の担当は、四谷です。
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※来週以降のセミナー情報をピックアップして紹介します。
- マーケティング/マーケティングテクノロジー
【6/10】Webセミナー 「商材分析」と「戦略設計」が成功のカギ 注力商材を売るために、最初に取り組むべきこととは | セミナー
日時:6/10(木) 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:シンフォニーマーケティング株式会社
→ https://www.symphony-marketing.co.jp/seminar/2021/semi_20.html【6/9】DX Leaders - BtoB Sales & Marketing - リーダーはいかに従来組織を変革するのか
日時:6/9(水) 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:FORCAS
→ https://www.forcas.com/event/dxleaders001/【6/7】2021年 世界のリテールDXはこう変わる-CES&NRFの最新DX事例を4時間徹底紹介-
日時:6/7(月)16:00~18:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:ヤプリ
→ https://lp.yapp.li/seminar_NRF_210531-0607.html
- Webサイト
【6/8】BtoBのWEBサイトとメール配信のベストプラクティス 問合せを増やすためのWEBサイトとメール活用改善事例 | メルラボ
日時:6/8(火)14:00~15:10 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:WACUL
→ https://mailmarketinglab.jp/seminar20210608/
- データ分析
【6/10】デジタル時代を勝ち抜く 消費財メーカーのマーケティング分析
日時:6/10(木)11:00~11:30 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:株式会社サイカ
→ https://xica.net/magellan/seminar_hold/webinar210216/
- UX
【6/9】【好評につき再放送】なぜグロースに「UXチーム化」が必要なのか? データ・AIによる顧客体験の発想と共有
日時:6/9(水)16:00~17:00 場所:ウェビナー 参加費:無料 主催:beBit
→ https://www.bebit.co.jp/seminar/article/pms20210609/
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- [Webマーケター / 正社員] ゼビオグループのアウトドア情報運営企業
- [データサイエンティスト/アナリスト(大規模データ) / 正社員] 大手代理店系制作会社
編集後記
皆さんこんにちは。編集部の四谷です。今週・来週は四谷が担当します。
前回に引き続き、インタビューの進め方についてまとめていきます。
● インタビュー中
- 取材の目的やアイスブレイクを入れながらインタビュースタート
- 質問の最初は答えやすいものにする
- インタビュー時の心得は「弟子入りする気持ち」が大事
- 相槌、共感、復唱する
- 相手の話を傾聴して、深掘りしていく
- インタビュー時間内に取材して聞ききる
- 録画や記録媒体を回し忘れない
- インタビュー中のメモは、取っても取らなくてもどちらでもOK
- ライターが別にいる場合は、聞きたりないことがないか、確認しつつ進める
- 一番聞きだしたいのは、人の機微と裏側
- 取材の最後は、今後のスケジュールや最終確認
5. 取材の目的やアイスブレイクを入れながらインタビュースタート
お互いに自己紹介や取材のメンバーなどをお互いに紹介したと、取材の目的などを伝えて取材をスタートします。紙面にでる人が複数いる場合は、このタイミングで確認しておく方がいいですね。
良い話を聞けるか、聞けないかは、インタビュイに信頼してもらえるかがかなり大事なので、相手の不安を取り除くことに心がけます。取材時間によりけりですが、唐突に質問を始めるよりも、最初の5分程度は雑談などで相手をリラックスさせることがとても大事です。
雑談のネタ
- アイスブレイクで自分のことを話す
- 相手の趣味の話でちょっと盛り上がる
- 話したことがすべて記事になるわけでなく、事前に確認できるのでざっくばらんに話してくださいなどと伝える
6. 質問の最初は答えやすいものにする
最初の質問は、誰もが頭を使わずに答えやすいものにするのがベストです。ビジネス系の媒体なので、よくインタビュイの業務領域や仕事のミッションなどを聞くことが多いです。ただ、ここで注意が必要なのは、インタビューで最初に自己紹介してもらったからと言って、記事で自己紹介から始まってしまうと、おもしろくないので調整が必要です。
7. インタビュー時の心得は「弟子入りする気持ち」が大事
インタビュアは、インタビュイに弟子入りする気持ちで話を聞いていくことが基本です。相手にリスペクトの気持ちをもって、インタビュイに弟子入り(部下に)になった気持ちで、どんどん聞いていきます。「教えてもらう」が基本スタンスです。相手を否定したり、自分が話過ぎたりすることは論外なので、絶対やめましょう。
8. 相槌、共感、復唱する
インタビュー中は、「相槌」や「共感」を示す言葉を言いながら話を聞いていきます。私がよく使うフレーズは以下3つです。
- なるほど
- そうなんですね
- すごいですね
後は、相手の説明をちゃんと理解していることを伝えるために、「復唱」する場合もあります。短い文章でまとめつつ、「それは●●ということですね?」という感じで、復唱しつつ、話を進めていきます。
復唱には、まとめるという役割もありますが、相手の意図通り、自分が理解しているかを確認する場合もあります。
話を聞いて、自分の理解が正しいか不安な場合は、自分の解釈を相手に伝えて、「●●ということでしょうか?」と復唱も織り交ぜながら聞いていきます。自分があいまいな解釈のまま話を終わりにしてはいけません。恥ずかしがらずに、きちんと聞きます。自分が理解できなければ読者は理解できませんので、しっかり聞きます。
9. 相手の話を傾聴して、深掘りしていく
事前に質問項目はあくまで取材の段取りなので、話を聞く中でもっと深く聞きたいところは「なぜですか」聞いていきます。事前に用意した質問項目を聞くだけがインタビューの仕事ではありません。
深掘りして聞いていくのは、結構難しいのですが、たとえばこんな場合は、どんどん「なぜ」という質問をして聞いていきます。
例)
- A:やりたいことが見つかって転職をしたんです。
- Q:やりたいことって何ですか? そのやりたいことが見つかったきっかけは? やりたいことが見つかってからどんなふうに行動しましたか?
また、「一般的言われているコト」と違う場合は、そういうところも深掘りして聞くといいですね。
10. インタビュー時間内に取材して聞ききる
取材の時間は短い場合もありますが、私が取材する場合は、たいてい1時間半用意していただくことが多いです。話を聞きながら、時間を確認して時間内で取材できるように調整しましょう。
11. 録画や記録媒体を回し忘れない
執筆を進める中で、取材を振り返って確認したい場合がたいていの場合起こります。録音媒体を聞きながら、文字起こしして原稿をまとめていく場合もありますので、記録媒体は必須です。
インタビューをする中で、ここは聞き直した方が良い、という話がある場合は、その時間をメモしておいて後でその時間をしっかり聞き直す、ということを私はよくやっています。
12. インタビュー中のメモは、取っても取らなくてもどちらでもOK
私も取材の内容に応じてメモしたり、しなかったりします。どちらでも良いと思います。
タイピングしながら話を聞くというのは、同時に2つのコトを処理するので、正直インタビューが終わった後疲れすぎて、仕事にならないので、インタビューをメインでする場合は、質問に役立ちそうなポイントだけをメモすることが多いです。
ただ、記事にしたときにちゃんと学びがある内容(取れ高OK)か、話してもらったことを箇条書きまたは、時系列で頭の中で整理しておきます。書き出さないにしても、整理しながら聞いていくことは大事です。
13. ライターが別にいる場合は、聞きたりないことがないか、確認しつつ進める
質問者と執筆者が別にいる場合は、執筆者にも確認しながらインタビューを進めます。
14. 一番聞きだしたいのは、人の機微と裏側
質問の回答が、きれいな言葉ばかり、いわゆる優等生的な回答が並ぶときは、同じ質問を手を変え、品を変えいろいろな確度から話を聞いていきます。
15. 取材の最後は、今後のスケジュールや最終確認
取材の終盤は、まとめの言葉をもらうとともに、関係者が伝えきれてないことがないか確認します。また、記事執筆のスケジュールなどや素材の提供など事務的なことを確認して、感謝の気持ちを述べて取材を終了します。
● インタビュー後
- 原稿はすぐ書く
- 編集して、記事の形にし上げて、校正確認してもらう
16. 原稿はすぐ書く
自分が執筆する場合は、すぐに書く方がよいです。ライターに依頼する場合は、到着した素材などを共有して、記事全体のイメージをすり合わせて、期日までに納品を依頼します。
記事のイメージをすり合わせる場合は、次のようなことをざっくり決めておきます。
- フックは何でスタートする
- 見出しレベルで内容を整理していく
- タイトルの方向性
設計図レベルの詳細なものまでは作らないことが多いです。そこはライターさんとの関係性でどの程度の記事イメージを共有しておくべきか決まってきます。
また、インタビュー中聞き忘れた部分は、原稿内で捕捉依頼をする場合もあります。
17. 編集して、記事の形にし上げて、校正確認してもらう
記事の事前確認は、ある場合とない場合があり、媒体の方向性や記事の種類によって異なるので、確認の有無は事前に伝えておくと良いです。原稿が出来上がったら、編集をしていきます。編集の仕方をここで書くとそれだけで、また記事が書けてしまうのでここでは簡単に。
- 文字校
- 校閲(事実確認)
- わかりづらい表現がないか
- 表現的にアウトなものがないか
- タイトルやリードがおもしろいか
上記なようなポイントを確認したら、画像などを入れて、先方の広報などに校正確認を依頼し、校正確認が終了したら記事を公開していきます。
さて、インタビューの進め方をざっと書いてみました。前回も書きましたが、良いインタビューができるか、できないかは、事前の準備とインタビューに関するテーマの知識がどの程度あるかで決まります。
インタビューする場合は、最低でも8割くらいは相手の言っていることが理解できる状態でないと良い話は聞けません。昔、サッカーチームのデジタル化を取材したことがあるのですが、デジタルの話は分かっても、根幹にあるサッカーのことがわからないと取材にならないと思い、サッカーチームのことを調べまくったことがあります。
そこで得た知識をそれ以降、仕事で使う場面はないのですが、人に話を聞くのですからしっかり情報収集しておくことは、滞りなく取材をするための第一歩なので、ぜひ真摯に取り組んでもらえたらと思います。
Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください:
https://webtan.impress.co.jp/editors_note