Z世代女子のInstagram活用、4人に1人は4個以上のアカウントを使い分け【Z総研調べ】
N.D.Promotionは、「Instagram」に関する調査の結果を発表した。同社が運営するシンクタンク組織「Z総研」のコミュニティに所属するZ世代の女性メンバー494人に、ヒアリングを行った。「Z世代」は一般的に、1995~2003年生まれ(現在17歳~25歳)の年代を指す。
複数アカウントは当たり前、ストーリーズ投稿はGIFよりフィルターを活用
まず「Instagramのアカウントの数」を聞くと、「1個」だけだったのは全体の11.5%。残る88.5%は複数アカウントを使い分けていた。「3個以上」は58.7%、「4個以上」に限っても25.5%を占めており、4人に1人は4個以上のインスタアカウントを使い分けていることとなる。
種類としては、学校の友達などと繋がる「本垢(リア垢)」、趣味用の「オタ垢」、特に仲のいい子と繋がる「サブ垢」などがあるという。さらにはグループに合わせて、複数のオタ垢・サブ垢を使っていると考えられる。
24時間で消える動画投稿「ストーリーズ」も頻繁に活用されている。「ストーリーズの投稿頻度」を聞くと、「毎日」36.7%が多数派で、「2~3日に1回ぐらい」30.8%、「4~5日に1回ぐらい」11.9%がそれに続く。
一方で「ストーリーズをミュートしている人(対象)はいるか」と聞くと、「はい」41.9%、「いいえ」58.1%で、ミュートしている相手も一定数存在するようだ。「親しい友達機能などを用いてストーリーズを見せないように設定している人はいるか」という設問でも、「はい」と答えたZ世代は81.6%と圧倒的に多い。
自由回答では「ストーリーズを用いて日常会話をすることもあるので、周りの人に迷惑をかけないように、親しい友達機能などを使ってストーリーを見せる相手を選んでいる」との意見があがっている。情報を発信する相手・受信する相手をきっちりと切り分けているようだ。
ストーリーズ用のフィルターやGIFを自作するのは4人に1人
「ストーリーズの撮影・投稿時に、フィルターを使うか」「ストーリーズの投稿時に、GIFを使うか」を聞くと、フィルターをよく使用するZ世代は88.7%、GIFをよく使用するZ世代は41.3%だった。多彩に盛れるフィルターのほうがやはり人気だ。
ストーリーズ用のフィルターは、Facebookが提供するPCソフト「Spark AR」で自作することも可能だ。GIFもスマホアプリなどで作成できる。そこで「ストーリーズで使えるフィルターやGIFを作ったことがあるか」と聞くと、「フィルターを作ったことがある」9.1%、「GIFを作ったことがある」2.0%、「両方作ったことがある」13.8%で、計24.9%が自作を行っていた。
調査概要
- 【調査対象】全国の12~25歳の女性
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査期間】2021年2月12日~19日
- 【有効回答数】494人(12~15歳149名、16~18歳281名、19~22歳55名、23歳~25歳9名)
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